Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Time To Pretend」

 寝て二時間少しで目が覚めたのでジムへ。トレーナーというか初日に内蔵脂肪とか筋肉量とか量った時に担当してくれた人が走るよりも前に筋トレした方が燃えやすいですよと言うので五つ程の器具で3セットずつとかしてからランニングマシーン。
 この間までは朝帰ってから暗闇の中で走っていたのだが、あまりにも寒すぎで汗が出なかったことを考えるとジムで筋トレして走る方が効率良さそうだ。なんか嘘でも脂肪が燃えてる気がしてくるから。


 走りながらフィギュア見たけど浅田真央キム・ヨナも出ないなって思って、バイクマシンで十二時過ぎまで見て、まだ出ないんだなって思って片付けて家に帰った。風呂に入ろうとしたら浅田真央が出ててツイッターしながら見てた。すごっ!と思ったら次のキム・ヨナがもっと凄い事になってた。やっぱりライバルがいる事はしんどいけども切磋琢磨でお互いのレベルは上がるんだなあと。
 そういうのってスポーツの世界とかだと見てる方も燃えるっていうか正直他人事なので面白い、ライバルって関係を久しぶりに意識した気もする。上手い具合も女子フィギュアが盛り上がる展開だけに決戦は金曜日だっけな、テレビの前で多くの人が釘付けだなあと、僕も見るけど。


 そんな中でツイッターしながらフィギュア見ながらの途中に専門の友人からのメール。僕からすると仲間意識があるので東京も戻ってくるという旨の内容だったので嬉しかった。
 もう世間でいうとアラサーな僕らだけど、どうしようもなくやりたいことがあって、それをするのに一番東京が適しているのだから仕方ない。仲間って感じの同級生がいるのもこっちだ。友達と仲間は何が違うんだろうなあとか思うんだけど専門の同級生で未だに何かになろうとして足掻いている僕や彼や彼女達は仲間って感じだ。


 地元の高校の友達からは4月にMGMTが1日来日してライブやるから行こうと誘われたので行くことにした。
MGMT - Time To Pretend Live @ Leeds & Reading High Quality


 で、読書タイムの時にディック「高い城の男」を読もうか、なかにし礼「世界は俺が回してる」を読もうか悩んだんだが「世界は俺が回している」にした。これはツイッターのTLで水道橋博士(@shakase)さんが紹介されていて「キラ☆キラ」のポッドキャストで「2010年2月19日(金) 水道橋博士 ペラ☆ペラ」を聴いていたらそこでも紹介されていて気になって買った。舞台がTBSラジオというかTBSだというのもデカイね。


 amazonよりコピペ:昭和三十年代、黎明期のテレビ業界に身を投じた一人の男がいた。己のセンスだけを信じ、音楽番組制作にすべてを賭けた彼の名は渡辺正文、通称「ギョロナベ」。剛腕プロデューサーはやがて、未曾有の大イベント「東京音楽祭」を成功へと導く。テレビ黄金期を駆け抜けた破天荒な男を通し、全ての日本人にエールを贈る、なかにし礼の新たな代表作。


 読んだらかなり読みやすくて第一章がすぐに終わった。豪快な人たちがいたなあというか近過去というかテレビが出始めてみたいな時代で、TBSがまだラジオ東京だったころから物語が始まる。
 主人公のギョロナベはわがままな人なんだけども、彼の周りの環境というか、甘やかして育てられた事もあるんだけども自分の好きな事とにのめり込んでいく辺りとかセンスとかを培ったのはそういう部分が大きくて、人は環境がデカイというか、それでだいぶ人間形成は決まっちゃうのだなとも思った。


 なんか今みたいにいろんなものが出そろってしまったような中でこういう豪快な人たちは世に出てこないのかもしれないが、まず育たないような気も。でも、不景気だとかなんかネガティブなことばっかりな時にかつて隆盛を極めた人の話を読むとなんか明るい感じで楽しい。なんか規範とか常識とかをぶっ飛ばしてる人だったから出来た事は多くて、人に愛されただろうし、同時に嫌われたとも思う。でも、そういう人じゃないと新しい何かは作れないんだろうな。


 新しい何かは一気にぶっ飛んで始めてしまえば嫌でもみんなが着いてくるんじゃないかなって読みながら思う。この新しいディケイドは何かを始めるのには何かが生まれるにはちょうどいいと思う。壊さなくてもすでにボロボロに壊れてるんだから。突き抜けたら先端だ。

ORACULAR SPECTACULAR

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世界は俺が回してる

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