Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『君の名前で僕を呼んで』

ル・シネマで昼過ぎの回を観た。満席になっていた。やはり前評判がいいことも影響している。 ラスト近くで主人公の父が言うセリフで観客の多くの人が泣いていた。作品は同性愛におけるふたりの少年と青年の物語だが、当然ラブストーリーで、父が言うことは誰…

『レディ・プレイヤー1』『百年の秘密』

『レディ・プレイヤー1』をTOHOシネマズ新宿のIMAX3Dで観てよかった。スピルバーグはやっぱりスピルバーグ、近未来でバーチャルな世界がメインでもスタンドバイミーやETやグーニーズ的なものあるから、小学生ぐらいの子どもいる人たちは一緒に映画館の大ス…

『いぬやしき』

「GANTZ」の奥浩哉による人気コミックで、テレビアニメ化もされた「いぬやしき」を、木梨憲武&佐藤健主演、「GANTZ」につづき奥作品の実写化を手がける佐藤信介のメガホンで映画化。会社や家族から疎外されている、定年を目前に控えた初老のサラリーマン・…

『アイラブトーキョー』

勇敢さだけでは物足りない 街を歩く足取りたち すり減るラバーソール 恋人たちの繋がれた手のぬくもりだけがリアリティ 書店の店頭に置かれた書籍は風と埃に立ち向かう 素晴らしいものはいつだって 足蹴りされて見落とされていく 不思議なことだけどそれはき…

『心と体と』『馬の骨』試写

西川美和監督と樋口毅宏さんのコメントが並んでいた。 朝一で新宿のシネカリテで『心と体と』を観賞。長編デビュー作「私の20世紀」でカンヌ国際映画祭カメラドール(最優秀新人監督賞)を受賞したハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディが18年ぶりに長編…

『ラッカは静かに虐殺されている』

UPLINKにて13時の回を鑑賞。朝に「防衛省が公表した自衛隊イラク派遣時の「バグダッド日誌」がブログっぽくエモい「書籍化しようよ」」というのがTwitterやFacebookで見かけたのもあって、シリアが舞台でイスラム国と戦っている市民ジャーナリストたちのド…

『クソ野郎と美しき世界』感想

「クソ野郎と美しき世界」観客動員15万人突破!稲垣、草なぎ、香取が感謝のコメント https://natalie.mu/eiga/news/278104 15万人突破すごい、おめでとうございます!ですね。さっきまでいつも行くカフェのカウンターで常連さんと話をしていて、この映画の…

娘たち

娘たちは集団で歩いていました 誰かが歌を口ずさむとみんなで歌い出します 旋律が娘たちの新しいI.D.です 進んでいくと一人の娘が集団から離れていきます 隣を歩いていた娘が心配しみんなに訴えました 他の娘たちはみんな外れていってものは もう放っておく…

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』

『ザ・スクエア』先行上映&リューベン・オストルンド監督と菊地成孔さんトーク、司会は森直人さん。昨日観た『ラブレス』もだけど、エグってきますね〜。笑えない状況になるからつい笑ってしまうけど、起きる出来事で選ぶ事により悪化する事態、傍観者である…

『ラブレス』

前作『裁かれるは善人のみ』が凄かったので(ダメージが)アンドレイ・ズビャギンツェフ監督最新作『ラブレス』をば。『週刊ポスト』のミニコラム連載「予告編妄想かわら版」でこの作品を取り上げた時に書いたのはこんなものでした↓。 『父、帰る』でヴェネツ…

『リッケンバッカー』

昼間の休憩時間に12階のビルから一階まで降りて そこから本屋まで歩く ヘッドフォンからはシャッフルした曲が聴こえて 昼食を食べようと僕と同じようにいろんなところから 湧き出た人たちの青山通り くるりの『ロックンロール』が流れ出して なぜか親友の…

『歩道橋』

死者が夕暮れの歩道橋の上で 眺めている景色というものの意味を ホイールがわずかに歪んだ自転車のチェーンのたるみ 手を繋いだ恋人たちは明日はゴミの日だと知っている 日曜日の死者は月曜日になっても死者のまま スマホを見ながら歩いている生者の行進です…

『クソ野郎と美しき世界』

『クソ野郎と美しき世界』初日完成披露舞台挨拶生中継付き上映をTOHOシネマズ渋谷にて鑑賞。二日前の0時過ぎてオンラインでチケットとろうとしたらすげえ速さで埋まっていくから期待値すごいんだな、やっぱり新しい地図は応援の熱がすごいと思ったんだけど…

『ペンタゴン・ペーパーズ』

スピルバーグがトランプ政権が誕生して製作を早めたという作品だけど、今の日本の現状が嫌でも浮かんでしまう。もう、ニクソンが安倍なんじゃねえかっていう。これを観て勇気付けられた報道関係の人が多いと思いたい。報道と国家権力と民主主義についての話…