タワレコ、頼まれごと、とことこと歩かないで電車でごとごと、渋谷で降りる事、地上へ帰還する事、スクランブル交差点を横切る事、とことこ、日差しが暑い事、この上ない事、そうするとタワレコ。
頼まれ事のNMEをレジで買う事、申し込んだ友人の名前が普通に「タ」と「ア」で間違えて伝わっている事、しばし待つ事、汗が止まらない事、出てくると二冊ある事、自分の分もあるので、全部で三冊なこと、お会計は分ける事、下の階に降りると、MGMTの新譜があって、Kyteのもあって、ちょっと悩んで散財する。
一階で世界の終わりのアルバムも出ているので気になる。「EARTH」のジャケとか雰囲気がやばいぐらいに好きで最近動画で気に入っている「虹色の戦争」が聴きたくて。
帰りに郵便局でエクスパックで友人に送って、〒が異様に暑くて待たされて汗だらけ。その足でできたけど行ってなかったヴィレヴァンに、途中で銀ダコ見つけて、灯台下暗しだったのだと知ったりするもんか、たこ焼きで五百円、悩む。微妙な値段だよ。ヴィレヴァンで目的のものは見つからないけどすげえ暇そうでここでのんびり働くのはありだなあって思ったり、でとことこ歩いて帰った。
帰ってMGMTと世界の終わりを繰り返しで聴いて、阿部和重著「ピストルズ」を読み進める。何度か聴いたけどMGMTを聴けば聴く程前のアルバムほどよくないなと思うのはどっかで聴いた事ある感じだから、MGMT「Congratulations」の一曲目「It's Working」はもろにフリッパーズギターじゃん。進化したフリッパーズだよ、しかも声まで似てやがる。
MGMT - IT'S WORKING
Flipper's Guitar - JOYRIDE
深夜に「SNOOZER」のタナソウ(田中宗一郎)さん宛にMGMTがフリッパーズに聴こえるのは気のせいでしょうか?とツイートしてたんだけどさっきRTで返してもらって「あ、それ、面白いかも。でも1st? それとも『カメラ』? 『ヘッド博士』じゃないよね? 」って。僕だけなのかなあ、そんな風に感じたのは。そんなタナソウさんはASHを観損ねたらしい。
あと、「ASHの3人+サポート・ギタリストであるBLOC PARTYのラッセルに会ってきた。ラッセルと話して、BLOC PARTYのケリーが、やはり虚言癖の持ち主であることが判明しました。」
「以前、スヌーザーの取材で、BLOC PARTYのケリーの「KLAXONSの奴ら、マットの妹にエクスタシーを15錠も喰わせたんだ!」という発言を発端に、2バンドの間で確執が生まれたことがあったんだけど、ラッセル曰く「そもそもマットに妹なんかいないし」だそうです。真っ赤な嘘でした。」って
ライブで観たことないけどわりと好きなバンドではあるんだよなあ、BLOC PARTYって。
Bloc Party-Like Eating Glass (Live @ Reading 2007)
昨日から「ピストルズ」は正直乗ってきた。分厚いこの厚さは古川日出男著「聖家族」である程度は越えているのでいけるし、ましてや「聖家族」はページ数も多くて二段組みだったから。「ピストルズ」は「シンセミア」読んだ方がやっぱり面白いなと思う。「聖家族」「ピストルズ」ともに長編で分厚い、そしてどちらも家族の物語、歴史を含んだ、孕んだ物語群。
時間をかけて熟成され洗練された作家の小説はやはりキャラクターや登場人物の個人史を含んだ壮大な歴史書になるのかもしれないな。物語や歴史、世界は時間と共に膨らむ、僕は中学のとき歴史が好きだった。
小説好きに、世代間を越えていく小説が好きなのは歴史があるからなのかもしれない、偽史であろうが史実であろうが、個人たちの時間の地層が積み重なった世界、小説。
「ピストルズ」が「聖家族」並のダメージを僕に与えたらまた僕は小説に魅せられてしまう。
世界の終わりー虹色の戦争
「貴方が殺した自由の歌が僕の頭に響く」
「貴方が殺した自由の歌は貴方の心に響いていますか?」
「貴方が殺した命の歌が僕の頭に響く」
初めて聞いた時からこの歌詞の部分のインパクトがすごくて頭の中で巡る、巡る、めぐる、廻る、メグル、巡るんだ。「貴方が殺した自由の歌が僕の頭に響く」「貴方が殺した自由の歌は貴方の心に響いていますか?」「貴方が殺した命の歌が僕の頭に響く」って巡る。
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