Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ICHI」

likeaswimmingangel2008-11-10

 「ICHI」公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/ichi/


 渋谷の宮益坂の交差点の所にある東映の映画館にて綾瀬はるか主演「ICHI」を友人の平尾さんと観に行く。


 観ようと思ったのは「ピンポン」の監督の曽利文彦さんだったから。綾瀬はるかも好きだけど、あんまり映画で見た記憶無いなあ。
 ドラマだと『冬空に月は輝く』とか地味によかったけど。


 「ピンポン」で主演した窪塚洋介、ドラゴン役で一躍世の中に出た中村獅童と、大沢たかおが脇を固める。
 女版座頭市なんで綾瀬はるかは目が見えない設定、話はまあオーソドックスな感じかな。
 脚本は最後のスタッフロールで見たら浅野妙子さんだった。今月9で「イノセント・ラブ」書いてますね、「やりすぎコージー」の裏番組なんで見たことないけど。


 スタッフロールに映画の専門の同級生の名前があって、そういえばメイキングやってたんだと最後に思い出した。


 殺陣がなんつうか魅せ方というか撮り方で誤摩化しているように感じてしまった、曽利さんなんだからもっとCGを使ってるのかなと思ったけど地味に使ってた。もっと振り切ってしまった時代劇だとよかったなあって。


 例えば切られたら血が吹き出したりするけど、その血が地面に落ちてそこから花が生えて猛スピードで育って一気に森みたいになってしまうだとか、なんだよこれみたいな映像を期待していた。


 窪塚君は宿場町の取締役の息子なんだけど、なんかノリが時代劇っぽくなくて、らしくてよかったけど。
 「キングなり〜」的な匂いがしましたねえ、この劇場でもう一つやってる東映の映画が堤幸彦監督の「まぼろしの邪馬台国」だったんだけどそこにも窪塚洋介出てて、確か「アイキャンフラ〜イ」と言って飛んだかどうかは定かではないがあの事故後に東映の社長が復活したらすぐにでも使うみたいな発言をしてたような記憶がある。


 で復活主演作も東映で「同じ月を見ている」だったし、東映の映画には出るというスタンスなのかなとも思ったり。同時期にしている同系列の作品に窪塚洋介出てることと主人公がどちらも盲目という共通項があったりする。


 中村獅童がラスボスってなんか弱いような感じがしてしまうのはなんだろう、「スキヤキウエスタンジャンゴ」みたいにムチャムチャな作品とかにいた方が似合う感じだったな。


 市が一度やられて今までの過去の事を思い出して(客には過去に何があったのか説明するシーン)それから大沢たかお扮する侍?のことを想うんだけど、それが大沢たかおの顔のカットが入って、盲目なんだから声でいいんじゃねえかって思ってしまった。わからなくはないんだけど市の視線というか感覚としては声だろうなって。


 あとは綾瀬はるかって不幸な感じの役ってあんまり似合わないなあって思う、「あいくるしい」とのお姉ちゃん役とか、「ホタルノヒカリ」みたいな方がいいな、と言う事で矢口史靖さんの最新作「ハッピーフライト」のキャビンアテンダントを期待しよう。
 そういえば矢口さんの作品を今まで映画館で観たのは安藤政信主演「アドレナリンドライブ」ぐらいかなあ。高校の時に何気なく借りた「ひみつの花園」が面白くて名前を知ったような、気がする。


 「ICHI」は映画館で観なくてもいいかなって感じかな。曽利さんはTBSに所属してるから数年後にTBSの地上波でしそうだけど。


 終わって劇場を出ると小雨だった。久しぶりにLOST IN TIMEを聴きながらのんびり帰った。


 家に帰ってビデオを巻き戻すと日本シリーズのせいで「ガキ使」が録画できてなかった。これだからなあ、最新式のHD付きのDVDデッキなら問題ないんだろうけど、昔のビデオとDVD両方一緒のやつで、DVDが壊れて録画できないほどに古い。
 野球が嫌いになったのは好きなバラエティ番組が時間おして録画できないから、「ごっつええ感じスペシャル」がヤクルトの優勝決まるかどうかで飛んでやらなかった時から本気で野球に興味持てなくなった。お笑いすきだから仕方ない、優先順位がお笑いの邦画高いだけのこと。


 「松本見聞録」は録画できていた。ギャグ数珠つなぎは村上ショージさん→次長課長の河本さん→フットボールアワーの後藤さん→放送作家のさださん→しあつ野郎で次回がバッファロー吾郎の木村さんへ、この番組最初は松本さんが町を歩いていたのにいつの間にかただ松本さんがVTR見るだけの番組になってる。