Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

劇場 の検索結果:

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年11月24日〜2022年12月31日)

…開 二作品とも舞台と劇場公開が来年四月と五月だから先だなあと思いつつも、半年後だと思うとわりとすぐな気もする。ウーマンリブの舞台は大人計画の先行申し込んで取れたら観に行きたい。『EO』は前にロバが出てくる映画があると言われていて気になっていたので、公開日が決まったというニュースに反応できた。2023年の春はコロナの次のおおきな波が来て終焉している頃ぐらいだろうか、それとも冬場にインフルエンザが大流行した後だろうか、なにかが終わったあとのような気がしてしまう。朝晩のリモートの合…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年10月24日〜2022年11月23日)

…ーウォール』(のちに劇場版が公開)と『今ここにある危機とぼくの好感度について』の二作は『エルピス』に繋がっているのがよくわかる。あの二作品は今の日本だけではなく、世界中で起きていることを描いている作品だった。もちろんインタビューでも言われているように巨大なテレビ局の中でもさまざまな意見や利害関係や考え方、政権との関わりがあり、一筋縄ではいかない。その二作品は大学を舞台にしていたが、今回はそれがテレビ局になっているバージョンとも言えるようだ。ほんとうにたのしみでしかない作品。T…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年9月24日〜2022年10月23日)

…。アニメシリーズも旧劇場版の「エヴァ」はそういう意味では90年代後期における文学であり純文学だったんだと思う。新劇場版はエンタメとしてヒットさせないといけないわけだから、過去シリーズを見ていない初見の人でもある程度はわかることが必要だった。庵野秀明という鑑賞者における他者性は薄れたし、同時に作品(庵野秀明)自体がマリという他者に救われて終わる。新劇場版を観ておもしろかったという旧シリーズを観てない人へ対するもどかしさとかって、あの気持ち悪さ、他者性こそが「エヴァ」なんだよって…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年8月24日〜2022年9月23日)

…グユー』を神奈川芸術劇場にて鑑賞。友人の田畑ちゃんも誘っての観劇、彼とはコロナ前に同じくここでロロ「いつ高」シリーズを観ていた。今回の『コーリングユー』は快快の師匠というか学生時代の恩師である詩人である鈴木志郎康さんの詩と向き合って、作り上げた作品。詩(死)というものに身体性を与えると生(声)が浮き上がってくる。演劇とパフォーマンスのMIX的な境界線付近を漂うな、そんな場所にいるのが快快だと思っていた。それは今作にも引き継がれているが、かつて全開だったポップさとカラフルさは彼…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年7月24日〜2022年8月23日)

…所を渡り歩き、吉本の劇場でショー・ストッパーになりトリを務めるようになった話など、15才で東京に出てきて20才でNSCの東京第一期生になって芸人になってから現在までのことが書かれている。妻と娘と家族のこと、サンドウィッチマンの伊達さんなど昔から一緒にやってきた芸人仲間とのこと、ビートたけし、中田カウス、立川談志、長州力など粋な人たちの交流と彼らからもらった言葉、松本人志、太田光という先輩芸人たちのことなどがかなり赤裸々に綴られている自伝だった。最終的には実家の家族、自分の今の…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年6月24日〜2022年7月23日)

…UREKA』は一度も劇場で観たことはなかったのでこの間足を運んだのが初めてのスクリーンで観ることのできる機会となった。今作『サッド ヴァケイション』は2007年の公開初日にシネマライズで舞台挨拶付きを観ているので15年ぶり。 中国からの密航者を手引きする健次は、父親を亡くした少年アチュンを引き取ることに。職業を変え、アチュンや幼馴染の男の妹ユリと家族のような共同生活を送っていたある日、健次はかつて自分を捨てた母親・千代子に再会する。捨てられた恨みを果たすため、母と共に暮らし始…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年5月24日〜2022年6月23日)

…曜日に久しぶりの本多劇場で松尾スズキ作・演出『ドライブインカリフォルニア』を観に行くので、それでおそらくBOOKOFFで松尾さんの名前が飛び込んできたんだと思う。 そして何度でも言うが、それらの全てが庵野秀明に直接、継続されたわけではない。むしろ多くは隔世遺伝的である。円谷英二や手塚治虫や様々な戦後の子供文化の中に持ち込まれた機械芸術論や映画的手法(モンタージュ/構成)などとしてプロパガンダ、即ち戦時下のあらゆる視覚表現に工学的に「実装」された前史がまずある。そして戦後、それ…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年4月24日〜2022年5月23日)

…揺さぶられてしまい、劇場で2回観てしまったおかげでTOHOシネマズのシネマイレージポイントが6ポイントになり、次回の映画が一回無料になっていた。TOHOシネマズ日比谷が入っている東京ミッドタウン日比谷の一階に眼鏡屋のアイヴァンが入っている。去年の3月に新しいメガネをそこで買ってから何度か落としてしまい、フレームにヒビ入って割れてしまっていたので、その交換も兼ねて、『シン・ウルトラマン』をTOHOシネマズ日比谷で観ようと思っていた。シネマイレージポイントで鑑賞料金の1800円は…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年3月24日〜2022年4月23日)

…ックス『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GB 』6巻&『ギリシャ神話劇場 神々と人々の日々』4巻&『あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和』がなんと3巻同時発売になっていた。増田さんが漫画家になるまでのエッセイ漫画『あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和』は何箇所も声を出して笑ってしまった。帯に「爆笑」「感動」とあるけど、感動はまったくしなかったけど大爆笑はした。一日中雨で寒かった。仕事はリモートワークだけど、暖房入れても机に向かって椅子に座って作業…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年2月24日〜2022年3月23日)

…ューだった。また、旧劇場版「エヴァ」がトラウマ的に人に傷を残し、観た人に嫌悪感や吐き気すら感じさせたのは、あの時の庵野さんのどうにもまとめられないむきだしのものを観客が受け取ってしまったからであり、文学的なものでもあった。「シン・エヴァ」は成長し大人になった庵野さんがジグソーパズルを埋めていくような作業だった。だから、よかったね、とは観続けていた人になっているが、人に深く刻まれるかと言われたらそうでもないのだろう。 3月6日浅野いにお著『デッドデッドデーモンズデデデデデストラ…

Spiral Fiction Note’s 日記(2022年1月24日〜2022年2月23日)

…の映画監督作品もほぼ劇場で観ている。舞台は数回しかないが。『池袋ウエストゲートパーク』から何度もクドカン脚本ドラマの主演を務めたのは長瀬智也さんだったが、去年の『俺の家の話』をもって芸能と表舞台からマスクを脱ぐように降りていった。ドラマ自体もそんなことを感じさせるメタフィクション的なものもありつつ、「能」と「プロレス」を交ぜながら一家の伝統と意志を次世代に引き継ぐ話として描いていて素晴らしかった。それは『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』同様に20年という時間の積み重ねと…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年12月24日〜2022年01月23日)

…観るのは『SPEC』劇場版の最後の後編以来だと思う。あの時は終盤の世界の終わりのような戦いのシーンでほんとうに地震が起きたので、場内がちょっとざわついた。4DXではないのに4DXみたいなことになっていたし、物語とシンクロしすぎていて、それもいい思い出だ。コロナの状況もあるし、また感染拡大していくといろんなことができなくなるから、祭りとしての最速上映を楽しみたいというのがわりとあった。あと土日、月曜も祝日で映画館は混み合うだろうけど、どうも週末の映画館はあまり好きではないという…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年11月24日〜12月23日)

…川平慈英)を東京芸術劇場シアターイーストにて鑑賞。野田さんが出演せずに演出だけに専念してる野田地図観るの初めてだな。 2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件に触発された野田秀樹が、筒井康隆の小説「毟りあい」を題材に、イギリス・ロンドンで現地演劇人とワークショップを重ねながら書き下ろした英語戯曲。2006年にロンドンで初演され、2007年には日本語版が東京で上演された。 平凡なサラリーマン・井戸が我が家の前で遭遇したのは、警察とマスコミの喧騒だった。脱獄囚・小古…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年10月24日〜11月23日)

…ッチ』」×「あだち充劇場」の集大成としての『クロスゲーム』。あだち作品における「喪失」を今回は取り上げました。 新宿眼科画廊にて明日まで開催のパン生地くんこと高畑桑名さんの個展「1991年の若者たちがタックアウトしたTシャツを2021年の君たちは」に彼同様に園組に以前参加していて、今は映像関係などでキャスティングをやっている杉山麻衣さんをお誘いして行ってきた。その前に下北沢で集合して「marusan & wacca」というお店の「秋刀魚と梅肉のスパイシーカレー」を食べた。下北…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年9月24日〜10月23日)

…行」』最終日に新国立劇場の中劇場にて鑑賞。若い女性が多かったが、主演が成田凌さんだからなのだろうが、意外と老若男女と幅広い層がお客さんで来ていた。なんだろう、TBSラジオリスナー的な感じなのかしら。私小説とフィクションの狭間で漂うような、物語になっていた。虚実の揺れが包み込んでく幻惑的な感じがしたが、原作を書いているのが燃え殻さんなわけで、そこからすでにペンネームと本名の狭間が生まれてる。だから、登場人物たちが違う顔や役割をしていることに違和感はない、人格やキャラクターのマス…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年8月24日〜9月23日)

…桃李)を主人公にした劇場オリジナルの続編。前作からの因縁による新たな敵である上林(鈴木亮平)との攻防が繰り広げられることになるが、基本的には個と集団の話になっていて、上林が破壊をひたすら繰り返していくのはヒース・レジャー的なジョーカーを彷彿させた。ただ、彼がある種の復讐のように破壊していく理由が幼少期にあり、まるでトラウマみたいに描かれている。トラウマとは本来、当事者ですら思い出せない、ないことにしている傷であり、「むかし、なになにがあってわたしのトラウマなんだよね」的なカジ…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年7月24日〜8月23日)

…ーシー』を鑑賞。この劇場プログラムが非常に豪華なメンバーだった。蓮實重彦、長島有里枝、町山広美、小谷田奈月、王谷晶、柴田元幸というメンツ。小谷田さんと王谷さんがいるのが偉いというかすごくいいと思う。映画は人が生きるためには金がいるという現実を見せつけてくる内容で、不運な時には不運なことが重なり続けるが、やさしい人もいる。だが、あるものを捨てて旅立つことになるという普遍的な物語でもあった。『ウェンディ&ルーシー』予告編 8月4日ニコラで信濃地鶏スモークと白桃のスパゲティーニをば…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年6月24日〜7月23日)

…られ、スペシャル版や劇場版が作られるなど作品が派生して広まっていった。ゼロ年代初頭におけるインターネット的なものと「超能力」の関係性、それを描いてしまっていた作品において「超能力者」を演じることになった女優が花開いたのは偶然ではないかもしれない。「山村貞子」は伊豆大島から上京し女優を夢見たひとりの若い女性だったのだから。「リング」シリーズってゼロ年代におけるインターネット的なものを描いている部分は間違いなくあって、都市伝説とか陰謀論的なものも含みながらそれらが感染していくとい…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年5月24日〜6月23日)

…なかった。観終わって劇場出たら、隣のLOFT9でやっていたイベントに出ていた元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケさんが会場から出てきたから、植木等からチバユウスケってなんだかおもしれえな、と笑いそうになった。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは解散ライブの最後にデビュー曲『世界の終わり』を鳴らして終わったが、あの時のチバユウスケは笑ってしまうぐらいに色気がありカッコよかったし、それは今も健在だった。スクリーンで動き回って歌う植…

Spiral Fiction Note’s 日記(2021年4月24日〜5月23日)

…は八割方観ていた。 劇場で観てずっと余韻を残してくれた『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』も長い論考で書かれているのでたのしみ。黒沢清監督との対談と、ダースレイダーさんとの対談も追加収録されているのもけっこううれしい。版元のblueprintは「Real Sound」のメディア運営しているのもあって、菊地成孔さんといい、宮台さんといい、僕が気になる映画評を書いている人の書籍が出ていて、きちんとウェブでの連載が書籍という形になっているなと思う。今日見てつい笑…

『テレビドラマクロニクル 1990→2020』

…はあったし、それは小劇場系で続いた。そして、宮藤官九郎がドラマで描くのは「マンガ・アニメ的なリアリズム」とも言えるキャラクター的な身体を俳優に演じさせるものであり、大塚英志が名付けた「アトムの命題」的なものと「アイドル」としてどこか成長しないでほしいと思われているジャニーズ事務所のタレントとの相性もよかった。もともと松尾スズキは赤塚不二夫に憧れていてギャグ漫画家になりたかった人だった。そういう部分もあるのかもしれない。また、松尾スズキは庵野秀明とも年齢が近いが、父親が早くに亡…

『すばらしき世界』『聖なる犯罪者』『花束みたいな恋をした』『バッファロー66』『風花』『あの頃。』『あのこは貴族』『三月のライオン』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『ミナリ』『ノマドランド』『ホムンクルス』『騙し絵の牙』『街の上で』『戦場のメリークリスマス』

…ン・エヴァンゲリオン劇場版:||』をTOHOシネマズ渋谷にて鑑賞、そして終劇。アニメ放送時に中二だった我らリアルシンジ生代も今年40代に突入。未完ではなくケリをつけて終わったからいいんじゃないかなあ、と思った。「平成」って、メンタル弱かったけど、まあふりかえればよい時代だった気はする、そんな『シン・エヴァ』観た感想。やっぱりエヴァンゲリオンが好きとかではなくて、エヴァ語ってる人が、その現象がおもしろいな、と思ったんだろうな。あとかつてのリアルシンジ世代だと結婚してるしてない、…

『Swallow』『映画 えんとつ町のプペル』

…たら、また、しばらく劇場で映画観れなくなりそうだし、「週刊ポスト」連載もそれに伴い休載になれば、また原稿料出ないし、会社から給料もらってる半分フリーな人間は持続化給付金はもらえない。そうなるとちょいと詰みそうだが、確定申告である程度は返ってくるから春先まではなんとかなるはず。だから、映画館で映画を観る。『パラサイト 半地下の家族』から半地下の家族要素をパッと見だけ抜いて、伊坂幸太郎著『重力ピエロ』の要素がある作品のように感じた。キリスト教原理主義なんかも絡んではいるが、女性が…

『2010s』と『シンセミア』

…・フロム・ホーム』は劇場で観ている。しかし、ここでもスパイダーマンとブラックパンサーに挟まれている『マイティ・ソー バトルロイヤル』だけ観ていない。だから、すごく『MCU』シリーズにどハマりしたとは言えないが、確かに作品として観て好きになっていった。リアルタイムで体験できる映画の祭りだったのも大きい、『スター・ウォーズ』シリーズにまったく乗れない人だったのもあるかもしれない。 『アトランタ』の主演でもあるドナルド・グローヴァーと『スパイダーマン:スパイダーバース』の関係につい…

2019年の映画マイベスト10

…カー』に関しては三回劇場で観た。オリジナルにはなれない、いや、オリジナルなものなんてそもそもないんだけど、でも、本物にもなれない道化師が憧れたコメディアンはテレビ画面の中にいて、出自を巡る話は彼を王にはしてくれない。一縷の望みはあっただろう。しかし、それも悲しい現実しかなかった。準備はすべて整ってしまった。そして、復讐が、いや、ただの怒りというよりも混沌だけが彼を救う。暴力はそこにある。ただの暴力、暴力だけがある。貧しいものは富むものから奪うしかない、政治も国家も誰も救ってく…

2019年上半期鑑賞映画

…人は騙されたと思って劇場で観てほしい。 『ミレニアム』シリーズはジャーナリストのスティーグ・ラーソンとパートナーだったエヴァ・ガブリエルソンの共同執筆になっている。ラーソンが反人種差別と反極右を掲げていたのもこのシリーズの背景にあり、キャラクターたちに反映されていることがやはり大きいのだろう。 以下、第一弾『ドラゴン・タトゥーの女』作品テーマをwikiより転載 第1部の原題 "Män som hatar kvinnor" は直訳すると「女を憎む男達」であり、シリーズ全篇を通し…

『ボヘミアン・ラプソディ』『モダンライフ・イズ・ラビッシュ』

…できるだけ音量のいい劇場で観ようと思っていたので、ここで正解だった。 フレディ・マーキュリーがスターになって大衆を沸かすに沸かす最後のライブエイドまで。彼の人生とバンドメンバー、妻だった彼女、やがて自分のセクシャルに気づき最後を共にすることになるパートナーとの出会い。彼の人生が、鳴らした素晴らしい音楽を、いや、彼らが鳴らした音楽が時代を超えても届くことがわかる。最後の20分のライブエイドでのライブを完全再現したシーンは鳥肌と涙が止まらない。観るなら大画面で大音量で、家やPCや…

『生きてるだけで、愛。』

…子さんが演劇で世に出て、小説を書いていくことになるゼロ年代的なものでもあり、いまでもこのことに苦しんだりしている人が多いのも知っている。だが、どこか見慣れてしまった光景でもあるように思えてしまう。もっともっと早く映像化していた方が突き刺さり方は違ったのかもしれない、とは思う。 本谷有希子原作『生きているだけで、愛。』と山戸結希監督『おとぎ話みたい』の映画の主演が共に趣里が主演で、どちらも劇場で観たが、山戸監督の呪いですらある作品に出てた印象には勝てない。というのが観た印象だ。

『止められるか、俺たちを』

…に。若松監督の作品で劇場で観たことがあるのはここ、テアトル新宿で上映してた『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』ぐらいだと思う。 主演の門脇さんや井浦さん、小路監督『ケンとカズ』に出演していた毎熊さんや藤原さんとかみんな面構えがよかった。居心地のいい、自分が好きな場所や関係性はいつか終わるし変わるから、過ぎ去ったあとに残された者には眩しくていとおしい。 音楽が曽我部さんだった。帰ってからエンディング曲をiTunesで購入した。 だいぶ前に園子温監督が「東京ガガガ」時代のことを…

『クワイエット・プレイス』試写

…に、登場人物が音出したらもうアウトって設定は当然ながら、劇場で映画を観ているこちら側も同じわけで、もう絶対にここでヤバいこと起きますよねってところがより余計に怖い。というか怖すぎる。 『クワイエット・プレイス』が公開されたら、たぶん、『カメラを止めるな!』がちょっと引き合いに出されると思う。ある種同時多発的なものも感じられてくるんじゃないかな。アメリカで大ヒットしたのも、日本で『カメラを止めるな!』のムーブメントを知っていたらどこかわかるような気がするのかなって思ったりした。