Spiral Fiction Note’s diary

ライター&「monokaki」編集部スタッフ。「水道橋博士のメルマ旬報」で「碇のむきだし」、「週刊ポスト」で「予告編妄想かわら版」、「PLANETS」で「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」を連載中です。

『寝ても覚めても』

シネクイントで朝十時の回を鑑賞。 かつての恋人(鳥居麦:東出昌大)にそっくりな人(丸子亮平:東出昌大)に出会った主人公の泉谷朝子(唐田えりか)は彼とやがて付き合いだすという話だが、麦と朝子の出会いも一気になにもかもが吹っ飛ばされるように出会…

『きみの鳥はうたえる』

三宅唱監督『きみの鳥はうたえる』初日舞台挨拶を新宿武蔵野館で。原作の小説を少し前に読んでいた。 佐藤泰志作品にあるものは屈折した気持ちや暴力が描かれるが、日常の些細な描写なども素晴らしいのは、最初は例えば部屋の中など三人称で描写しながら、そ…

『クワイエット・プレイス』試写

東宝東和試写室で『クワイエット・プレイス』鑑賞。泣き叫んでもいけない、 愛してるとも言えない、 エンド・オブ・ザ・ワールドで生きるある家族の話。 アメリカで大ヒットしたみたいで前に試写も前評判高いから早く行った方がいいと言われてたけど、超納得…

『検察側の罪人』

バルト9で朝一8時台で鑑賞。 前作主演の『無限の住人』で死にたくても死ねない男を演じた木村拓哉。 アイドルは自ら死ねない、と言わんばかりだった。そして、今作は事務所の後輩である嵐の二宮和也との共演における先輩検事としての木村拓哉は、自身の正…

『銀婚2』『2重螺旋の恋人』

17日初日、TOHOシネマズ渋谷で仕事終わりに『銀魂2』を鑑賞。「冗長」とはこのことだなという一言が後半ずっと頭の中で巡っていた。 ヒューマントラスト渋谷にてフランソワ・オゾン監督『2重螺旋の恋人』鑑賞。 元モデルの女性が精神科医を訪ねる。その精神…

『THE BIG HOUSE』『バンクシーを盗んだ男』『女と男の観覧車』

8月1日 イメージフォーラムで想田監督『THE BIG HOUSE』を。観察映画ってどうも寝てしまう。そして、物語というか展開が大きくは変わらないために寝て起きてもなんか繋がってしまう。というか寝た分編集がわりにショートカットしているような気がする。うし…

『スティルライフオブメモリーズ』『ディヴァイン・ディーバ』

安藤くん主演なら観るしかないでしょ的な矢崎監督『スティルライフオブメモリーズ』を久しぶりなケイズシネマで。早めに来てパンフと作中で使用された写真をまとめた写真集GET。 映画自体は女性器を撮るカメラマンとその被写体である女性の話だが、生が生ま…

『カメラを止めるな!』『オーシャンズ8』

『カメラを止めるな!』をユーロスペースにて鑑賞。昼間の回で満席、立ち見も20人近く。後半からは笑いが絶えなかった。急遽とあることに悩まされているカメラマン谷口役の山口さんが満席御礼のご挨拶。口コミでどんどん広がってヒットしているみたいですが…

『ダウンレンジ』『いつも月夜に米の飯』試写

アスミックエース試写室で北村龍平監督『ダウンレンジ』死者を鑑賞。かつて渋谷にシアターNがあり、あそこでかかっていた作品が好きな人は好きだと思う。血が流れまくり人がどんどん死んでいくパニックやスプラッターものが好きな人は大好物。だが、今はそん…

『君が君で君だ』

バルト9で『君が君で君だ』鑑賞。なりきっているという設定だからハーモニー・コリン『ミスター・ロンリー』みたいなインパーソネーターを描いてるかと思ってたけど、ひとりの女性に対しての想いについての話。 笑えるところも辛いところもあるけど、人を想…

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ 』

新生シネクイント(シネパレスがあったところ)で『バトル・オブ・ザ・セクシーズ 』をば。1972年辺りに実際に起きた事柄が現在の社会なのかと思うほどに異性愛、同性愛、結婚、男女差別を含んでいる。そこから進歩したはずなのに、なぜかあらゆることで差別…

『少女邂逅』

新宿武蔵野館で『少女邂逅』をば。MOOSIC LAB 2017で一度観てるので二度目、最初はアップリンク、今回は新宿武蔵野館。パンフには枝監督と野島伸司さん対談、枝監督と伊賀大介さん対談などツボをつかれまくりなんで久しぶりにパンフ買いました。保紫萌香さん…

『パンク侍、斬られて候』

新宿バルト9にて『パンク侍、斬られて候』鑑賞。 町田康さん(最初に出てくる父親役で町田さん出演)の原作が因果応報の話であり、映画もストーリーとしてはその流れを。ただ、その最初の罪に対して主人公が受ける報いまでが、宇宙が爆発しますよ、というセリ…

『ブリグズビー・ベア』

仕事終わりにヒューマントラスト渋谷にて『ブリグズビー・ベア』鑑賞。三回ぐらい泣きましたよ、はい。主人公は誘拐された人なんで、日本でもドラマで最近問題になってたので語り方が難しい部分もあるけれど。 外の世界(現実)にいきなり連れ戻された彼がライ…

『傘を持たない蟻たちは』文庫版

加藤シゲアキ著『傘を持たない蟻たちは』文庫版。窪さんが解説だった。窪さんの『よるのふくらみ』文庫版の解説はクリープハイプの尾崎世界観さんだった。『トリッパー』最新号の尾崎世界観さんの対談連載の初回が加藤シゲアキさんだった。あれ、ループして…

『夜の浜辺でひとり』

『夜の浜辺でひとり』鑑賞。私生活で付き合っている、不倫していたホン・サンス監督とキム・ミニ主演なんだが、物語事態も不倫がバレてフランスへ行っていた女優がまた韓国に戻ってくるというメタな構造を持ちつつ、キム・ミニが不倫について話したり、笑っ…

『ファントム・スレッド』

仕事終わりで『ファントム・スレッド』をヒューマントラスト渋谷にて。TCGカードで千円の日でした。女性のお客さんが多かった印象。 アルマ役のヴィッキー クリープスの顔はその都度違うように見える。知り合い何人かの顔が浮かぶ、似てるけど似ていない不思…

『それから』

ホン・サンス監督『それから』をヒューマントラスト渋谷で鑑賞。この作品のタイトルって夏目漱石の『それから』から取ってるってことか、観終わって数時間経ってから気づいたけど、そういうこと? 社長であるボンワン(クォン・ヘヒョ)と、妻、浮気相手、そ…

『羊と鋼の森』

『羊と鋼の森』をTOHOシネマズ渋谷にて。予告編見る限りは出来よさそうだったので観に来た。本屋大賞受賞作なので前評判もいい(未読)し、物語自体とてもいい流れの調律師になった青年の成長譚だった。ちょっと地味な感じは否めないが、調律師という職業に…

『50回目のファーストキス』

さっしーの映画も女子ーズも劇場で観ているのでもはや福田雄一監督のファンなのではないかと思い始めてきた。『海を駆ける』でも好演していた太賀が今作ではコメディリリーフで印象的、長澤まさみの美脚を撮りたかったと言われても不思議じゃないけど、福田…

『万引き家族』

TOHOシネマズ新宿にて先行上映の『万引き家族』を鑑賞。正式な公開日は8日だが、パルム・ドールということもありこの土日のみの先行。 タイトル通り「家族」についての物語、「家族」は最小単位の社会。そこから現在の社会が抱えているものを繊細に鮮明に照…

『デッドプール2』

TOHOシネマズ渋谷にて初日、仕事終わりに観にいった。かなりたくさんお客さん入ってた。まあ、映画の日で千円だし金曜日だしってのはあるんだろう。 あの人がサノスとかわかんないよ、町山さんのラジオでの話の文字起こし読んでから言ってよかった。あと自分…

『さよなら、僕のマンハッタン』

アップリンクで『さよなら、僕のマンハッタン』を観る。マンハッタンを東京のどこだろうな〜、場所次第だけど変えて撮ったらテアトル新宿のレイトショーでしてそうな映画だった! 主人公のトーマス・ウェブが大人になるまで、という言い方はありふれているけ…

『海を駆ける』

テアトル新宿にて、今日はTCGカードサービスデーだったので千円。ディーン・フジオカファンがやはり多いのか四、五十代の女性が多かった印象。僕は深田監督の前作『淵に立つ』がすごかったので観たかった感じ。 『弧狼の血』に出てた広島弁の薬局のお姉ちゃ…

『恋は雨上がりのように』

『恋は雨上がりのように』をTOHOシネマズ渋谷にて。『帝一の國』の永井聡監督。やはり手堅くテンポよくおもしろい。ファミレスのコック長は『恋人たち』の篠原さんだし、最初にクレームいれてるのインディーズ映画を支えてる木村さんだったはず。メインじゃ…

『犬ヶ島』

ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』を渋谷のHUMAXで鑑賞。主人公のアタリの養父(市長)がやってることは現在の内閣やこの数年のポストトゥルース時代の政治の表象のようだった。 数の論理で少数派や反対意見を排除する危険さと愚行さに対してかわいさや楽し…

『モリのいる場所』

ユーロスペースで12時の回を鑑賞。8割近くのお客さんがいたが、その8割ぐらいが自分の親ぐらいの世代だった、60オーバーばっかりだったのは映画の内容なのか、謎だ。主人公が老夫婦だしなあ、親近感があるのだろうか。映画自体は非常にゆったりしたもの…

『弧狼の血』

バルト9で朝8時半の初回を鑑賞。朝一でこの映画をたくさんの人が平日に来るわけもなく、広い劇場だったから一割か二割程度の客数だったような。 内容は警察×仁義なき戦い。主人公はヤクザみたいなマル暴の刑事と広大出のエリート刑事である種、師弟関係のバ…

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』

公開初日、ヒューマントラスト渋谷にて初回の『フロリダ・プロジェクト』を鑑賞。どうしようもない現実を描いて、ドキュンみたいな母親は娘をネグレクトはしないし愛してるけどそれ以外の部分は完全なる社会不適合者、彼女たちが住んでるモーテルは夢の国の…

『タクシー運転手』

『タクシー運転手』をシネマート新宿にて。『ペンタゴン・ペーパーズ』とこの作品ではマスメディアに関わる人は観た方がいい、巨大ななにかが真実を握りつぶすのに抗う人たちの話だから。関わらなくても充分たのしめるし、すげえなあって思うんじゃないかな…