Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『インディヴィジュアル・プロダクション』

向井秀徳LEO今井が新プロジェクト「Kimonos」始動。
Kimonos - Almost Human


 昨日土曜日は渋谷のルノアールで夕方の五時半からHD(裸エプロン=変態大好き)読書会の第三回目に行ってきて終わったのが朝の五時半でした。どんだけ話してんだよっていう。


 僕らは四人でやってて一人は出版社の社員、一人は会社員、一人はとある人の秘書にほぼ決まり、で僕。諸々の繋がりで集まったメンバー。一人は村上龍大好きで、一人はハルキスト(村上春樹大好き)で、僕は古川日出男フォロワーで、もう一人が一番は誰なんだろう、今度聞いとこう。


 最後のファーストキッチンの四件目までひたすら話をしてました。二、三件目は酒飲みながらだったけど全然酔わなかったのはずっと話してたからだろうなあ。
 最初の四時間は読書会なので課題書だった鹿島田真希『ゼロの王国』についての話をし、これは元ネタがドストエフスキー『白痴』で登場人物がけっこう『白痴』のまんまだったりとかするらしい、僕は『白痴』を読んでないのでそういうのを聞いてそれはオマージュなのかアレンジなのかパクリなのか等話をしてた。


 で、次回は渋谷だし渋谷の小説にしようということになり、みんなが思いついたのが阿部和重インディヴィジュアル・プロダクション』で一回はみんな読んでいるし薄いのでもう一冊その流れにある『プラスチックソール』になった。阿部さんの新作『ピストルズ』が谷崎潤一郎賞取ったしねみたいなノリもありつつ。


 今みたいに郊外化する前の渋谷が舞台だけど。阿部和重舞城王太郎は文学の世界ではやはり外せない非常に重要な作家になっている、好き嫌いとか関係なくね。


 阿部和重シンセミア』(『ピストルズ』が「神町サーガ」三部作の二部目で『シンセミア』が第一部)文庫だと全四巻と舞城王太郎『獣の森』『阿修羅ガール』なんかオススメです。


 早朝の渋谷は酔いどればっかりでゴミが散乱してて猥雑で人間らしさが溢れすぎてて昼間よりはまだ好きになれる。普通に路上とかで寝れるやつすげえなって思う。理性失うまで飲むなよっていう。


 来週の土曜日はクラスヌに。「踊ってばかりの国」ともう一組ゲストライブがあるんだけどタナソウさんが一週間前だけどミイラズってもうバラしちゃってた。ミイラズはアークティックモンキーズのパクリだけど、モロだけど彼らの過剰までな言葉の羅列の歌詞はすげえ好き、僕わりとラップとか言葉の強さとか好きなのもあるからだろうけど。

The Mirraz/ハッピーアイスクリーム

 ライブで観たいなって思ってたのでちょうどいい。前のクラスヌで「モーモールルギャバン」観た時もよかったしな。あいつら楽しすぎだ。もう一組いたがあれはないよってぐらいのひどさだったが、友だちのイゴっちがありえへんってキレてて笑えた。


モーモールルギャバン/ユキちゃんの遺伝子


@kskszk(鈴木謙介) 渋谷を中心とした都心の郊外化は進む一方だな。たぶん、「安くていいもの」が都市部に集中し、地元に帰ると「落ち着ける場所」があるという二重構造化が進行するのだと思う。


 と昨日の朝にツイッターのTL上にあって僕は「郊外化した渋谷での物語が続々展開されるかも。ゼロ年代が地方が舞台の作品多かっただけに。反復さ」とリプライしている。
 で「阿部和重インディヴィジュアル・プロジェクション』が描いた渋谷、郊外化している渋谷を舞台にした十年代の物語がゼロ年代の地方を舞台にした物語の反復として出てくるだろうな。」と読書会行く前につぶやいてた。無意識下でその後の展開を予言してるみたいな感じになってた。


 『モテキ』のドラマを見て思うのは『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は映画化じゃなくてテレ東でこの枠でこういう感じでドラマとしてやるべきだったと思う。ちなみに読書会で男三人女一人なんだが男三人浅野いにお大好きだが女一人は『ソラニン』とか嫌いという話になり、じゃあなんで『モテキ』は面白いと思うんだよみたいな話とか展開してた。それは『モテキ』の作者が女だから女の嫌らしい部分を描けているからだと。


 『うぬぼれ刑事』第8話・大物感のゲストが三田佳子演じた作家「九十九千里」の九十九って舞城王太郎的な、で彼女の作品が「E坂の貴婦人」ってアルファベット付いてるのは森博嗣的な、つうか講談社メフィスト的な、匂いが少しした。
 それで来週は竹下景子ってどんだけ熟女好きなんだよ! って。もう繋がりで『大奥』の主演の柴咲コウとか出したらいいじゃん。柴咲コウクドカン脚本『GO』で出演してるし、おばさんがわりとゲストで多いんだよね。


 今クールで僕が一番ハマってるのは『熱海の捜査官』です。熱海でのバス失踪事件で乗っていたいなくなった女の子を捜査しているんだが、どうやら東京でなんらかの大事件が起きているという辺りとか伏線がたくさんあって、プラス監督の三木さんの小ネタが盛りだくさんでかなりツボです。


 そして昨日家を出る前に東京に来た時に買ったソファーベッドの脚が、寝る時に頭の方の脚が二本折れるという奇跡を起こした。金属なのに支える場所で折れた。
 寝転んでたらなんかガガってズレる感じでズレようないのにって思ったらもう一回なって、なんだって思ったら脚の付け根のおそらくステンレスとか金属が同じ様に折れてた。


 東京来て八年間ずっと使ってきたんだけどソファーも対応年数ってあるのかもしれないね。まあ、金ないので買い替えれないんだけど。


The Kooks - Sofa Song (Radio 1's Big Weekend)

ゼロの王国

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白痴 1 (河出文庫)

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インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)

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プラスティック・ソウル

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シンセミア(上)

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ピストルズ

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TOP OF THE FUCK’N WORLD

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クロなら結構です

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熱海の捜査官

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