Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

路字3号

 フリーペーパー「路字」3号出ました。まだ手元にないんですが。僕は「下北沢七時十二分」というショートストーリーを書きましてそれも載ってます。
 http://www.big.or.jp/~solar/roji_contents.html


 配布店は以下↓のサイトのグーグルマップで確認してください。うちのOSだと対応してなくてクリックするとネットが落ちるので見れたことないけど。
 http://www.big.or.jp/~solar/roji_staff.html


 KINEATTICホームページ→http://www.kineattic.com/
 友人・只石博紀監督「頓挫、6ヵ月後、3.24、25、4.1、対決。」レイトショーで17日からします。


 友人・うっちーが所属するコントユニット・スペースラジオの単独ライブ「C」

 2009年1月17日(土)開演19時/1月18日(日)開演18時
 開場は開演に30分前/全席自由 ・場所:しもきた空間リバティ(下北沢駅南口より徒歩1分)
 前売り1800円/当日2000円 ・Lコード:31557


 古川さんのサイト見てたら↓
 緊急告知! 師走に全国3都市、3ユニット、4日間のイベント出演が決定。12月13日「向井秀徳×古川日出男」/12月14日「古川日出男×(虹釜太郎+鈴木康文)」/12月29日「古川日出男×(虹釜太郎+鈴木康文)」/12月30日「フルカワヒデオプラス」


 昨年の首都制圧4日間に続いて、列島を駆けぬける師走のイベント開催が決定しました。13日は向井秀徳さんと@広島・ミニシアターを会場に、14日は虹釜太郎さん鈴木康文さんと@京都・廃校を会場にの2デイズ。29日は虹釜さん鈴木さんと@京都・クラブにて、30日はフルカワヒデオプラスでの@東京・ライブハウスにての2デイズです。詳細は個別に告知していきます!って12月30日は東京くさいから行けたら行こうかなと思うけど。



 あとDragon AshのBOTSのブログhttp://walker.zozo.jp/bots/
 を見てたら30日のGDC10周年記念のイベントにKj、BOTS、武田真治RIZEのアックンの四人でNirvanaSmells like teen spiritのカバーとかをやったって、ああ、一日帰るのズラして行くべきだった。10周年だからもしかしてKjとか出るかなと思ってたけど出ちゃったかあ、観たかったなあ。


 ASIAN KUNG-FU GENERATIONニューアルバム「サーフ ブンガク カマクラ」が出た。曲名には江の電の駅名が使われている。のだが一度も江の電に乗った事がないのでいまいち身近に感じられない。鎌倉方面とか湘南とか行く事がないから。曲を聴きながら江の電に乗る人もいるんだろうなあ。


 江國香織「左岸」のレビュー


  江國・辻コンビでの「冷静と情熱のあいだ」に続く第二弾になる対の話の女性側の主人公・茉莉視点の物語。


 帯にある「あたし、あばずれかな?」という台詞は茉莉視点であるので読んでいて彼女があばずれだとは全然思わないし、むしろ普通だとさえ思う。「あばずれ」だと思うのは茉莉が出会いと別れを通じてまた違う男といる時に感じている幸福感とそこに潜む影のようなものだろうか。


 付き合った男がだいたい死ぬかダメになっていくというのは残念ながらリアルだ。どっちが悪いとかでもなくて時間とか想いとか過ぎて変化するものだから抗うことを幸福の中で忘れてしまえば関係性はダメになるし、人は当然ながら死ぬものだから。どうしようもないこともある。


 対になる辻仁成「右岸」を読まないとこの作品の世界観が完成しないのだけど、読まなくてもいいかなという気持ちにもなる。


 僕と出会った彼や彼女の物語は断片的に、すれ違った中でちらりと知ることができるにすぎない。


 つまりは僕の主観でしか僕はこの世界を知ることはできない。ただ時折誰かと同じ物語を並行させたり交差させる事はあってもその人の気持ちや物語を完全にわかることはない。


 それにしても江國さんの文章はすらすらと流れるので読みやすい。福岡ー東京ー福岡ーパリー東京ー福岡と茉莉の五十歳ぐらいまでの物語だけどフランスが出てくるのは二人がコラボすると外国が出てくるのが当然のことなのか、あとパリと福岡は本当に似ている都市なのかが気になる。


文学:ポスト・ムラカミの日本文学   カルチャー・スタディーズ

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サーフ ブンガク カマクラ

サーフ ブンガク カマクラ

左岸

左岸

右岸

右岸