Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『君の名前で僕を呼んで』


 ル・シネマで昼過ぎの回を観た。満席になっていた。やはり前評判がいいことも影響している。
 ラスト近くで主人公の父が言うセリフで観客の多くの人が泣いていた。作品は同性愛におけるふたりの少年と青年の物語だが、当然ラブストーリーで、父が言うことは誰にでも当てはまることでもあった。だからこそ、主人公の痛みに共感し、父親が痛みを忘れるなよと言うことで自分のことになって感情が揺さぶられる。
 僕の前の席に座っていた女性がとても美人でした。髪を結んでいたんだけど、頭頂部、てっぺんに結べないぐらいの10センチぐらいの短い毛がオバQの髪みたいに垂直にまっすぐ立っていて、ずっと気になっていた。
 あと、東急のル・シネマで観たんだけどあそこで映画を観る人と海外文学読んでる層ってかなり重なる気は前からしてるけど、たぶん間違いではない。