Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

Spiral Fiction Note’s 日記(2024年2月16日〜2024年2月29日)

2月上旬の日記(2024年2月1日から2月15日分)


2月16日
上旬分の日記をアップして1時過ぎに寝る。この二週間ほど精神的に安定していなかったというか、思いがけないことが起きると中々いつも通りにはできないし、荒れた海原がやがて凪になるのをただただ待つしかないと思い知らされた。
時間は過ぎる。そのことを待つ。だけども、状況や気持ちは日々変化していくから待つだけでも難しい時もある。
三週間前に友達は急に倒れて、翌朝に亡くなった。まだ一ヶ月も経っていない。実際に僕が亡くなったことを知らされてからは二週間少し、付き合いの長さといろいろと話したりしてお互いのことを知っていたことだけでも僕には彼女のような友達はほとんどいない。
僕は人生の半分以上を東京で生活しているからほとんど東京の人なんだと思う。ここで出会った人たちとの関係性しかないともいえる。生活する場所とそこでの関わり合いで人は生きている。地元にちょくちょく帰ってそこの友達ともよく連絡を取ったりする人なら、多少離れていても関わりは薄くはならないのだろうけど、僕はそういうタイプではない。地元の友達や同級生というのはもう知り合いと友達の間ぐらいのものになっている。
結局のところ、僕の東京生活の一部が失われたというのがいちばんしっくりくる。そういう関係性は作ろうと思って作れるものでもないし、20年以上長く続くぐらいには僕らは友達として居心地がよかったし馬も合った。それはどこかを探したら見つかるものでもないから、どうしようもない悲しみを連れてきて僕は途方にくれる。


起きてから少しだけ宮内悠介著『国歌を作った男』を読む。宮内作品はわりと好きで読んでいるけど、今作はゲームに関わる短編集ぽかったので気になってちょっと前に買っていたもの。

リモートワークを始める前にスマホで確定申告をやる。二、三年前からスマホでやるようになった。それまでは青学近くの会場に行って設置されているパソコンで記入してプリントアウトしたものを提出していたのでちょっとイベント感があったのに、なんかそこに行ってもスマホでやってくださいみたいになってしまった。
会場ではお年寄りにも説明していたけど、どう考えても無理だろ、としか思えない光景だった。チケットの電子化同様にある世代以上には難しいし、スマホありきっていう発想ってそれができない人を排除していく暴力にしか見えない。というか暴力でしかない。
首相官邸のご意見メールみたいなやつに意見を送ろうって新TwitterことXで誰かがポストしていたので、マイナンバーに銀行口座紐付け反対って話だったけど、裏金という名の脱税している政治家は当然ながら追加徴税して政治家は辞めさせた上で、政治家の資金の流れはウェブなどで国民が見れるように透明化する。当たり前だが政治家は公僕なので彼らの給与などは税金なので国民がそれを知っている必要があるし監視もしないといけない。そうしていないからやりたい放題になっている。そういうことをしてからマイナンバーと銀行口座の紐付けとかの議論をするべきだと送った。
多くの人が意見は送ったからといってプレッシャーになるかわからないけど見てるぞって伝えるべきだし、そもそもちゃんと選挙に行くしかないんだけど、何十年に渡って諦めを完全に彼らに植え付けられているから行かないために投票率は下がっていき、組織票を持っている自民党公明党とか統一教会のがんばりで彼らが勝ってしまい、彼らの思う壺になっている。
と伝えたところで投票に行かない奴は行かないし、それで税金上がりまくって生活苦しいとかいうのはマジで愚の骨頂なのだけど。それは左でも右でもない、当たり前のものが奪われていく、奪われてから取り戻すのは難しい。ちゃんと第二次世界大戦での敗戦の理由とかその際のメディアのプロパガンダとか学校で教えろよと思うが、まあ、そんなちゃんとしたことを権力側が教えるつもりはないだろうけど。


講談社繋がりになってしまうが、昼休憩の時に「メフィスト賞」特集の『本の雑誌』を買った。ペラペラとめくってみたけど、思いの外特集ページあまりないような気がするんだが。
今月末〆切の「メフィスト賞」はどう考えても間に合わない。毎度お決まりのパターンになりつつある、2月末〆切のメフィスト賞出せそうにないので3月末〆切のハヤカワSFコンテストに出せればモード。内容的にSFぽさはあるから応募はできると思うけど、長さも内容もだいぶ変える感じだなあ。もう、いろいろと進展できていない。

【本予告】『オッペンハイマー』3月29日(金)、全国ロードショー 


クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』試写のお知らせが来た。IMAX特別披露試写会という形で二回だけやるみたい、最初の日はもう仕事で絶対に行けない日だったのでどうにもならないので諦めた。もう一日の最終日は行ける。
ただ、場所が全然馴染みがないというか行ったことのない所だった。予約だけソッコーでしたからたぶん観れるはず。

 

去年の「20000」をザ・スズナリで観てほんとうもおもしろかったので待ちに待っていた本多劇場でのダウ90000の単独ライブ。
亡くなった友達と去年やった「20000」をザ・スズナリに観に行って、次はタイトルは「30000」で本多劇場で開催というアナウンスが出ていた。チケット取れたら行こうと話していた。取れるかはわからないけど先行抽選を申し込んだ。

 

2月17日
日付が変わって寝落ちしたが、すぐに目が覚めて25時過ぎから10分遅れぐらいで『JUNK バナナマンバナナムーンGOLD』をradikoのタイムフリーで聴く。先週の『赤えんぴつ in 武道館』について放送中はずっとバナナマンのお二人がリスナーからのメールも紹介しながら話していた。
音量を絞ってPC画面の光量も絞って横になって聴いていた。その間は眠くならなくて、最後まで放送を聴いた。この番組はいつも朝の作業中に聴いているから、ほぼリアルタイムで聴いたのは初めてかもしれない。


武道館ライブの本編最後でゲストのトータス松本さんが『笑えれば』を歌ったのを聴いて、ほんとうにいい曲なんだって泣きそうになった。


8時過ぎに起きてから頭を起こすために散歩へ。『三四郎オールナイトニッポン0』をradikoで聴きつつ代官山蔦屋書店まで。イーユン・リー著『千年の祈り』を買ったのは前から気になっていたのと、タイトルになんか惹かれたから。
バナナマンの赤えんぴつ武道館ライブや福岡では博多華丸・大吉による福岡PayPayドームでの華大どんたくや『有吉の壁』のリアルライブイベントが有明アリーナであったし、明日はオードリーの東京ドームがある。
芸人さん関連のライブイベントが以前よりも一つデカい場所や箱でやっている感じは、なんか単純にすごいなっていうのと何かの終わりなのか始まりみたいなものなのかって思ったりもする。
三四郎の二人は『有吉の壁』ライブに出演していたのでそのことをフリートークで話をしていた。お笑い好きでいろんな芸人さんが好きな人はこういう大きなイベントが立て続けだから飛び回って楽しんでいるんだろうな。

TwitterことXで「くも膜下出血」に関するエッセイ漫画がバズって広がっていて、そのことに関するポストがトレンドに入っていた。とりあえずそのエッセイ漫画を読んでみた。
亡くなった友人の死因はくも膜下出血だったが、脳卒中の原因のところでは高血圧や糖尿病と同じように、「食事」「運動不足」「喫煙」「過剰な飲酒」という生活習慣が関係していて、遺伝的な要因もあると書かれていた。ほかのものでは40歳以上の女性に多いというのも見た。確かに友達はいろいろとそれらで重なる部分があった。
生存率は初回の出血で50%が死亡すると調べると出てくる。半分の確率というのは思いのほか高い、何らかの症状が出ていて病院に行っていればかなりの確率で助かっていたはずだけど、こればっかりは後から何を言ってもどうにもならない。
この漫画エッセイが広くリポストされているのだから、何らかの症状が出たりしたらすぐに病院に行って診察してもらって、放っておいてのちに急に倒れてしまって亡くなるというケースが少なくなることを僕は願うことしかできない。

今日中に提出するライティング作業のことについてこの数日考えているけど、なかなかよいものが出てこない。昼過ぎに数十分だけ昼寝をした。このところ横になるとすぐに寝たくなっていて、睡眠を貪っている。冬季うつな気がする。
起きてから作業を開始。浮かんでいることがちょっと弱いから、唸りながら書いては消していく。

明日の『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』の翌日の月曜深夜のオールナイトニッポンCreepy NutsがAdoの代わりに出演するらしい。
めちゃくちゃうれしいけど、この時期やタイミングでピンチヒッターということならやはり四月からのAdoの後に復帰とかはないのかなって思ったり、そもそもすでに世界的にブレイクしているからそれはないのだろうけど。
オードリーの東京ドームの翌日に彼らのラジオに影響を受けたCreepy Nutsの二人が電撃的に一夜限り復活してラジオをする、というのはすごくいい。

 

2月18日
昨日散歩の帰りに代官山蔦屋書店近くのサミットでイカ墨パスタを買って帰った。前から何度見ていて気になっていたけど、今まで一度もイカスミパスタというものを食べたことがなく、イカ自体もたくさん入っていたので食べてみたかった。
晩御飯で食べたのだが、その後、深夜帯に入るころにトイレに行って大をしたら気持ちいつもよりも便の色合いが違うような、かすかに緑っぽいような、なんかイカ墨を食べるとこうなるのか。ネットで調べてみるとイカ墨とか真っ黒い食べ物を食べると腸内細菌で悪玉菌が増えて茶色や緑色の便になることがあるらしい。人体の不思議。


14時まで作業を、頭がほとんど動かなくて進まなかったけどタイムアップで家を出る。『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』のライブビューイングをLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で観るために渋谷へ。
もともと東京ドームイベントが発表された時に行きませんかと誘ってくれた料理研究家の友達(NHKきょうの料理』に出るぐらいちゃんと売れてる)と一次から三次先行まで二人分チケットをどちらも申し込んだけど、取れなかった。でも、その日は空けといて久しぶりに飲もうって話になっていた。
その友達が今回のライブビューイングチケットを取ってくれたので、開場前にPARCOで待ち合わせして地下の寿司屋でのんびり食べて飲みながら、数年分の近況報告をした。Xではずっと繋がっていたし、お互いにラジオで好きな番組とか彼の出身である福島県の著名人でもある佐久間宣行さんの番組(アルピーの平子さんとのやつね)とかも見ているのでそういう話題はXやDMでしていたので久しぶり感はさほどなかった。でも、実際に会うのはコロナ前に飲んだ時だから5年ぶりぐらいだった。
40代を越えて東京で生き延びたおじさん(僕は未婚で子供なしと彼は既婚で二児の父)同士は環境とか立場とかは違うけど、価値観や嗜好はかなり近いし、同じ業種ではないからお互いのジャンルで言いたい放題できる部分がわりとあったので楽しく飲んで話せたのがうれしかった。

名前がLINE CUBE SHIBUYAになってからは初だったし、僕らの席は三階席だったが角度もあったため、スクリーンもかなり見えやすかったのでなにも問題はなかった。周りにはグッズのユニフォームを着ていたり、タオルとかを持ってきている人もたくさんいて、リトルトゥースの熱量を直に感じられた。
僕は四年ぐらいしか聴いてないからリトルトゥースと言いにくい感じは正直ある。毎週聴いているけど、長年聴いている熱量のある人たちがたくさんいるのがわかっていたのもちょっと関係していた。もちろん一人で聴いている人たちもたくさん来ていただろうし、友達同士で来ている人もいたし、男女も偏りはほとんどなかったと思う。年齢もバラけていて、大学生ぐらいから僕ら40代や50代というオードリーの二人に近い世代もいて、客層がかなりバラエティで豊かだった。
オードリーの東京ドームイベントに関しては、ラジオのイベントだしそもそもラジオ聴いてないとわからない話ばかりではあった。僕ぐらいでも十分わかるネタばかりだったのでこの数年で聴いている人なら問題はなかったと思う。
東京ドームとLINE CUBE SHIBUYAと全国の映画館でのライブビューイングと同時配信視聴者を合わせると16万人ぐらいがひとつのラジオイベントを楽しんだということがすごいし、集客力もだけどやっぱりグッズをかなりみんな買っている。普段タダで聴いているラジオだから、みんな課金したい。ちゃんとお金を払いたいと思っているというのが伝わってきた。これがたぶんすごい大事なことで、番組が継続する大きな力になっていくはずだ。
基本的にはいつものラジオの構成で、フリートークが若林、春日でそれぞれ一本ずつ、若林さんが体力作りも兼ねてウーバーイーツをやっていた話、春日さんが高校時代にいっていた長楽のポークライスについての話と実際に自分で作ったのを若林さんに食べてもらっていた。キサラのものまね芸人さんたちが要所要所で出てきたり、春日さんの新車ベンツを実際に持ってきたり、ラジオ聴いていると笑っちゃうことをしっかりやっていた。
ラーメン屋の煮卵は嗜好品だから春日家では注文させないという問題に、奥さんとも仲がいい家族ぐるみの付き合いのフワちゃんが煮卵の権利をかけて、実際のプロレスリングで春日vsフワちゃんをやった。映像に映った瞬間にしっかり鍛えてるなってわかる体にフワちゃんがなっていて凛々しかった。なんだかんだいってもフワちゃんは華がある。
あとこれで『フワちゃんのオールナイトニッポン0』は4月以降も継続するだろうなって、オールナイトニッポンブランドはイベントをこの数年でどんどんやるようになったけど、そこでの貢献度というのもかなり番組継続には作用しているのだろう。いや、それが当然なのであって、尚且つラジオとしての人気も必要になってくる。
フワちゃんもあのちゃんも続けているからというのもあるし、ラジオが好きなんだろうなってわかるぐらいにトークもおもしろいし、始めた時よりもラジオパーソナリティーとして存在感が増してより魅力的になっている。もともと話せる人やおもしろいことを言えたとしても、オールナイトニッポンブランドで毎週やることの経験値がハンパないのもよくわかる。
イベント翌日の月曜深夜はリトルトゥースの申し子であるCreepy Nutsが一部の時間帯にAdo休みによる代打出演、そのあとの「0」はフワちゃんなので、深夜帯は東京ドーム話になるんだろうと多くの人が思っているはずだ。この辺りも含めてやっぱりイベントでの集客と利益も出して、ガッツリ話題を作って持続するやり方をニッポン放送がやっていると思う。火曜深夜は星野源さんの番組があるし、土曜日のオードリーまでその熱は続くことになる。ちゃんと熱は続く。
プロレスのあとは若林さんが自分のターンテーブルでDJ.WAKAとしてプレイをして、Netflix『Light House』での星野源さんとのコラボ曲を披露しようとすると星野さんが登場して大歓声、LINE CUBE SHIBUYAも大盛り上がりだった。星野さんがラジオとかでもこのイベントには出られないと前から話していたこともあったからゲストで登場はデカい。二人で『Orange』をやってYouTubeとかにも上がっている『Pop Virus』コラボ東京ドームバージョンを披露していた。
ラジオやそれぞれの活動などの伏線が一気に東京ドームで回収されていく感じもあり、最後は東京ドームで二人の漫才。僕は熱量の高いリトルトゥースではないけど、ライブビューイングでこの光景を見れたことはうれしかったし、こういうものを見れたことでもっとラジオが好きになっていくんだろうなって感じた。

松本人志の文春報道前から東京ドームイベントは決まっていたけど、出川哲朗生誕祭の横浜アリーナバナナマン(赤えんぴつ)の武道館、博多華丸・大吉の福岡PayPayドーム、『有吉の壁』の有明アリーナ、このオードリーの東京ドームとライブ動員できる芸人の時代になったと感じる。そこでマネタイズしないといけないということもあるのだろうが。今年に入ってから上記のかなり大きなキャパでのお笑い系のイベントが立て続けに公演されたというのは分水嶺になるのだと思う。
松本人志という師弟関係ではなく学校から芸人になって、天下を取るというスタイルと、それに憧れたフォロワーたちによる時代が平成は続いていって令和になって瓦解していっている。
結局「ニン」が時代とその人に合っているかが大事になっているのだろう。その「ニン」が伝わりやすく、「みんな」ではなく「あなた」に向けて届けるラジオを長くやっている人たちがより人気も増している気がする。やっぱり、松本さんが『放送室』を続けていたら、違う流れもあったのかもなと思わなくもない。
終わってからはマークシティ近くの大学生ばっかりな焼き鳥屋で飲んで話した。友達は家族だとファミレスになってしまうから、こんなにうるさくてガヤガヤした居酒屋最高だなって楽しんでいた。お互いにフリーランスの仕事もやっているし、その立場だからこそ話せることがいっぱいあった。なんだか話したいことも聞きたいこともまだたくさんあるから、東京にしがみついていたいなって思った。

いつもの緑道をSpotifyでこの曲を何度かリピートしながらほろ酔い加減で歩いて帰る。

 

2月19日
中目黒ブックセンターが3月に閉店 駅チカで親しまれた総合書店 - KAI-YOU

リリー・フランキー著『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』が本屋大賞を受賞した2006年には僕はこの中目黒ブックセンターでバイトをしていた。
本屋ということなら、文教堂書店三軒茶屋店でもバイトをしたことがあったけど、そちらはとうの昔に閉店していて、中目黒ブックセンターも閉店となればバイトしたことのある書店がどちらも消えることになる。
東京のわりと中心部に住んでいても書店がどんどんなくなっていて、欲しい本を買うのが前より難しいというか店がかなり限られてくるようになっている。
僕は書籍という形で欲しいので電子書籍はほぼ買わないし、本屋に行くのが好きだからできるだけ気になる書籍は買うようにしているが、微々たるものだ。無くなったらもう復活はしない。いろんなものが経済的な理由や後進国になってしまったことで失われていく。

春日家に平和が訪れたところで、ステージにDJブースが登場。若林がDJとなり、オールナイトニッポンのTM曲「ビタースウィートサンバ」に番組の名言をミックス。さらに、 TRFの名曲「EZ DO DANCE」にDJ KOOの名言をミックスさせて次々と披露するなど、華麗なDJプレイでリトルトゥースを魅了した。

そのまま次の曲にDJプレイは続くのだが、星野源の「Orange」(※星野と若林によるトークバラエティ『LIGHTHOUSE』主題歌)が流れ始めたかと思いきや、ステージに星野源がサプライズ登場。会場から驚きの大歓声が上がる中、星野の歌声が会場に響き渡り、同楽曲にfeat.MC.wakaとして参加している若林のラップも初披露された。

『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』ラジオ界史上最大規模! その挑戦に、合計16万人が歓喜の番組15周年記念イベント!<イベントレポート>

写真がたくさんアップされているので読み応えもあるし、状況がわかりやすいレポート。

9時からリモートワークを開始。低気圧のせいなのか、なんかすごいダウナーなモードでやる気が起きねえ、だけどなんとか終わらせないといけない作業だけは終わらした。


リモートのほうだけじゃなく、個人のライティング作業も遅れ気味になりつつあるものがあるので、やろうとは思うけど集中力が持続しない。なぜかと考えるとあることで引っかかっている部分があるのは頭ではわかっている。それでも明日には出さないとダメだろうなと思いつつ、仕事が終わってから外に出た。
ニコラに行って文旦とホワイトチョコ、マスカルポーネのタルトとアルヴァーブレンドをいただく。雨はほとんど降っていなかったので行き帰りで濡れなかった。
早く寝てしまって、早く起きて作業をすることにした。

 

2月20日
山田裕貴、4月から『オールナイトニッポン』月曜“1部”を担当!「リスナーさんたちのおかげで人生が変わっているような気がしています」

山田裕貴なのか、わかるよ、この間も横浜アリーナのイベントも成功させてたし、でも彼の担当は「X」だから「0」を現在担当している誰かか、あるいはレギュラーではない人の大抜擢だと思ってた。
星野源菅田将暉Creepy Nuts―Ado―山田裕貴だから、基本的にはミュージシャンと俳優というのがこの2016年から現在までの月曜一部ラインになっている。
山田さんがブレイクして俳優としても知名度も格も上がったのもデカいのだろう。大河ドラマで共演した嵐の松本潤がサプライズゲストで登場したりもしたし、大作とか話題作に出演するのでそのラインで普段ラジオに出ない俳優をゲストで呼べるというのも宣伝も兼ねて彼ならできるという部分はあるはずだ。
総合的に見ても納得でしかない。ただ、普段彼のラジオを聴いていないので、一部昇格して何回か聴いてみて、聴き続けるか決めようかな。

日付が変わってから寝たけど、ほとんど時間の経っていない1時30分過ぎに目が覚めたのでradikoでリアルタイムで『Creepy Nutsオールナイトニッポン』を聴き始めた。上記の山田裕貴が一部昇格は7時過ぎに起きてから友達のDMで知ることになったし、山田裕貴Creepy Nutsの二人のところに来てトークしていたのは開始すぐの頃だったのでこの時は聴けてなかった。
聴きながら寝落ちした。起きてから4月からの月曜一部に山田裕貴昇格ということを知り、作業を始めてからもう一度タイムフリーで聴き直した。
『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』についてリトルトゥースな二人が触れるのかなと思っていたが、ほぼ触れずにレギュラー時代と温度感もテンションもあまり変わらない感じで二人のトークをやっているのもなんかうれしかった。
その後の『フワちゃんのオールナイトニッポン0』は家を出てから聴いたのだけど、冒頭で放送終わりのCreepy Nutsの二人がやってきて懐かしく感じる丁々発止なやりとりをしていて楽しかった。同時期にオールナイトニッポンやってたとか仕事で絡んだりすることもあるから同志であったり友達感があるのが伝わってくる。


気温が20度近くて春通り越して夏に近い暑さになっていて、渋谷に行くまで久しぶりに汗をかいた。副都心線新宿三丁目駅で降りて、紀伊国屋書店へ。
島田雅彦著『散歩哲学 よく歩き、よく考える』という新書が出ていたので購入。いつも散歩というか歩いているので、ここでいう哲学がどんなものなのか気になったので。


先週はモノノフな二人と観て、今日はいつもロロを観に行く友達と紀伊國屋ホールで『最高の家出』を鑑賞。
紫カラーを身に纏った人たちがたくさん来ていて、主演で座長の高城れにはほんとうに愛されてるなって改めて思った。同じ舞台を上演中に二回観ることあんまりないから物語の展開はわかっているので、今回は構造を把握しようと観ていた。
劇中劇的な「模造街」である夜海原商店街があり、外からやってきた主人公の箒やその夫がいる現実の世界がある。夜海原商店街を舞台にした劇は箱庭的な世界で外部と遮断されている。そこから外に飛び出してきた(家出してきた)港から住み込みで働ける場所を紹介された家出中の箒は劇場に辿り着いて演者として舞台に出るようになる。そこには外の世界に出たことのない主演女優のアハハがいる。
港はやがて外の厳しさを知って帰ってくる。箒も再び外に出ていく、という「行って帰ってくる」という物語の基本構造はある。そして、外に出たことのないアハハは箒と共に始めて舞台のセットの外側に出ていく。これは家出とも言える。二人がたどり着いた場所は、という物語になっている。
2回目だと「夜海原」というワードだけで涙腺がゆるんだりするパブロフの犬状態になっていた。前回は一列目という近すぎる場所だったけど、今回は5列目ぐらいの左寄りの席だったので前よりは舞台の全体が見えたのもよかった。
役割を演じるということ、記憶と場所のつながりを描いている舞台だけど、一緒に観に行った友達は舞城王太郎風味は初期の頃にあったけど、今回は村上春樹風味を感じたと話していた。
村上春樹作品では主人公の「僕」の妻や恋人がいなくなり、物語が動き出して始まるというパターンが多い。今回の舞台はそのいなくなる妻や恋人の側の物語だとも言えるだろうから、そう感じたのかもしれない。


副都心線で二人の家の中間地点ぐらいな中目黒駅で降りてから目黒川近くのカフェへ。前回会ってから数ヶ月ぶりだったので二時間ちょっとお茶をして、今日の舞台の感想とか小説の話とかをした。
この一ヶ月で僕が起きたことも聞いてもらって、形にするとしたらどういうものがいいかと思ったらすごくいいアドバイスをもらった。それは思い浮かばなかったのでそのパターンで一回やってみることにした。


家に帰ったら小学館から封筒が届いていて、前に浅野いにお著『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』映画化の際に声優を務めたYOASOBIの幾田りらとあのが表紙特集号を買った時に応募していたQUOカードが当たっていた。

チャッモンチー 『世界が終わる夜に』を歌うあのちゃん 


映画の主題歌は二人のコラボ曲が二曲とすでに発表されているけど、チャットモンチーの『世界が終わる夜に』のカバーでもいいかもって思う。

元々懸賞運はいいので最近だと『MIX』とこのQUOカードと二回送って二つとも懸賞当たっている。小さい頃から『コミックボンボン』とかでも京本政樹さんがやっていた京本コレクションのフィギュアとかにも当たってたりして、宝くじとか競馬は買っても当たらないけど、懸賞系とかチケットの先行抽選とかはわりと当たっている。
このQUOカード届いて思ったけど、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』感がまったくない。YOASOBIは世界でも知名度が広がっているし、あのちゃんもその可能性があるので、もしかすると世界市場で価値が出たりすることもあるのかもしれない。

帰ってから作業をする前にスケジュールを色々と変更。
気がついたら二月が残り十日になっていたのでこのままスケジュールで入れたものはこなせないので、自分のやりたいことを入れ替えたりして調整してみた。お願いだからもうこれ以上イレギュラーなことはしばらく起きないでほしい。心身ともに平常状態でいられないといろいろと詰む。

 

2月21日
昨日は春みたいな陽気だったのに深夜ぐらいから雨が降り始めたらしく、起きたら寒かった。仕事前のオンラインミーティングは今週はなしになったので、自分の意見とかを書いたものをとりあえず送った。この数日で書いたものが入っているといいなと思ったし、それを見たいと思ったから。
リモートワークを開始したけど、低気圧のせいなのか微妙に頭痛というかダルい、風邪とかではないのはわかる。この数年で気圧とかで軽い頭痛とかが起きている感じだ。やる気はなくても納期はやってくる。この状態でできることをとりあえず進めておく。


昼休憩の時にお昼ご飯用の惣菜を買うついでにTSUTAYAに行ったら、村上春樹著『中国行きのスロウ・ボート』の単行本復刻版が出ていた。文庫では読んでいるし家にあるけど、単行本だと安西水丸さんのイラストが大きいからいいなって。
僕は本家の『中国行きのスロウ・ボート』からではなく、古川日出男著『中国行きのスロウ・ボートRMX』を先に読んでから、オリジナルを読んでいる。どちらもある意味ではここではないどこかに行こうとはするがいけない、海の向こう側にいけないという印象がある。どちらも好きな作品。

本多劇場で公演をやるダウ90000単独ライブ『30000』の先行抽選が外れていた。25日が一般販売らしい、本多劇場の席数と彼らの今の注目度と人気を考えると取れるか微妙、たぶん取れない気はするけど、やっぱり前回のザ・スズナリで観たこともあるので、本多劇場で観たい。
リモートが終わってから〆切を伸ばしてもらっているライティング作業を開始。頭痛とダルさがなかったらもうちょっと楽なんだけど、なんとか提出してから寝る。

 

2月22日
起きてから朝活がてら資料読みをしようと思ったが、このところ小説とかが読めなくなっていたのでそちらを。ファン・ジョンウン著『百の影』と宮内悠介著『国歌を作った男』を読んでみた。『百の影』は最初の一編とかはポエティックさもあり、ハン・ガン著『すべての、白いものたちの』を読んだ時の感じに近いかなと思った。
明日が祝日で休みなので普段はリモートワークのない木曜日だけど、仕事を開始。外は強くはないけど雨が降っている。低気圧のせいなのか、微妙に頭が痛い。ちょっとでも横になったらすぐに眠れそうな気がするのでサボらずに椅子に座ったままで作業をやる。

radikoで『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』をタイムフリーで聴いたら、佐久間さんも『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム』を現地で観ていたのでそこで起きたこと、裏側の話をしていた。
著名人の人たちや関係者の人たちの場所で観ていたらしく、朝井リョウ加藤千恵西加奈子という小説家&Creepy NutsのDJ松永と同じところだったらしい。DJブースが登場した際に、松永がいなくなっていたのでサプライズだと思ったらトイレに行っていたらしく、戻ってきたという話をしていた。僕もライブビューイングで観た時にDJブースが出てきた時は正直松永が出てくるんだろうなって思ってた。
ずっとオードリーと仕事をしてきた佐久間さんからの視点でラジオの超特大イベントの成功について聴けたのもよかったし、ラジオという内輪話、そこだけの人にしか通じない言葉が広がって行って16万人がイベントを楽しんだことの凄さが改めてわかった。

ーー毎週一人で2時間のラジオとなると、ルーティーンのようなものができてくると思うのですが、1週間の過ごし方は変わりましたか。

都築:やっぱり休みの日ができると、ゆっくり休むというよりは「何かできるんじゃないか、どこかへ行ったほうがいいんじゃないか」と思うようになりました。元々インドアであまりアクティブではないんですが、外に行ったほうが何かがあるような気がして。そうして足取りが軽くなるのは間違いなくプラスなんですけど、やっぱりラジオが脳裏にちらつくのはちょっとだけ腹が立ちますよね(笑)。自分の後ろをラジオがついてくる感覚というか。

 普通に友だちとテニスをしに行ったり、旅行に行って美味しいものを食べたいだけなのに、電柱の後ろからラジオが俺を見てる。バレないようについてくればいいのに、俺の視界にちょっとずつ入ってくるんですよ。

ラジオ玄人の芸人たちから絶賛される『サクラバシ919』って? 木曜パーソナリティの四千頭身都築拓紀を直撃

ネクストラジオスター(ラジオモンスター)の一人である四千頭身の都築さんのインタビューがあった。彼の『サクラバシ919』は毎週たのしみにしているけど、この番組ではない他局で冠の番組とかもこれから先ありそうだし、そういうこともやってほしいなって思う。

アルコ&ピースのしくじり学園放送室P』 #1 ゲスト:三代目葵マリー

アルピーの酒井さんと三四郎の相田さんのSpotifyポッドキャスト番組『83Lightning Catapult』はこの前再開するかどうかわからないと言っていたけど、アルピーの新しいポッドキャスト番組が始まった。これをやることは決まっていたから、『ライカタ』は終わったとかありえるのかな。


瀬田なつき監督『違国日記』試写状が届いた。公開までまだあるけど試写は早めに始めるということなのかも。とりあえず、3月中に観にいくつもり。原作の漫画は全部読んだし、これはみんなが推すのもわかるわって作品だったので、映画でどうなるか。

夜は月末にあるライティング仕事のために資料を読んでいくが、微妙に頭が痛いのは続いている。明日は雪が降るって数日前には天気予想が出ていたがズレたのか日曜日が雪かもってなっていたので、そこまで低気圧は続くのならしばらくは調子が悪いかもしれない。

 

2月23日

朝起きてから近くのセブンイレブンへ。最終金曜日なので朝日新聞古川日出男さんの「文芸時評」が掲載されるので、月に一回の新聞購入。
今回最初に取り上げられていたのが、江國香織著『川のある街』だった。この本は発売してすぐの時にサイン入りを買っていたがまだ読んでいなかったのだけど、古川さんの時評を読んで読みたくなったので最初の数十ページ読んだ。江國さんのサイン味があるし、なんかいい。
朝活がてら月末の仕事のための資料を読んでいく。資料読みが終わってからその日までに提出する構成作業にかかるつもりだが、春眠暁を覚えずではないけど、文章読んでいると異常に眠くなる。

散歩がてら渋谷まで『マヂカルラブリーオールナイトニッポン0』をradikoで聴きながら歩いていく。冒頭でナイナイの岡村さんが乱入してくるという流れがあり、この番組にしては珍しい感じがした。ビックカメラの最上階のおもちゃ売り場に行ったら「隠密ガンダムエアリアル」が出ていたので買ってみた。
最近よくグーグルのディスカバリーに上がっていて気になっていた。プラモデルは去年からちょっとだけ復活というか作ったりする(SDガンダムオンリーだけど)ようになった。
組み立てるのも一時間程度だけど、最初にキャラクターのデザインがされて、そこからプラモデルにするためにパーツごとに成型されていき、主要な色ごとにわけられていく。それが大きな一つのプラパーツとなってパッケージされる。
購入した客はパーツごとにニッパーで切ったりして組み立てていく。完成させても色を塗らないでここまでのクオリティになるのに感心もするが、最初の時点でのプラパーツが子供の時よりも今の方が技術であったり、ある種の職人技で作られたものが継承されているのを感じる。


20時からニコラで扇谷一穂×山田俊二「20時にニコラで待ち合わせ」を観にいく。
山田からピアノを演奏して、扇谷さんがギターを弾きながら歌を、最後は二人で中村八大の『夢で逢いましょう』などを披露。なんだか気持ちがやわらぐ歌と演奏だった。お客さんの雰囲気もよかったし、どちらかのファンばっかりという感じではなかったぽいのもあのやわらぐ雰囲気になっていたのだと思う。

 

2月24日
起きてから昨日放送の宮藤官九郎脚本『不適切にもほどがある!』最新話をTVerで見る。このサムネで泣ける回とは思わなかったけど、物語の分岐が1995年であるのは正しい気がした。その年に起きた様々な事柄が現在に続くし、そもそも第二次世界大戦の敗戦から50年後だから。
ジャズとヒップホップは祖父と孫の関係だから仲良くできるしコラボできる、子供であり親である息子がファンクとR&Bだが、上とも下とも関係は微妙なところ。このドラマは昭和と令和を行き来する物語であり、今回五話で描かれた(明かされた)ことで平成の話は終わっているように感じられた。それは主要登場人物に関わる出来事だったから。


三四郎オールナイトニッポン0』をradikoで聴きながら渋谷へ向かう。小宮さんが迷惑メールとかの中にあった性交渉に関するアプリの話題の時に、「前まで合意がなかったみたいな言い方してるけど、同意がなかった時代なんてねえよ!」というド正論を言っていたのを聴いて笑ってしまった。
S・J・クラークソン監督『マダム・ウェブ』を鑑賞。お客さんは多くはなかったけど、キャストも女性がメインだからか、マーベル映画だけど女性客の方が多かった印象。
座席に座ったらなんかお尻が冷たいなと思って、腰を上げたらシートがどうも濡れているみたいで、劇場のスタッフさんに言って確認してもらってひとつ席をズラしてもらった。飲み物がこぼれたって感じじゃないんだよなあ、ちょうど座ったまま漏らしたんじゃないかなっていう丸い感じで濡れていたし、深く考えると嫌すぎるけど、帰ったらすぐにズボンを洗濯しようと思った。

マーベル・コミックスのキャラクター、マダム・ウェブを主役に描くミステリーサスペンス。原作コミックでは未来予知の能力でスパイダーマンを救う役割を担い、知性を武器にする点でもほかのヒーローとは一線を画するキャラクターとして知られるマダム・ウェブの若かりし頃の物語を描く。

ニューヨークで救命士として働くキャシー・ウェブは、生死の境をさまよう大事故にあったことをきっかけに、未来を予知する能力を手にする。突如覚醒した能力に戸惑うキャシーだったが、ある時、偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることになる。

主人公キャシー・ウェブ/マダム・ウェブ役は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」「サスペリア」のダコタ・ジョンソン。キャシーが未来を救おうとする3人の少女を、「リアリティ」のシドニー・スウィーニー、「ゴーストバスターズ アフターライフ」のセレステ・オコナー、「トランスフォーマー 最後の騎士王」のイザベラ・メルセドがそれぞれ演じる。監督はテレシリーズ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」などを手がけてきたS・J・クラークソン。(映画.comより)

スーパーヒーロー離れが進んでいると言われている中で、新シリーズというか新しいタイトルの作品であり、特殊能力として未来予知を持つキャシーと彼女が主人公。彼女が見た未来予知で殺されてしまう三人の少女たちを救おうと奔走する物語となっていて、三人も元からの知り合いではなく、今回の件で友人になっていくが彼女たちを率いるというか導くのがキャシーであり、シスターフッド的な物語になっていた。
前評判があまりよくない感じだったが、スーパーヒーローもののひとつではあるが、ミステリーサスペンスというジャンルになっているため、ヒーローとヴィランの激しい戦いなどはない。
最終的にはマダム・ウェブとなるキャシーと三人もスパイダーマン的なスーパーヒーローになる未来が待っているという感じで終わる。

興行的にも批評的にも苦戦!? 『マダム・ウェブ』と『ARGYLLE/アーガイル』を褒めてみる【宇野維正のMOVIE DRIVER】 



宇野さんもYouTubeで触れているが、最後に描かれるその部分が正直邪魔というか、物語としてもそうしないといけない作品だけど蛇足感があった。
未来予知自体はキャシーがどうこうできるものじゃないので、急に見えてしまう、行動する前にビジョンが見えるというものなのだが、終盤のほうだと都合良すぎるというか動こうとするとバッドエンドになる未来予知がどんどん続くのでそれとは違う行動をすることで四人は死なないで済む。それもあってか、緊張感はなくなる。未来予知でわかっちゃうから死なないだろっていう。ただ、最後にマダム・ウェブになるビジョンは見えなかったってことなのかな。聞いているほどは悪い作品ではないけど、めっちゃ褒めるかと言われるとそうでもないっていう。
ただ、こういう作品もお客さんが入らないと続いていかないし、大作オンリーになってしまうし、その大作すら難しい状況になっていくので映画館で観るという選択は必要になってくると宇野さんも話していたが、ほんとうにその通りだと思う。

帰ってから洗濯物をガッツリ。明日は雪予報だけどそれまでに乾くのか。無理そうだけど、晴れているうちにできるだけ外で乾かしたい。
作業に入る前に、ライティング資料の読み込みを進める。21時から月に一回のライティング関係のミーティング。ミーティングで来月までにやる作業について話をしたのでこれで進展しそう。まだ雨は降っていなかったけど洗濯物を取り込んで室内干しへ。

サーカスナイト|ZAZEN BOYS × 七尾旅人 (2024.01.17 / うるさがた vol.3) circus night


先月LIQUIDROOMで観た「うるさがた vol.3」の最後のアンコールでのコラボ動画がアップされていた。

 

2月25日
日付が変わって2月25日。作家である古川日出男さんのデビュー作『13』が刊行された日なのでデビュー日で、去年は25周年だった。今日からは26周年目突入なのでお祝いメールを送ってから寝る。
古川さんからはお昼過ぎに返信メールが来て、書かれているメールを読んでもっともっと世界を、物語を歩行していきたいと思えた。お祝いメールを送ったのに、エールをもらったようでうれしくなった。


8時前に起きて傘を差してしつもの散歩に出る。代官山蔦屋書店まで歩いていったが雨はそこまで強くはないが傘はいるっていうぐらいの雨。
『オードリーのオールナイトニッポン』をraikoで聴きながら歩いた。東京ドームでのイベントについての話をわりと冒頭すぐから始めていたし、そこでの若林さんと春日さんのやりとりは達成感も感じられたし、あのすごい舞台を終えた余韻がまだ二人やスタッフや関係者、そしてリスナーを包んでいるように思えて、いつもよりもやさしい放送に感じられた。


代官山蔦屋書店では『ILLUSTRATION 2024』の刊行記念でいくつかのエリアで展示がされていた。僕はこのイラスト本を購入したことはないけど、毎年出ていると手に取って見たりはしている。
小説だけではないけど、書籍の装丁イラストでよく目にするようになるイラストレーターの人は年に何人かはいて、その画風やデザインが流行っているなとわかるような流れみたいなものがやっぱり書店に行って見ているとある。
森見登美彦著『夜は短し、恋せよ乙女』の単行本が出た時は装丁イラストが中村佑介さんだった。当時邦楽ロックを聴いていれば、アジカンのジャケデザインで中村さんのイラストの雰囲気は知っているぐらいだったと思う。
そんな中で書籍での中村さんのイラストは新しかったし、それまでの文芸のものとは違う、ライトノベルでもない新しい文芸のラインをあのデザインで提示することになったんじゃないかな。それが定番化しすぎてしまってイラストだらけになったのが現在ではあるので、正直この装丁すごいみたいに僕が反応するものはイラスト過多で減っている。

月末のライティング作業のための資料読みを進める。僕が生まれた頃の話だったりもするし、思いのほか頭に入ってきにくにい。昼ごはんを食べてからまた再開してなんとか夕方過ぎに読み終わった。これから構成作業に入る感じ。

19時から先日先行抽選で取れていたなかったダウ90000の本多劇場の単独ライブの一般チケット販売があったのでスタンバっていた。ちょうどにぴあにアクセスして日にも選んでぴあのパスワードを入力したら座席がないみたいな文字列が出て、リロードしたけど、全日程売り切れていた。これはどうにもならない。
ダウは今お笑いや演劇をちゃんと舞台に足を運ぶ人たちからしたら一番観たいユニットだし、人気もどんどんあがっていて一般、お茶の間に知られる手前になりつつあるだろうから、この機会に本多劇場で観たい人はかなり多いはずで、その争奪戦にやぶれてしまった。とりあえず、リセールには申し込んだけど難しいだろうな。

 

2月26日
朝起きて可燃ゴミを集積所に出しにいった少しの時間だけど、風がすごく強かった。部屋干ししていたTシャツやパーカーをすぐに外に出した。雨は降りそうにないし、風が強いのならパーカーの乾きづらい頭の部分とかもすぐに乾きそう。
資料読みは終わったので、構成するほうの原稿を一旦最初から最後まで読んでみて、そこからいらない部分や同じ部分とかを頭に植え付けるというか、馴染ませる。自分で文字起こししていないので、どの部分にどういう事柄があったのかがわかりにくいので仕方ない。
いつも通りにリモートワーク開始。昨日の放送だった『川島明のねごと』と『有吉弘行のSUNDAT NIGHT DREAMER』と土曜日の夕方のリリー・フランキーさんがゲストだった『川島明そもそもの話』も聴き終わっていたので、作業BGMとしてSpotifyのほうのPodcastで前にradikoでは聴いている『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』のここ最近四回分と『あののオールナイトニッポン0』のここ二回分を流した。

「BOOKSTAND映画部!」のレビューコーナー「月刊予告編妄想かわら版」2024年3月号が公開されました。3月は『ARGYLLE/アーガイル』『ゴールド・ボーイ』『デューン 砂の惑星PART2』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を取り上げました。


幾田りら×ano「デデデデ」主題歌ジャケットは浅野いにお描き下ろし、2枚並べて完成 

 原作者の浅野氏は、オーディションにはすべて参加し「あのちゃんは現場の雰囲気を一変させた」と即決だったと言うが、門出役が難航したそう。そんな中、プロデューサーから幾田の名前が出た際に「この組み合わせ以上のものはない。バッチリだと思った」とオファーしたと明かした。
 オーディションは2年半ほど前から始まっていたこともあり、浅野氏はこのタイミングでの2人のキャスティングに「すごく恵まれた」と満足げ。「お二人紅白出ているんですよ(笑)。オーディションの時、あのちゃんはもちろん有名になっていたんですが、ここまで有名になるとは思わなかった。幾田さんも、決まった後にYOASOBIの曲があれほど有名になって…すごいと思いませんか?同業の方に『どうやってこんなキャスティングしたの?』と聞かれるんですが、本当に巡りあい、たまたまなんです」と喜んでいた。

『デデデデ』幾田りら&あの、紅白コンビのW主演は「たまたま」 オファーした原作者も驚き「ここまで有名になるとは」

浅野氏の作品を初アニメーション化した本作。フォトセッションも終え、最後のコメントを求められた浅野氏は「ちょっと長くなります」と前置き、「足掛け5、6年、このアニメーション作業をずっと続けてきましたが、なかなか原作者と映像化というものの関係性というのはすごく難しいもので、なるべくノータッチでできるのであればいいなと思っていた」と、原作者としての立場から映像化にどれだけ携わってよいかという問題について向き合った。「蓋を開けてみると、もう、コンセプト会議から、脚本会議から、配役の会議から、アフレコ、そして曲、全て結局関わってきてしまうという状態になっていました」と制作に深く関わることになっていたと明かした。

漫画家・浅野いにお「原作者と映像化というものの関係性はすごく難しい」制作に深く関わった経緯明かす<デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション> 

同じ完成披露試写会での原作者の浅野いにおさんのコメントについて記事にしているが、ベクトルがまったく違う。原作漫画好きすぎるので、当然観に行く。
今までの浅野いにお作品の映像化って『ソラニン』『うみべの女の子』『零落』と僕が好きな作品ばかりだったけど、イマイチというか映像化してよかったことってアジカンが『ソラニン』という曲を作ったことぐらいしか浮かばない。
出来は悪くはないけど、さほど良くもないという原作ファンとしてはなんかもったいない感じがあるので、今作では期待している。このまま『おやすみプンプン』がアニメ化したりするかもしれない。『虹ヶ原ホログラフ』は10年前ぐらいに映像化していてもおかしくないミニシアター系な感じだったけど、企画が通らなかったのかもしれないとか思ったりした。
『デデデデ』のアニメ映画化が成功してくれたらいい。それで浅野さんの漫画ももっともっと売れてくれ。

昼休憩の時に外に出たら、風は依然として強くてどうも花粉が舞いに舞いまくっているらしくて、くしゃみが何回も出てしまった。寒かったり暑かったり風強かったり、どういう天気はもうわけわからない状態。
友達にLINEをした際に、亡くなった友達のアカウントとのやりとりを見たら、おそらくご両親が携帯電話の契約を解除したのだと思うけど、「Unknown」になっていてルームから退出になっていた。もう一人の友達とのグループも同様で3人だったけど2人になっていた。でも、facebookでは彼女のアカウントは残っていて、ご両親もそこまで知らないだろうし、アカウント削除するというそもそもないのかもしれない。
時折、スマホとか新しい番号にしたりする人もいて、「Unknown」になって退出する人もいるし、「人間関係リセット症候群」みたいにSNSとかのアカウントとかをすべて削除してしまう人もいる。そういう人はもう一回繋がるということもほとんどないのだけど、今回の場合は完全に彼女が使っていた携帯番号の契約が終わって、その番号と紐づけられていたものが解けたという形だということだけはわかる。
悲しみは日々少しずつ減っていくし、亡くなったことを考えない日はないけど、その濃さや深さはやわらいでいっているように思う。でも、こういう目に見える形だとやっぱり亡くなってしまったんだなとしみじみとしてしまう。


仕事が終わってからニコラでアルヴァーブレンドをいただく。明日は胃カメラの検査があるので夜は食事ができないので、一杯だけ飲んで帰った。

アートディレクター大島依提亜 知られざる映画ポスターの世界 

日本でA24が広まった理由のひとつは大島さんのポスターやパンフデザインだと思う。まずオシャレで他にはないものだったから目を引いたし、それがブランドイメージもあげていった。
単館系好きな人は何年も前からA24作品には注目していたけど、大島さんのデザインのポスターとかが効果的だった。僕は大島さんデザインなら興味ない映画でも観たりすることもある(当然外れることもある)し、わりとそういう嗅覚で反応している人はいるんじゃないかな。

The Weeknd, Madonna, Playboi Carti - Popular (Official Music Video) 



家に帰ってから朝やりかけていた文字起こししてある原稿の続きを読む。やっぱり四時間近くのものは文量がかなりある。今ある部分は三分の一ぐらいに短くするのでこれだけあると重複しているものや繋がりを考えて、まとめたりしてかなり削っていけそう。

 

2月27日

起きてから自衛隊中央病院で予約していた胃カメラの検査を受けにいった。今までバリウムは健康診断でやったことはあったけど、胃カメラは初めてだった。
カメラを入れる前に色々と説明を受けて、胃の泡をなくす薬を飲んでから喉付近の麻酔のための液体を飲み込まないようにしてガラガラとうがいした。すごくにがい。1分ぐらいやっていたら喉の感覚がどんどんなくなっていった。歯医者とかぐらいでしか麻酔をされないけど、なんだか痛みもなく死ぬ方法のひとつとして安楽死があるけど、最後にそういう死に方を選ぶ人が日本だとできないけど、海外にいるのもわかるような気がした。
すぐに検査室に入って横になって、口でマウスピースを加えて、口から内視鏡を挿入する形だった。喉から食道を通って胃の入り口に入るぐらいまでがほんとうにきつくて、ゴホゴホと咳き込んだりしたし、それで反射的に涙が出てきたりした。スタッフの人が背中をさすってくれて、呼吸のタイミングとかを教えてくれたのでなんとか耐えたけど、こんなにきついものだったのかと後悔し、早く終わってほしいとだけ思っていた。
寝転んだ先に胃カメラの機械やモニターとかがあって、メーカーがOLYMPUSでそのロゴを何度も見て、OLYMPUSが作ってるんだなって。モニターも目に入ったので胃に入ってから、呼吸も落ち着いてからは見たりできるようになったけど、自分の臓器の中を見るというのは不思議な感覚だった。
ピロリ菌感染しているかの確認もあったので胃の組織をつまむというのも何度かやったけど、それ自体には痛みはほとんどなかった。モニターで摘んだ部分から血が出ているのを見て、大丈夫なのとは思った。それも終わってから血が出た部分を守るために今日してはいけないこと(飲酒とかお風呂に入るとか、血流が良くなるとダメらしい)を説明されて、2回に分けてつまんだ部分を保護する飲み薬をもらった。
内視鏡で撮影した喉から十二指腸までの部分を見せてもらった。撮影した胃の部分ではピロリ菌によって胃粘膜がほんとうは赤い部分が白くなっていたりして、来週検査結果を聞く予定だったけど、ピロリ菌いますねとは言われた。今後は診察を受けてから抗菌薬などを処方してもらって一週間ほど飲んでピロリ菌がなくなるかどうかを診るという流れになるみたい。
抗菌薬を飲むのもいいけど、そのあとにピロリ菌がいるかどうかを確認するために胃カメラをまたやるとしたらそれだけがすごく嫌だなって思うぐらいには辛かった。
終わってからすぐに家に帰ってリモートワークの仕事を。

時間は連続しているのか、世界はほんとうにあるのか|早瀬耕 インタビュー

仕事中はradikoで『空気階段の踊り場』と『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』と『フワちゃんのオールナイトニッポン0』を聴いていた。
空気階段の踊り場』のあとにSpotifyでのポッドキャストでアフタートークも聴いてみたが、鈴木もぐらのフィリピンひとり旅のエピソードトークを聞いていたら、早瀬さんの『未必のマクベス』のことを思い出した。この取材の時に初めて早川書房に行ったはずで、「monokaki」ではわりと早川書房関連のインタビューしている気がする。


夕方に一息ついていたら佐久間宣行著『ラジオパーソナリティ佐久間の話したりない毎日~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2022-2023~』サイン本が大盛堂書店に入荷したとXにポストされていた。
休憩がてら渋谷に行ってお店に入ると残り一冊だけになっていた。発売日が29日になっていたからサイン本は先に書店に並ぶ形だったのかもしれないが、これが売り切れていたら無駄足になるところだったのでラッキー。帰ってからアルコ&ピースとの特別対談だけ読んだ。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション DX COMPLETE BOX』は完全受注生産で全7巻&BOXセットで浅野さんのサインとシリアルナンバー付きで約5万らしい、価格は高いけど8月末に支払うと考えれば、しかしうーむ悩みどこだ。浅野いにおファンとしては絶対買いではある。
村上春樹著『『街とその不確かな壁』』特装版も10万だったし、これから漫画も小説もこういう特装版とかスペシャルバージョンは増えていくかなって思ってるんだけど、そこまで増えている感じはまだない。

「『リバーズ・エッジ』は当時、読んでたけど、正直怖かったです。怖いというか、なんでしょうね、その頃、自分で読んでたマンガは『笑う大天使』や『動物のお医者さん』とか、わりと平和な作品が多かったんですよ。だから岡崎さんのマンガのような胸がえぐられるような、人間の心の深いところを描く作品って、馴れてなかったせいもあって衝撃でした。だって、私当時、ものを知らない17歳でしたから(笑)。今回、改めて読み返してみて、名作だなと思いました。

 でも私が(CUTiEに)出ていたせいか当時、岡崎さんのマンガに出てくる女の子みたいなんだろうって、思われてたみたいな感覚があって。あるミュージシャンの人が「会ったら意外と普通の人だったって言ってたよ」って残念そうに言ってた雰囲気の話を聞いて、たぶんそういう期待もされていたのかもなって勝手に思っていました。直接はお会いしたことなかったけれど、人づてに「岡崎京子さんが『実和子、可愛い可愛い』って言ってたから、てっきり知り合いかと思ってた!」って聞いたことがあったんです。

岡崎京子作品『リバーズ・エッジ』『東京ガールズブラボー』も配信開始!市川実和子が振り返る90年代 


『dance alone(in,out) 〜岡崎京子さんのこと〜』 #1


『dance alone(in,out) 〜岡崎京子さんのこと〜』#2

岡崎京子さんの漫画の『リバーズ・エッジ』『東京ガールズブラボー』の配信が始まったらしく、当時『リバーズ・エッジ』が連載していた『CUTiE』でモデルをやっていた市川実和子さんのインタビュー記事がXで流れてきた。
僕は岡崎京子さんの漫画は純文学だと思っている。読み手の心の奥の方に染み込んできて侵食していく、岡崎さんという他者の存在を感じるし、そのことで自分の中のなにかが変わっていくから。そういう表現のことを僕は純文学だと思っている。『水道橋博士のメルマ旬報』連載中に岡崎さんについて書こうとしたけど、二回で進められなくなってしまったことがあったけど、その時の原稿はnoteにアップしている。

アルコ&ピースのしくじり学園放送室P』 #2 ゲスト:三代目葵マリー

前回に引き続き三代目葵マリーさんがゲスト、すべてのエピソードが強い。次のゲストが映画監督の今泉力哉さんだと最後に発表されたが、このあと出るのすごい嫌だろうな。

胃カメラのせいか、胃の存在感がいつもよりあるような気がする。気圧のせいかまた軽く頭も痛い。いろいろとダウナーになりやすい一日だけど、夜は月末に提出するライティング作業の仕事の続きを進める。終わるかなあ、と不安にはなるけど、明日中には終わらしたい。

 

2月28日
起きてから昨日の作業の続きをした。閏年だから28日で2月は終わらない、四年に一度だから何かのサイクルが少しイレギュラーになりやすいのかもしれない。
リモートワークを始めた。今の会社は年度末が2月末なので今日明日と社員は大変そうだ。バイトの僕にはあまり関係がないけど。

作業中はいつもどおりradikoで『アルコ&ピース D.C.GARAGE』『JUNK 爆笑問題カーボーイ』『星野源オールナイトニッポン』『あののオールナイトニッポン0』を流していた。
D.C.GARAGE」では平子さんが『オードリーのオールナイトニッポンin 東京ドーム」を実際に観に行った話をしていて、売れる前から知っている付き合いというのもあるし、一緒に観ていた芸人たちの様子も話していたので、リトルトゥースも今回は聴くんじゃないだろうか。
爆笑問題カーボーイ」は爆笑問題が出たライブで吉本の芸人たちと飲んだことを太田さんが話していて、爆笑問題は今だに漫才をやっていてライブに出ていることで他事務所の芸人さんたちと交流もあるし、揺るぎない信頼にはなっているんだろうなって思える。太田さんに言ったことはラジオで話されてしまうわけだが。
星野源ANN」では前番組の緑黄色社会の『長屋晴子のオールナイトニッポンX』が終わることを話していたが、『EXITのオールナイトニッポンX』も終了するし、『山田裕貴オールナイトニッポンX』は一部に昇格するので、「X」だけでも3つは終了して枠が空くことになる。「0」は今のところ終了ということを言っている番組はないので、今回は「X」に新パーソナリティーがということなのだろうか。
「あのANN0」はいつもどおりの安定している感じ。『推しの子』のドラマとかの話はほとんどできないみたい、アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のことは話してはないけど、来月の公開が近づいたら話はするかもしれない。ゲストで幾田りらは来そうだけど、原作者の浅野いにおさんがゲストでもうれしい。

ランジャタイ国崎さんの権力(吉本興業松本人志)をいじる笑いとぶっこみ、正しすぎる道化師としての芸人の姿だなって。
ジョーカーだけがキングに対等に話せる(殺せもする)、王と乞食は表裏一体。差別があるから権威と階級が成り立ち、差別される主体が存在してしまう。日本では河原乞食から始まった芸(能とか)は権力に寵愛されるか迫害されてきた。『コードギアス 叛逆のルルーシュ』のルルーシュのように権力の外側から、あるいはスザクのように権力の内側から、革命や変革をもたらすものは現れるのだろうかと考えてしまった。
ジャニー喜多川問題と松本人志問題の決定的な違いはジャニーズのほうはメディアや広告なんかの芸能に関する様々なところが旧ジャニーズ事務所がもっていた利権を奪い合ってる。だが、松本人志問題ではそういう外部の人たちが吉本興業の利権を得れるわけではないので当事者たちの問題にしたがってるように見えるところだと思う。ハイエナのように利権を奪い合っている、そういう意味でも芸能という世界は一般的な世界の常識とは違うところで動いている人たちがいる、だからこそ常識の埒外のことがブラックボックスの中で起きていて常態化もしているんだと思う。

天気予報を見たら風が強くて晴れだったので冬用の薄い毛布を洗って干した。昼過ぎには乾いたので、もう少し厚めの毛布も洗って干したが夜には乾いた。風が強い人は厚手のものがすぐに乾くので助かる。
昼休憩の時に家賃を振込に銀行に行ったらくしゃみが止まらなかった。花粉が舞い踊って飛び交っているみたいだった。目はかゆいし、鼻はむずむずする。薬を飲んだり、花粉用のメガネをつけるほどではないけど、春先にかけてもっと花粉が飛ぶだろうから、これからしんどくなりそう。


TSUTAYAを覗いたら新潮文庫の新刊のところに安倍公房著『飛ぶ男』が出ていた。安倍公房が亡くなる前にパソコンで書いていて、フロッピーディスクに残っていた未完の作品らしい。こういうテイストの装丁で新潮文庫は安倍公房作品を揃えているのはいい。

世間から代表作(古川の代表作)と目されているだろう小説は、ある。だが自分がかなり思い入れを持っていた作品が外れていたり、ほぼ誰にも注目されていなかったタイトルが入っていたりする。その、ほぼ誰にも注目されていなかった、というか実感としては「誰にも読まれていないな」と感じていたのは『ノン+フィクション』で、この作品のことを私は、あとがきで、

〈この本は旅行記でありかつ短編集である、というのが実体にいちばん近い。エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には全然なっていない。なにしろ小説として構想され、書かれ、雑誌に発表された原稿が四篇も収録されているし、さらに未発表の小説が一編。おまけに戯曲まである〉

と説明している。それはまあ、エッセイ集を頼まれたのにエッセイ集になっていないし、書名もノンフィクションと言い切らずに non と fiction の間に「+」の記号が入っているし、なんとも鵺のような存在なのであって、致し方なし。しかし……しかしだ。だからこそ「古川日出男の作品だ(要約不可能だったり越境的でありつづけたりする)」と言い切れるのではないか、とは、いまとなっては言い切れる。

古川日出男のセルフ解説>
【本流探索】わが四半世紀の自著10冊

古川さんの「セルフ解説」がアップされていて、ご自身が選んだ10冊のタイトル名が載っていた。たしかに『ノン+フィクション』は読んだことあるけど、古川作品で代表作という感じはあまりない。ノンフィクションということなら、『馬たちよ、それでも光は無垢で』『ゼロエフ』があるけど、この作品を選んだことをご本人がこう書かれているともう一度読み返したくなる。

「福島芸術講」に古川さんが出品した『作文(一)〜(三)
こういう「作文」があったことを知らなかったので読んでみた。『ゼロエフ』で行ったことのある町の名前がいくつか出てきたことで親近感を感じた。今度福島に行くときはいつだろうか、きっとまた行くことがあるんだろうけど、行ったら行ったでまた歩きたい。
来月下旬には東大で「福島芸術講」成果報告会があるみたいなので行こうかなと思っている。

明日の取材までに前々回の取材の時のものをまとめて出すので、そのライティング作業を夜はやる。コンパクトにまとめる。こういうイメージでと前に言われて読んでいた書籍のことをイメージする。〆切はあるからとりあえず目の前の作業を終わらすことだけに集中する。でも、終わらないものは終わらない。

 

2月29日
起きてから昨日の作業の続きを始める。いつものオンラインミーティングを一時間ぐらいやってから、再度続きをやるが、昼過ぎまでには終わらない感じだった。
諦めて、渋谷まで歩いて半蔵門線に乗って永田町駅で降りてから今月からやっているライティング仕事で、今月3回目の文藝春秋社へ。約束時間よりも早く着いたので近所を時間つぶしで歩く。radikoで『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』を行き来で聴いた。「オールナイトニッポン0」の月から金までのパーソナリティーは4月からの改変も変わらないっぽい、今の時点で誰も終了というアナウンスがないから大丈夫だろう。
15時から文藝春秋社の会議室というか応接室みたいなところで19時までインタビューというか取材で、いろいろと話を聞かせてもらう。途中で地震があってちょっと揺れた。千葉の方が震源地らしかったが、最近は四国でも珍しく地震があったし、元旦の能登地方もかなり被害があったがその報道もかなりなくなっている印象があるが、地震が多いなと感じる。

19時少し過ぎて取材が終わってから、編集者さんと会社を出て駅に向かおうとしたら小雨が降っていた。帰ってから明日3月からのスケジュールを見直して、この取材のライティング時間を加えていった。
3月は今やっている構成関連のライティング仕事が二本終わってくれたらかなり助かるんだけど、どうなるのだろう。

今回はこの曲でおわかれです。
【公式】星野源×若林正恭『Pop Virus feat.MC.waka』