Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

快快ゴリラWS@池袋西口公園

 木曜は下北で友人達と焼き鳥屋に行って、最初に行こうといたらライブやってて入れなかったダイニングバー?に行ってベルギービールを飲んだ。いつもながら楽しい飲みで帰ってすぐに爆睡したけど、五時ぐらいに目が覚めて久しぶりの二日酔いで頭がちょっと痛いのと猛烈な吐き気で最終的には胃液しか出ないぐらいまで出したけどどうも気持ち悪さが抜けないまま「アメトーーク」の録画してた「逆襲のガンダム芸人」観ながら横になってた。
 飲む前に「ウコンの力」を飲んだのが失敗したのか、飲んだ時忘れてたけど僕はだいたい「ウコンの力」を飲むとだいたい吐くということを忘れていた。あるいはカルピスハイのハイのせいか、ビールだけなら酔わないわけだし。


 これも「黒歴史」かと思いながらテレビを見ながら寝たり起きたりを繰り返し、起きようと思ってた十二時ぐらいには夢を見てて、昔バイトしてたドラッグストアの事務のお姉さん、名前忘れたからわかんないけどとカフェで話をしてた。なんか変な夢だった。あれは昔の記憶となんかがごっちゃごちゃになってる感じだった。


 起きてうっすら吐き気がしてたけどシャワー浴びて電車で池袋まで行った。西口公園などでやっているフェスティバルトーキョー09の「快快のGOROLLA」のゴリラのWS(ワークショップ)をしに。ゴリラの着ぐるみを着てゴリラになろうという企画。

 
 前に観に行った舞台「「MY NAME IS I LOVE YOU」@五反田SONIC」


 快快がやるから面白そうだなって思って申し込んでた。ゴリラのオープニングセレモニーは寝すぎして行けなかったし。


『 オープニングレセプション 』FAIFAI GORILLA IKEBUKURO TOKYO



 ↑池袋芸術劇場前広場特設テントがあって、そこで受付をして待ってたら↓本日のボスゴリラ、金曜日にこの辺りに出没するゴリラさんが登場。



 終わった後にする豚汁の炊き出しの準備でぐったりなのか、かなり辛そうなゴリラもといコージー。WS参加は何人だったっけな、八人とか、快快からメンバーの梨乃ちゃんが僕らが着る小ゴリラを着て指導してくれる感じ。↓僕らもこのゴリラ状態〜。



 毛が抜けやすいみたいで防護服を着て上からゴリラの着ぐるみを、手伝ってもらわないと着れなかった。あとは手足をつけて小ゴリラに。ああ、その前にパソコンでゴリラの生態を少し復習しながらバナナを食べた。その後テントから出て西口公園に行く事に。ボスゴリラを先頭に「ナックルウォーキング」(ゴリラは基本的には四足歩行で、拳で地面を突くナックルウォーキングと呼ばれる歩き方をする。)で歩いていく。


 「ナックルウォーキング」はすげえきつい。まず普段四足歩行じゃないから難しいんだよね、あと着ぐるみが体が伸びたり縮んだりするときつくなったりして関節が思ったよりも動かし辛い。けっこう早々に「ナックルウォーキング」で汗だくっす。だからわりと早めに休憩ってことで公園の地面に寝転んだけど、それが気持ちよかった。「ウッホ」「ウホー」とか時折叫んだりして、これはけっこう自然な感じで言えたというか表現としてこれしか言えないからゴリラだって思うとなんら抵抗なく叫べる。


 西口公園には昼までも普通にいろんな年代の人がいるのでその人たちが集まってきて見てたり写メ撮ったりとかしているのが少し開いた部分の視界から見えたが、まあ気にはならなかった。見る側よりはやってるほうが面白いのになあぐらいは思ったけど、とりあえず「ウッホ、ウホッホ」と言っといた。昨日の昼間に西口公園でゴリラを見た人はかなりシュールな光景を見たと思う。かなり面白い光景だったと思うんだけど、中に入ってるからいまいちわからないんだよね。


 一度テントに帰ると驚くほどの汗が出てた。ゴリラになりきるというよりも着ぐるみを着ると言う事のきつさを体験。あと「ナックルウォーキング」は二足歩行の種族にはとんでもなくきつい。たぶんずっとそれをしている動物はそれに合った股関節の形状なんだろう、人は垂直に立ってるから骨盤がまっすぐだから中々難しいのかな。
 オオカミに育てられた女の子は四足歩行を完全に出来たみたいだけど生まれてすぐに四足歩行をしていたから股関節がそれに適した成長をしたからできたんだろう。だから発見されて二足歩行にさせられたら弱ってしまったのかも。


 WS申し込んだ時にゴリラで西口公園で「鬼ごっこ」はどうですかってメールしてたけどみんなが「ナックルウォーキング」での疲労具合がハンパないことが見て取れたので無理と判断され、結局は「ナックルウォーキング」をせずに二足歩行に進化し、公園で寝転ぶという方向に。噴水の近くで寝転んで昼間の西口公園の地面に寝転ぶという非社会人的な、非文明的な事をしてた。


 寝転んでいるとわりとゴリラ的な感じ。自然回帰してるみたいだった。狭い異界から東京の空が見えたり、街の喧噪が近くのと遠くのが混じって聞こえてくる。街にはいろんな音が混ざり合って反響している。噴水が沸いたら立ち上がって喜んでみたりとかなんだかほんわかした昼寝みたいな。


 最後には巨大なバナナを持って記念撮影。この辺りの写真とか動画はそのうちフリッカーとかYou Tubeとかにアップされるんじゃないかな。で、来週の金曜のゴリラは『 12月4日(金)快快のゴリラ秋の芸術祭 デッサン会参加者募集! 』ということでゴリラをデッサンしようという企画みたいです。さあ来週の金曜暇な人は西口公園でデッサンを。


 終わった後は作文というか感想文を書いて炊き出しの豚汁をいただきました。汗びっしょりかいて次第に寒くなっていたのでこの豚汁がすごく温かくて美味しかった。


 テントから出るとゴリラが豚汁の炊き出しを一般の人に配ってた。



 リーダーのよんちゃんとかと少し話をして、ゴリラのコージーにお疲れって言いに行くと鼻の下に穴があってそこから外が見える感じなんだけど耳打ちされて「君に届け」の話の事。すげえ好きなんだってさって、ゴリラでその事を言うかあ〜って思ったけど今後その事については話そうと思う。
 爽子はやっぱり実写化したら栗山千明だよねとか先月の連載で終わってもよかったぐらいに内容的に「君に届いた」よねとか話せる余裕がなかったのだけども。あれ着て動ける彼の体力は凄まじいなあと思った。一緒に記念写真を撮ってもらった。


 帰って仮眠して資本主義バンザイなバイト活動を終えてから家に戻り少し早めの二足歩行なランニングをした。「文化系トークラジオ Life」の「Twitterはじめました」Part3Part4を聴きながら走った。昨日走らなかったけどゴリラの「ナックルウォーキング」で普段使わない筋肉を使ったのか腰が張っていた。恐るべしゴリラウォーク。そういえばテントの中でマイケル・ジャクソンのアルバムが流れてたな、ゴリラみんなでスリラーの振り付けするのもありだったのかも。


 part3のBGMはリクエストしてたサカナクション「セントレイ」とBjorkPluto」が本放送では流れてたみたい。今回は打率高かったなあ。「Life」のツイッター見たらもしかすると加ト吉のスポンサーがツイッター発信で決まるかもらしい、すげえ時代だな。あとはレッドブルにもなってもらえれば深夜放送で加ト吉を食いながら、レッドブル飲んでみたいな形でスポンサー、深夜放送に冷凍食品とかは合うよなあ、CM的にも。交渉がんばって!


 古川日出男「4444」21話「で、いま何時?」配信。
 快快とエクスポのイベントで出会ったのもまあ古川さんが関連してるとか関係しているとかしてないとか、縁ですなあ、そういうのは。
 で古川さんが執筆で引き蘢るその前の日には「古川日出男ナイトVOL.9 古川サンタがやって来る!」がありますね、もちろん行くんだけど。いやあ楽しみ、でも引き蘢って執筆する「MUSIC」もすげえ心待ち。


「フルカワヒデオ200ミニッツ」


サカナクション「セントレイ」 

 今年一番のアンセムソングだと思うんだよねえ。でも出たの去年の十二月か!でもアルバムは今年だったしなあ〜。


 佐々木敦著「ニッポンの思想」に次の十年代を「テン年代」って中で書いていて芸術とかそういうものに回帰していくんじゃないかっていう話があって「テン年代」は「天然」でもあるみたいな。
 快快のメンバーはなんかそういう感じで、すごいオープンな感じで受け入れてくる気がしてて全然「A.T.フィールド」がないみたい。たぶん、いろんな人と触れ合っても楽しめるっていう核っていうか英語だとコアっていうものがあってそのぐらいじゃあ傷つかないよみたいな柔軟性がそう感じさせるのかもしれない。だからある種の「天然」的なものを感じる、勝手に。


 今アメリカで次の音楽シーンが地下で一気に盛り上がって新しいムーブメントが起こるそんな予感が音楽誌でも言われてて、実際にそう言われているアーティストの音楽を聴いているとなんかが起こりそうな気がする。
 でもロックと言うよりもそれらはけっこうポップスであったりもして、なんでそういう感じなんだろうなって考えてたんだけど日本でも95年以降のある種の「病む」ブームみたいな精神的に傷つく事がもはやマジョリティみたいな光景。
 それを吐露する人の増加とか経済の悪化がさらに加速して誰もが病んでしまっている風景がこの十年にもの凄く表立っていて、アメリカだと911という事件が確実に影を落として傷ついて、さらには疑心暗鬼になってみたいな空気の中で過ごしたティーンが二十代に入ってきたりして表現活動をし始めた時にもうそんなんいいじゃんっていう方向になっているとしか思えない。


 この十年の反復ではなく、違う方向性として無意識化でポップなものを求めてそれを天然だったり、ある人は意識的にしていくのが次のディケイドに起きるムーブメントみたいな気がしている、というか感じている。
 次の十年代の「テン年代」はポップな表現で彩られていくような、意識的に無意識的にそっちに引っ張っていく人たちが主役になるんじゃないかと思う。だからそれが無意識的じゃないのならば意識的にそっち側に移行していくことで心に色彩が描けるような面白い十年代になっていくんじゃないかなと思うし、僕もそちら側で楽しめるだけ楽しめるように。


Dirty Projectors - Stillness Is The Move

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