Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『Walk This Way』

Walk This Way


Dragon AshROCK BAND


 『めちゃイケ』のオーディションをのんびり見てた。とても不思議な事は岡村さんはいないことになっているわけでもないのにどういう病気になっているから休みと言う事を一度も言わない、言えないのかもしれないということ。
 そっちの方がやばくないか、そこまで疲弊しきるぐらいまでの状態に芸人だけど一人の人間が背負い込んでしまった場所へまた戻ってこいというのはかなり酷な話のような気もしなくもない。


mixiにアップしてたやつ。


『中学の時イケてない僕ら』 2010年10月08日
 バイト先のミーティングと言う名の集まりに行ってきた。仕事休みの日なのに。経営してる会社がやってる代官山にある中華料理屋に。で、個室に入ったら中華丼みたいなのが置かれてて、「これ食べな」って言われて食べた。


 普通〜〜〜の味で量が多かったので腹いっぱい。で、店長とかの話とか聞いて解散。なんだろう、これ? なんかこうやって集まってみたいな家族経営的なノリが従業員の親睦をふかめて意識を高くするって事なんだろうなあ。


 マジでどうでもいい〜。


 みんないい人っぽいんだよね、僕が興味持てる感じでもないし彼らもそうなんだろうなって思う。毎月これがあると思うとけっこうしんどいなあ。

 書いてこの状況から脱出ですな。


 帰りに中目黒のドンキで祝儀袋を買った。日曜は船上結婚式に行ってきます。東京湾を回るのかな? 浜松町から船に乗って式らしいです。二重に酔って吐かなければいいんだけどなあ。


 来月も知り合いのカップルが結婚式やるので二次会におよばれ。めでたいことはいい事だ。金銭面的にはしんどいけどね、まあしょうがねえ。


 窪塚君ばりに「めでたいの〜(by 奥菜恵式の時)」精神で乗り切ろう。


 帰ってきてから『アメトーークスペシャル「中学の時イケてない芸人」の途中から見返してる。まあ、モテたり充実した学生時代過ごした人間は僕らみたいにねじれたりしないとは思うんですけどね。


EAST END X YURI - DA.YO.NE


↑歌詞の途中で「なあなあ佐々木って24歳だよな?」「25だよ」って答える佐々木はライムスターの宇多丸さん。 つまり僕は中学生の時にこのシングルで宇多丸さんの声を聴いていたわけだ。


 僕は中学の時に『DA.YO.NE』聴いて彼らのシングルを何枚か買った、今思えばわりとラップに違和感ないのはこの当時の影響なのかもなあ。
 

 高校卒業する時の冊子みたいなのにアンケートとか一人一人が全員に一言みたいなのがあって、みんなが僕に何を書いたか今読み返してみたんだが数人の女子が授業中うるさかったから静かにしてほしかったと・・・・。


 そういう人間みたいです。消しゴム拾ってくれてありがとうとか机運ぶの手伝ってくれてありがとうとか、まあいいこと書いてあってもそのぐらいか。


 国語の授業の三分間スピーチがよかったとか。高校の時に死んだ小学校中学校の同級生の事を話したんだけど、内容はあんまり覚えてない。ただ、人生は運によって諸々の事が決まるのだろうと彼が死んだ時点で僕の中の価値観はその方向に定まったのでその事を話したんだと思う。


 僕が運も実力のうちというのが嫌いというか認めれないのはそういうことが要因にある。運は運、実力は実力、才能は才能と別個にありながらも混ざり合ってしまうから同じ様に見える。どんなに実力があっても才能があっても運がなければどうしようもない事が多々あると思うから。


 その事を前に読書会でなぜか夕方に始まったのに四件はしごして始発までずっと話し続けていた中でも言った記憶がある。


 運があって、自分が本来いるはずのない場所やレベルのとこに行くと最初は辛くてついて行けない。それは実力が伴わないから、でも全ての人がそういう場所に行けたりもしないし段階を踏まないと行けない場所に行ける人はいる、運によって。


 レベルを上げるには自分と同じくらいや自分よりも弱いレベルの人としてても経験値はたまらない。辛いがレベルを上げるにはそういう場所に行けてしまうのが一番てっとり早い。それは運による所が大きいと思う。


 あとはたまたまそこにいたからという理由も時としてある。


 『多重人格探偵サイコ』で漫画を書いている田島昭宇を原作者の大塚英志が最初に組んだ『摩陀羅』に彼を連れて角川関連で始めたのはなぜかと聞かれて、田島は当時デビューしたばかりだったが大塚は角川の前社長と飲みながらケンカして「じゃあ、メディアミックスして売ってみせるわ」といい『摩陀羅』が始まった。


 他者で編集者をしてた大塚はたまたまそこにいた田島を連れていき連載を始めた。連載当時は小学生(当時の僕と同年代に)に絵が僕よりヘタと言われていたが今はそんな事を田島昭宇に言える人間はいない。




 大塚は言う。「たまたまそこに居たと言う事がどれだけ意味があることか」


 実力や才能は最低限のラインを越えてないといけないかもしれないが、そうじゃなくても始まってしまうことはある。それが運命なのかもしれない、運/命だってことが大事なんだと思う様になった。


 この「たまたまそこに居た」というので印象的なのは1976年6月4日金曜日にジョイ・ディヴィジョンのメンバーになるバーナード・サムナーとピーター・フックはバズコックスのプロモートによりマンチェスターのフリー・トレード・ホールで行われたセックス・ピストルズのライブに衝撃を受け、パンク・ロックバンドを結成することを決意。
 そのライブは観客数はわずか42人であったが、サムナーとフックのほかに、ファクトリー・レコードを設立したトニー・ウィルソンジョイ・ディヴィジョンU2をプロデュースしたマーティン・ハネット、ザ・フォールのマーク・E・スミスザ・スミスモリッシーシンプリー・レッドのミック・ハックネルがいた。


 何かが始まってしまう場所にいるのが幸福な事だけとは限らないし、不幸も運んでくる。でも、そういうイメージがあるから「たまたまそこに居れる」ためにどこかに行く事は止めるべきではないんだろうな、自分の興味が向く場所に行く事で何かは引き寄せれるというのはこの数年で実感したことだった。


 中学の時にドラマからのめり込んで物語に魅せられてしまったのは僕にたいした物語がなかったのもデカクて。そういう流れの中で僕の時間は過ぎて行ってる。


H Jungle With t - Friendship 1996


 この時浜田さん33歳って! あと五年したら僕もその年なのか。この曲も主題歌だったドラマ『竜馬におまかせ!』も好きだったな、小室さんって三十代前後の人間の思春期になにかしらの影響を与えてたりするだろう、そして栄枯盛衰ってのをリアルタイムで見せてくれた感じがするよねえ。

 
 『ほぼ日』で糸井重里さんと保坂和志さんの対談が刊行時にあった『カンバセイション・ピース保坂和志さんの、小説を書くという冒険。』ってやつ。それの追加インタビュー。


「もともと、小説家に限らず、なりにくい職業っていうのは、なりたいと思っている人はなれないと思う。何年か後に、自分はなっていると思いこめるような人しか、なれない。」


「ほんとに作家になるという人は、そういう時に、「タネを埋めたんだから、桃栗は3年でなる。柿は8年でなる。じゃあ自分は何年後になってんのか?」って、そういう思いこみが、あったりすると思う。タネを埋めたら実は自然にできるよ、ぐらいの楽観的な人だったりするんです。」


「書いていないどころか、小説も読まないという日々だったんだけど。28歳になって、「ええと、このままでいいのかな?」と思って。あのね、28って、だいたいみんなが突然、将来について考えちゃう時期なんですよ。」


「ぼくにとっての小説家の修業期間って、「書いたこと」じゃなくて、「考えつづけていたこと」なんですね。テクニックなんて、どうにかなるんです。まったく文章に親しんでいない人とか以外なら、誰でも、書く時間をたくさん使えば、それなりのものにはなるんで・・・。時間さえかければ、それなりの文章になる。そのための基盤だけを考えてたっていう。そんなことが、ぼくが20代の頃にしていたことですね。」


 僕の二十代ももうすぐ終わりに差し掛かってて、もうすぐタネが実り始めて芽吹く頃だと思っちゃう楽観的な部分は正直な所あるんですよねえ。じゃないとやってられないというのもあるんだけどね。


『GOLDEN AGE』 2010年10月05日


 二日続けて『ケイゾク』再放送みながら日記を書いてみる。まあ、単純にこの時間は家に帰ってきて風呂に浸かって飯を食べてしばしのんびり時間。


SPEC 第1話予告

 時間給の賃金労働で、1日に何台も洗車するだけど、機械で自動的に水を濡らして、タイヤの汚れを取る液体を付けて、高圧噴射のホースで下側をキレイにして、でまた全体を機械で泡の噴射して、手洗い用のモップみたいのを両手につけて車全体を洗ってまた水流して高圧して水分拭き取ってから、移動してまた全体を吹いてドアや空く部分の濡れたとこを吹いて、室内清掃してタイヤワックスして外側中側の窓を吹いてってのが洗車の流れ。


 で、僕は新人なのでだいたいは洗車の水洗いを一人でやっているんだけど、泡だらけの車を両手で洗っていると思うんですよ。


 「あ〜、今俺は風俗嬢の、ソープ嬢の気持ちが少しだけわかった気がする」と。興味ない、どちらかと言えばどうでもいい嫌いなものを真剣に金のために洗っている感じが激似だと! 相手が気持ちよくなれば、キレイになればいいのです。そういうお仕事なんです。


 ソープ嬢が相手する男性客も高級車も一緒です。マニュアル通りにやって満たしちゃえば文句は言われないで金がもらえるっていうね、ああ哀しき資本主義。


 行き帰りはのんびり歩いているんだけど、ふと思い浮かんだ。エイとセックスする話を次に書こうと思ってるんだけど、エイの性器って女性器とほぼ変わらないぐらいの感じらしいんだよね、挿入した快感が。


 友だちが電車に乗ってる時に彼の知り合いが性的感心が強すぎて、妻も子どもいるけど同性での性交をしてみたり、動物とかに走り始めて、今は「エイ」に夢中で、それは集団でエイを買って尻尾の毒の部分を切ってみんなで代わり代わりにして、最後はきちんと洗ってエイを鍋にしてみんなで食うという現実に起こっている話を聞いてそれ書こうって思って。


 わりと漁師とかずっと丘に帰らないとエイとかで小さなサメの口でオナニー代わりにするらしいんだよね、けっこう一部の地域ではポピュラーな事だったりもするらしいんだが。
 それって小説に書かれてないよなって思ったら藤谷治さんの『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』読んでたら書かれてた。でも、それはやまびこの元になった昔話があって、エイと性交をしたおじいさんの元に子どもがやってきてみたいなノリでまあ昔話お得意の隣りのじいさんが真似したら、諸々の展開でやまびこになったという話を書かれていた。


 でも、エイを集団で食うってのがすげえなって思って。これって普通に考えたら自然界ではありえないんことなんですよ。自然界ではオスとメスが性交をしてもメスがオスを殺す事はあっても逆はない。だってメスしか子孫を残せないしオスは基本的に遺伝子を残したらけっこう用済みだし。


 それをたぶんおっさんとかなんでしょうね。集団で性欲を満たして食欲を満たすって言うのが、あんまりないんだと思って。昔パリ人肉事件とかあったけどそれとは違う。


 で、それ書こうと思っててでもなんか弱いなって思って、なんかエピソード足したいなって思ってたんだが、僕がやってるような洗車のバイトをしてる男とソープ嬢が恋愛してってのをそこに絡めたら、いろんな対比ができそうかなって。


冷たい熱帯魚』 海外版 予告編


 ↑東京国際映画祭の特別招待作品に最初入ってたけどなくなってた。来年の公開よりも先に日本で観れる機会だと思ってたんだけど。


 こないだのロフトでやってた「若松孝二の世界〜最新作『キャタピラー』までを語る〜」がUstでもやってたけど園さんも出てて「世界中の監督は東京国際映画祭に出したくない、逃げ回ってる。作品が可哀想だから、他の国際映画祭に出せない。どこにもコンペに出せない。」「東京国際映画祭は最低な映画祭だ」と若松さんと園さんが言っていたのが原因かもしれないな。


 金曜は武道館でサカナクションだ。久しぶりに聴き直さないとなあ。さすがにアンコールで最後の曲は『ナイトフィッシングイズグッド』かな。締めは。


三日月サンセット サカナクション


 まあ、魚繋がりと言う事で。


サキノハカという黒い花』 2010年09月22日


Green day - Good Riddance(Time of your life live) in Montréal 2009


 有休消化中だけども三週間ばかりプー太郎状態です。時間が余ると余るで考える事が増えてしまうのは仕方ない事だろうし、まあ余裕ぶっこいてる状態でもなくなってきました。


 あと一年半で三十代になるんだなとか考えたり、履歴書を書いたりバイト募集を見ると年齢というものは嫌でも目につきますね。
 わりと三十代になった時に何をしているのか誰といるのかどこにいるのかとか考えてみるとやるべき事はそれなりにあって、そのために何をするのかとか大事だなあと思ったり感傷的になったりしてました。


 やりたいことをして生きていたいというのは我が侭なんだと思います。だけど我が侭になれないでやりたい事も中途半端に止めて生きていくのはきっと僕には無理で、挫折するほどまだやりきってもいない。


 ほとんどの人が挫折するまで何かに打ち込んで止めて行くわけではない。挫折できるほどの何かがあった人は人として多くのものを得ているのだろうと仲俣さんが言われていて、その発言の元になった藤谷治さん『船に乗れ!』という作品を読んでそうだなと感じた。


 仲俣さんが開いたイベントでお会いした藤谷さんに作家になりたいと言ったらあと十年は書き続けろ、そしたら可能性はあるかもしれないと言われた。可能性があるというのはそれなりに残酷な事でもあり最後の希望だ。
 藤谷さんは作家としてデビューしたのが40過ぎでずっと書き続けていた人だからその言葉に重みがあった。


 今月藤谷さんが応募して新潮新人賞の最終まで残って後に小学館から出た『おがたQ、という女』を読んだ。先月はデビュー作になった『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』も読んだ。どちらも面白かった。『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』は9.11の話でもあるけどアップテンポでキャラクターも多彩で喜劇的な作風だった。


 僕が一番好きな漫画『プラネテス』の主人公のハチマキに強く感情移入してしまうのは彼がもう一人の自分と対話しているシーンが多くの何かになりたい人や希望を持つ人には一度や二度体験があるからでまるで僕自身の事の様に思えるから。僕は時折読み返してしまう、いろいろと迷ったり、自分に活を入れたい時に。


 一介のデブリ宇宙ゴミ)拾いのハチマキは自家用宇宙船を買うという夢を持ちながら、日常に埋もれる事に迷い続けつつ、惰性もあって仕事を続けている。そんな彼を「空間喪失症」という障害が襲う。音と光の一切を断つ「感覚剥奪室」という宇宙空間適応訓練で彼はもう一人の自分と対話することになる。


「まともに話せないか だろうな 宇宙は真摯でない者を愛さないからさ」
「はっ はっ はっ だれだ はっ おまえ はっ」
放射線の嵐の中で漂いながら感じただろ? 『くたばるかもしれない』って でも本当は 救われる気分だったろ?」
「はっ はっ」
「わかってるんだろ? 一介のデブリ拾い屋にすぎない今の自分には宇宙船を手に入れることなんてできっこないって それでも吠え続けたのはいつまでも夢の途中でいたかったからさ」
「たたかいきれないお前は ようやく今頃になって 言い訳を探し始めている この病はお前が望んだんだぜ?」
「はっ はっ うるせえ」
「地球に降りて 結婚して年とって シリウスのかがやきを見上げながら 『あの病がなければオレも今頃は・・・』 そう言い逃れる権利をお前は欲したんだ」
「はっ はっ うるせえ 黙れ」
「認めろ 受け入れて楽になって 嘘をわびるんだ 宇宙はお前を愛してはくれないが許してはくれる」
「黙れ」


 ハチマキは仲間の計らいで世界最高のエンジンに、木星行きの宇宙船に搭載される予定のエンジンを見て触ることになる。触った瞬間に彼に電流が走る。そしてまた「感覚剥奪室」でもう一人の自分と対話する。 


「落ちついているじゃないか 今日は」
「聞こう どう決断したんだ?」
「別に たいして今までとかわりないさ」
「あー いや ちょっと違うな 考えたんだ オレ あのエンジンを造ったエンジニアたちも アンタみたいなのとケンカしたことあるのかなって アンタはオレのことをウソつきだって言ってたけど・・・」
ツィオルコフスキーゴダードもオーベルトもフォン・ブラウンも 宇宙をのぞんだ人間はみんな はじめはウソつきだったんだよ」
「でも アンタとのケンカを一生かけてするって腹を決めたなら そいつはじきにウソつきじゃなくなるんだ」 


 二巻ではハチマキの親父が『わがままになるのが怖い奴に宇宙は拓けねェさ』という台詞を言うけど僕の中に深く刻まれている。


やってしまへやってしまへ
酒を呑みたいために尤らしい波乱を起こすやつも
じぶんだけで面白いことをしくつして
人生が砂っ原だんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分とくらべるやつらも
そいつらみんなをびしゃびしゃに叩きつけて
その中から卑怯な鬼どもを追ひ払へ
それらをみんな魚や豚につかせてしまへ
はがねを鍛へるやうに新らしい世代は新らしい人間を鍛へる
紺いろした山地の稜をも砕け
銀河をつかって発電所もつくれ

宮沢賢二『サキノハカといふ黒い花といっしょに』
プラネテス』2巻より


 日曜日にやっていたフジテレビの「エチカの鏡」で死ぬ事をテーマにしていて久しぶりに嗚咽して泣いてしまった。


Bank Band (Cover of Miyuki Nakajima)/糸


 で途中で↑がかかり部屋でひとりで号泣してしまった。


 タモリさんが人間は生まれた時に頭から足下までスッポリ段ボールをかぶってそのまま見えないままに崖に向っていると例えてた。僕のすぐ横は実は入り組んでいてそこに落ちてしまう人もいるだろうし、僕が今生きているのはたまたま落ちずに済んできただけという、そういう偶然性によって支えられている。しかも最終的には誰もが崖から落ちてしまう事は避けられないと。


 NHKドラマ『10年先も君に恋して』というドラマが面白い。10年後の夫と将来夫になる現在の恋人との奇妙な三角関係を描いた、大森美香によるオリジナル・ラブストーリーですが、10年後からやってきた夫は頼むから結婚しないでくれと彼女に頼みます。
 十年後二人の中は崩壊して離婚する方向まで悪化しているのです。そんなことを言われても今好きになっている彼との未来がそんなものに、彼がそんなに変わってしまうとは信じられないし、現在の恋人はあいつは誰だという感じで物語は進んでます。


 10年後僕は何してるんだろうなって思いながら見てます。作中の人物で言えば劇団ひとりのポジションになりたいわけですが。38歳かあ、知り合いの三十代の人を見てるとみんな若いからなあ、まあ好きな事やってる人は若いよね、やっぱり。


The Libertines - I Get Along (live at reading 2010)


でも俺は自分の歌さえ唱えれば何とかなるんだ
連中は俺が間違ってるなんて言うけど
そんな奴らはファック・オフ!


 リバティーンズがリユニオンするような奇跡だって起きるのですから。


 そういえば中旬に新しく講談社出資100%で設立された新しい出版社の星海社の「最前線」プレオープンイベントというのに行ってきた。「星海社FICTION大賞」という賞があるので、前に何度か書いてたやつを書き上げて応募したい。


 『さようなら、ギャングたち』みたいのを今やってみたらとかなんか考えてたらそういう話が浮かんでて。自分の肩甲骨の痛さとかもあって、あとは昔本屋でバイトしてた時のお客さんですごくキレイな子で右腕の肘から下がない人を見た事があってその印象が未だに残ってる。


 その女の子をこないだ友だちとお茶してる時に見かけたんだよね。たまたまなんだけど。で新しく始まった『仮面ライダーオーズ』も右手だけの存在がいたりして、まあよくあるモチーフではあるんだけど。


 先月の終わりに仲俣さんとツイートでやりとりしてて「なんというか、君らの世代なりの『爆裂都市』(石井聰互)みたいな話を読みたいんですよ。ものすごくラジカルであるように見えて、じつは世代的な生い立ちの記憶がほのみえるような。」と言われて前からそういうものを実は作りたいと思っていたからそれをなんとか形にして応募しようと思う。


STORYWRITER スーパーカー


 なんかめちゃくちゃマジメにふざけたいんですよね、一生。


 きちんとお金になるものを書いてそれで飯が食える様に書いて応募してなんとかわがままに生きたいと強く思う九月です。

Walk This Way(初回生産限定盤)(DVD付)

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SPIRIT OF PROGRESS E.P.(初回限定盤)(CD-EXTRA仕様:シリアルナンバー封入)

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アメトーーク! DVD 10

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Denim-ed Soul 2

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カンバセイション・ピース (新潮文庫)

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アンダンテ・モッツァレラ・チーズ (小学館文庫)

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プラネテス(1) (モーニング KC)

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アップ・ザ・ブラケット

アップ・ザ・ブラケット

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

HIGHVISION

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