Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

2008-01-01から1年間の記事一覧

渋谷川を泳ぐ魚の群れ

起きてから菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール「記憶喪失学」をBGMにして古川日出男著「13」の第二部「すべての網膜の終わり」を読み切る。530ページ読了、爽快であり恐ろしくあった。これがデビュー作って。 今年デビュー10周年のアニバーサリーを飾…

「愛のむきだし」@東京フィルメックス

起きてから渋谷まで徒歩で歩いていく、それから有楽町の朝日ホールへ。 園子温監督最新作「愛のむきだし」が第九回東京フィルメックスの特別招待作品として上映され僕のような一般の人間が初めて観る事のできる日だった。 朝日ホール前に着いたのは14時半前…

「3月のライオン」

「ハチミツとクローバー」の著者・羽海野チカ新刊「3月のライオン」の新刊が出ていた。 主人公・零の孤独を示すかのような風景、僕が以前に歩いたことのある景色が物語の中にあって身近に感じられる。 彼との関係するものたちの、温かな温度。彼はそれを受け…

「自転車吐息」

「愛のむきだし」公式サイト http://www.ai-muki.com/ いよいよ明日の東京フィルメックスで園子温監督作「愛のむきだし」が観れます。 東京フィルメックス/ゲスト情報 http://filmex.net/2008/guest.htm ↑を観ると映画が始まる前に園子温×宮台真司トークイ…

ライトノベル的な思考

季節の変化で急激に冷え込んでいる、秋から冬へ、変わり目は何故か眠い。夕方になるとうとうとするので30分とか一時間ぐらい寝ている。そういう短い睡眠の時には夢を見る。最近はどうも知り合いと言うか顔を見た事がある人とかだったりしてなんか不思議な夢…

「グライド」

Salyuベストアルバム「Merkmal」を購入。とりあえず、リリイシュシュという映画の中のアーティストとして世の中に出て、その後プロデューサーの小林武史からsalyuという名前を与えられ二枚のオリジナルアルバムを出した第一期の終わり、そしてネクストフェイ…

保安官と神父なブラマヨ

昨日は用事で下北沢まで行って帰りに下北沢から見える東京タワーの写真を撮りに行こうかと思ったのだけど寒いしおまけに雨だったので諦めた。帰りに茶沢通りを歩きながら写真を撮った。 「やりすぎコージー」は人気芸人の別れた相方を探すと言うネタで、ブラ…

「セントレイ」

品川のエプソン水族館に行ってきた。 イルカのショーをしていた。そこは岩井俊二「ウォーレスの人魚」のラボを想像させた。動物園と水族館に行くと動物に対しての興味もあるが僕らが見ていると言うよりも見られている感じがしてしまう。 入り口すぐのサメと…

「アンラッキーヤングメン」

「少年メリケンサック」公式サイト http://www.meriken-movie.jp/ 「少年メリケンサック」にエキストラに行った時のブログ↓ http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20080410 公開が来年の2月14日かあ、三ヶ月は切ってるけど撮影からすると11ヶ月後に公開…

「流星の絆〜ORION」

「流星の絆」第六話は中盤戦ということもあり、有明三兄弟妹少し分裂して各自思いで動き始めるという展開。 功一 (二宮和也)と泰輔 (錦戸亮)のケンカにより静奈 (戸田恵梨香)は血の繋がっていない事が当人にバレて、やっとここからどう三人個人が動いてまた…

ZAZEN BOYS@SHIBUYA-AX 11/20

寒い、肌寒いというか冷え込んでる。リキッドルームでこの前ZAZEN BOYSを二年ぶりぐらいに観て良い意味で頭おかしいというか狂ってる感じだと思った。音の感じが突き刺さり過ぎ。 ワンマンツアーの初日だったのか?4thアルバムツアーだったわけだがZAZEN BOY…

「繋がりsunset」つながり

江國香織「雨はコーラがのめない」を読んでいる。ABC六本木店でしていた「古川日出男さんの本棚」にあって、江國さんは最近「左岸」を読んだ。 「雨はコーラがのめない」は雨と言う名の江國さんの愛犬と江國さんの日々で文体も軽やかだ。この人の文章は重苦…

「キャッチャー・イン・ザ・オクタゴン」

先日の東京タワーまで歩く古川日出男著「LOVE」と来年出る予定の続編「MUSIC」の舞台+僕の小説の取材みたいなものをしたためにすねの下と言うか足首の少し上の部分が痛い、疲労骨折と言うか痛い、打ち身的な痛さ。 やはり歩き過ぎか。でも普通にいきなり歩…

「Love Fall」

目黒川=東京都世田谷区三宿の東仲橋付近で北沢川と烏山川が合流して目黒川となり南東へ流れ、品川区の天王洲アイル駅付近で東京湾に注ぐ。 「LOVE」=古川日出男三島賞受賞作、目黒川が流れ東京湾に注ぐ流域の目黒区、品川区、港区が舞台。続編に当たる作品…

庵野秀明「式日」

STORY:儀式を執り行う日を古い言葉で、式日(しきじつ)という。 この物語は、人なら誰しもが持っている自分だけの「式日」、つまり誕生日を迎えられない少女を巡って展開する。 パパもママも病んでいる。みんな病んでいる。そして私は一番病んでいる。 明日…

「大場電気鍍金工業所/やもり」

ちくま文庫から出版されているつげ義春コレクション第二回配本の「大場電気鍍金工業所/やもり」を昨日読んだ。 青春までのつげ義春自伝的作品群なのだが、私小説という言葉があるようにこの漫画は私漫画である感じがすごくして、その当時のことを知らない僕…

「ラブシャッフル」

うーむ、チケ取ってなかったけどvines来日しないのかなあ、今年のフジロックで観た人はラッキーだったねってことになってしまった。クレイブの状態はそんなに悪いのか、これからもこういうことは多々ありそうだけど、クレイブにしろ、元リバティーンズのピー…

「君という名の翼」

「愛のむきだし」公式サイト http://www.ai-muki.com/ なんかリニューアルされて映像が流れてる。どう考えてもこの映画やばいでしょ。ここ数年の邦画の中で一番狂ってるでしょ、そして天才でも異才でもなく鬼才の男・園子温氏始動だからきっと崩壊させられる…

「雨あがりの夜空」

崩れ模様の天気でおまけに寒かったけど、歩いて渋谷まで行って待ち合せをモヤイ像の前でしてた。約束してた相手が間に合わなくて待っていたら警察官が三人歩いていてなんか僕の所へ来た。 「あの申し訳ないんですが鞄の中見せてもらえますか?」 「なんで?…

野島伸司脚本「金10」

ロッキングオンのサイトを見ていると次号のH100号は「流星の絆」の特集らしいが、毎回というかジャニーズが表紙の時には黒線が入って顔を隠している。これはなんかサブい事になってませんか? ジャニーズ的にはこれが一般から見るとサブいことを理解した上…

「わたしたちに許された特別な時間の終わり」

映画『頓挫、6ヵ月後、3.24、25、4.1、対決?』宣伝週間ということで↓ http://d.hatena.ne.jp/h_tadaishi/20081110にて、友人・只石博紀のブログです。 11月17日より原宿KINEATTIC(ホームページ→http://www.kineattic.com/)にてレイトショー。 チ…

「ICHI」

「ICHI」公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/ichi/ 渋谷の宮益坂の交差点の所にある東映の映画館にて綾瀬はるか主演「ICHI」を友人の平尾さんと観に行く。 観ようと思ったのは「ピンポン」の監督の曽利文彦さんだったから。綾瀬はるかも好きだけど、あ…

凛として師走

バイト先で大鶴義丹に「トイレないっ?」って聞かれたので、笑顔で「ないっす」と言った。実家に帰って五連休したので八連チャンすることになり、ようやく五連チャン終了、帰ってきてから初日におぎやはぎの矢作さんと鈴木えみ、三日目に次長課長の河本さん…

邪宗門世田谷ときどき路字スティック

路字の3号を折ると言う連絡をもらって代田にある邪宗門(http://homepage3.nifty.com/jashumon-setagaya/)に朝から行ってきた。今住んでいる所に越す前は邪宗門から徒歩一分以内の所に住んでいたが住んでいた時にはあまりに一人で入るには気が引けて前を通…

ダライ・ラマと古谷実とエクス・ポ

ダライ・ラマ法王の講演を聞きに両国国技館に行ってきた。中々生で見れる機会もないし、今の法王が死ぬと次のダライ・ラマがどうなるかという問題とかもあって。外人さんが多かったなあという感じ。 始まるまで時間があったので行く途中に買っていた古谷実の…

MERKMAL〜小室哲哉の失敗

salyuのベストアルバム「MERKMAL」が11月26日に出る。通常版と初回限定版がAとBでAがライブDVD(2008.9.17 Motion Blue YOKOHAMA)付きでBが(featuring楽曲盤CD)付き、うーむ、迷う。来年の武道館チケは友達が取ってくれた。 初めて観たのはCOUNTDOWN JAPAN04/…

路字3号

フリーペーパー「路字」3号出ました。まだ手元にないんですが。僕は「下北沢七時十二分」というショートストーリーを書きましてそれも載ってます。 http://www.big.or.jp/~solar/roji_contents.html 配布店は以下↓のサイトのグーグルマップで確認してくださ…

東京帰還、献血、ときどき子猫。

新幹線は連休最終日だったので福山駅で指定席がなく、自由席もやばいかっと思ったらぎりぎり座れた。大阪・京都・名古屋でかなりの人が乗るから席なしの立ちっぱの人がちらほら通路にいた。 車内で浅野いにお「世界の終わりと夜明け前」を取り出してもう一度…

「右岸」

江國香織「左岸」を読み終わる。対となる辻仁成「右岸」を読まないと「右岸」の主人公・九に起きたことは不明瞭なままだ。 幼い頃から一緒にいた二人の人生だが、交差しながらそれぞれの道を進んでいく。最後部分での交差はボーイミーツガールで長い年月を描…

鹿は吠えないっ!

友達三人でうどんを食べてから車を運転していたS氏がノリで厳島神社に行くと言い出し高速で宮島に。 途中ポリに止められて合わせ技で完全にアウトだったけど宮島まで行くとS氏がパトカーで言うと左側斜線走り過ぎだけで勘弁してもらう。 船で宮島ついて三連…