昨日は起きてから散歩がてら近所のツタヤへ。特に買うものもなく、ブラブラ帰ろうとしたら一階の部分の立ち食いそばやがやっている今川焼を買って帰った。毎年秋になると今川焼を食べるのが恒例行事。しかし、新作が外側が白い、もちもち触感のやつが出てた。普通の今川焼より十円高い八十円。昼飯食ってなかったので二つ頼んだ、それでも百六十円。
家に帰ると玄関前でいつものニャつらが日向ボッコ。うーむ、ふてぶてしいが、やっぱり歩いてたりすると見かける猫と比べると美形だ。でも、耳のとこが切られててたぶん隣の家が餌やってて飼ってるんだけど、猫としてはこの一帯がテリトリーみたい、メス猫なので妊娠しないように手術してるっぽい。
この美形な遺伝子は途切れてしまった。猫の発情期になるとこの一帯はオス猫の盛り声がよく聞こえるけどもはや妊娠しないメス猫ってのは、遺伝子を本能的に残したいオス猫にとってはどうしようもない。発情するからたぶん交尾するんだろうけどいくら経っても妊娠はしない。オス猫はどこかで自分の子供が生まれてると思ってしまうのだろうか、うーむ。
遺伝子ってものが次々と乗り物のように混ざりながら次世代に繋がっていく、でも科学と言うかそういう力でそれを阻止する事も人間はできてしまう。
部屋で食べてみた白い今川焼。うわ〜すごいもっちもち。中身はクリームだから二つ食べるとある意味で気持ち悪い。触感がもちもちしすぎて、クリームがまったりで胃にくる。たまには食べてもいい感じだ。
それから読みかけだった荒木スミシ「マイ・ライフ・ウィズ・Tシャツ」を読了する。一人の男と双子の姉妹を軸に展開する話だった。Tシャツを変えるように人生を変えれるのかといった感じで物語が始まった。実際に起きた出来事からヒントを得て書いてある話だった。姉妹は入れ替わることになる、ずっと離れていた二人は。そこで部屋にあるCDでオアシスをかけるともう片方の気持ちになりいい感じになる、でも彼女は実際にはレディヘッドの方が好きだ。
例えば今の十代の女の子で考えるとほとんどオアシスやレディヘッドの洋楽は聴かないのかもしれない、洋楽ロックを聴く若い世代はたぶん僕らの頃よりも減っている、聴く機会がないし、邦楽ロックがそれなりに洋楽アーティストの影響下から始まっている。そしてその洋楽から影響を受けた邦楽ロックバンドに影響を受けた次世代バンドが主流だから。
古川日出男著「LOVE」ではおばさんにシュガーはBECKだけは聴いときなさいって言われてたな。BECKは「Sea Change」が最高傑作だと思うんだけど、こないだのライブは行かなかった。
そういう海外のメジャーなアーティストも若い世代と言っても二十代前半とかはもはや知らなかったりするんだよなあ。海外の小説を読む人も減ってるっぽいし、僕の周りにはチャールズ・ブコウスキーファンはなぜかいるけど。
でも、小説とかで出てきたバンドを調べて聴いて好きになると言う子もたくさんいる、それはきっと幸せな事だ。終わり方は不幸な中でも幸福な感じだった。物語がある意味で交互し、三つ指の男、姉妹と交差してリズムよく読めた。
序章しか読んでいない高原基彰著「現代日本の転機―「自由」と「安定」のジレンマ」を読まねば。
↓くるりのトリビュート情報。松任谷由実さんの「春風」はやっぱり気になる。
『くるり鶏びゅ〜と/V.A.』
2009年10月21日(水)発売
BNCL-40
3,000円(税込:初回盤のみスペシャルパッケージ仕様)
収録予定曲 (※曲順未定)
・anonymass「赤い電車」
・andymori「ロックンロール」
・奥田民生「ばらの花」
・キセル「Old-fashioned」
・木村カエラ「言葉はさんかく こころは四角」
・世武裕子「東京」
・曽我部恵一「さよならストレンジャー」
・高野寛「ワンダーフォーゲル」
・二階堂和美「宿はなし」
・ハンバートハンバート「虹」
・Fantastic Plastic Machine「ワールズエンド・スーパーノヴァ」
・MASS OF THE FERMENTING DREGS「飴色の部屋」
・松任谷由実「春風」
・矢野顕子「Baby I love you」
・LITTLE CREATURES「ハイウェイ」
・9mm Parabellum Bullet「青い空」
- 作者: 荒木スミシ
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現代日本の転機 「自由」と「安定」のジレンマ (NHKブックス)
- 作者: 高原基彰
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