Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『歌うクジラ』

Dragon Ash - Rock Band RIJ10ライブ


 EP出るんだけどiTunesで『Rock Band』購入して聴きまくってるというか今日銀行とか買い物行った時ずっとリプレイしてた。
 アルバムも12月だしツアーも1月からだしと年末からまたDragon Ash熱再発。ツアーの初日は行って追加とかでまた東京の方は最終日とか出るだろうからそこには行くと思う。


 今年は金なさすぎてRIJ行かなかったし、どっちかというと好きすぎるバンドはワンマンで出来る限りみたい、フェスも楽しいけどモッシュとダイブワンセットなのはワンマンだし、フェスは今禁止状態だしなあとか思うとワンマンで観て飛び跳ねたい。


 今年は十年振りにスマパン観れたし、来月の終わりはリバティーンズのフロントマンの一人であるカール・バラー、そして来年にはDragon Ashと。
 好きなバンドはいっぱいあるけどやっぱりこの三組はいろんな出来事や想い出と曲がよく聴いてて結びついているし、ライブで号泣してしまうから思い入れが強い。Dragon Ashはとくに泣きながらモッシュしてダイブだし。


 まあ、リバティーンズはピートが薬物問題とかで来日できないんでイギリスとか行かないと観れないっていうことがあるけどリユニオンしただけでも最高な事件であって。彼らはゼロ年代のロックンロールの奇跡と儚さを見せて流れ星みたいに一気に輝いて消えたバンド。
 その煌めきに魅せられたボーイズがゼロ年代のUKロックを復権したと思うし、僕らがリアルタイムで聴けたロックンロールだったんだろうと思う。


 でも、年末のカウントダウンには行きますけどね。アーティストの日割りとか出演者が第一弾で申し込みしてたんで友人の青木の仕事とかでまあだいたい初日に行くんだけど、初日今の所が阿部真央 / avengers in sci-fi/ 遠藤ミチロウ/ 奥田民生/ Galileo Galilei / 筋肉少女帯 / 黒猫チェルシー / GLORY HILL / ZAZEN BOYS / Dirty Old Men / 10-FEET / DOES / Nothing’s Carved In Stone / BUCK-TICK / PUFFY / the band apart / FACT / BLACK BORDERS / Prague / miwa / MINMIってなってる。


 ザゼンバンアパ決定で、気になってるavengers in sci-fiを観るかなぐらい。筋肉少女帯遠藤ミチロウとバクチクって年齢層高くない?
 客層そんなに上がってるのかな、それか子連れの親子狙って子どももロキノン病的なモードにしようとマクドハッピーセットみたいな感じかな。ハッピーセットって食った事ないけど、僕は幼少期関係なく外食はほぼ皆無な家だったから釣りの帰りにとんぺいでラーメン食う以外に外食行った記憶ない。


the band apart FUEL (live)


 利益なくてもいいんだよね、幼少期の刷り込みでマクドは楽しいとかいいことあるとか思い込ませると大人になっても通ってしまったりとかマクドは美味しいとかいいことあるって思っちゃうっていう企業戦略みたいな事をロッキンもしようとしてると思うんだけどね。


 30日の3日目なんて安藤裕子、iLL、OKAMOTO’S、グループ魂斉藤和義The Mirrazモーモールルギャバンとかもうこれだけ観れたらいいじゃんってメンツだしなあ。羨ましいぜ。
 04/05の大晦日サンボマスター観ながらカウントダウンしたのが初参加だから七年連続か、一日しか行かないけど年末行事になってる。


avengers in sci-fiUniverse Universe


村上龍新刊『歌うクジラ』上下巻


 本屋に行ったら出てた。iPadで先行販売されててそれだと坂本龍一の曲も付いてたりするみたいなんだけどその電子書籍的なものを持ってないので書籍が出るのを待ってた。


 環境問題とか資源とか考えたらそっちの方が正しいと思うんだけどどうも所有欲なのか形として欲しい。本もCDもデータの方が安いけど、今までいろんな作品や作り手と出会う時に僕はジャケ買いとかで会ってたりする。
 ジャケットのデザインや装丁って中身よりも雄弁に全てを語っていたりするし、真逆な時もあるし、なんかそういう事が僕には大事というか、本の装丁が気に入って手にした事で出会ってしまう作品とかそういう「未知との遭遇」みたいなものが人生を善くも悪くも豊かにしてくれると思うし、寄り道というか人生なんてだいたいは余分なものだらけだから。


 パソコンとかで「検索」するというのは答えや探したいものにすぐに辿り着けてしまうからそういう余白とか余分な出会いが減るのかもしれないなっと思う。 
 アマゾンとかであなたにおすすめの商品ですみたいなのを言われるとムカつくというか、同じジャンルばっかり聴いたり観たり読んだりしてたらジャンルのクロスオーバーができねえじゃん、だから今こんな風にみんなが小さいジャンルに枝分かれして全然わかりあえなくなっていくだけじゃないのかって思うし。


 でも十年前とか、中学の頃はこんな事を考えるほどにテクノロジーは進化してなかったしネットも普及してなかったと思うと凄い速さの中で進む時代の中に僕らはいて振り回されているのかもしれないなと思う事もあるけども。


 小説をきちんと読み始めたのは十八とか十九とか、大学辞めて岡山に戻ってセブンイレブンの弁当工場で上京資金貯めている時ぐらいで、昼休みは畳の休憩室で寝転びながら村上龍作品や村上春樹作品を読んでた。十年前の僕は『ノルウェイの森』『スプートニクの恋人』はあんまり好きになれなくて『限りなく透明に近いブルー』『コインロッカー・ベイビーズ』『五分後の世界』とか面白く読んだ記憶がある。


 イメージとしては村上春樹は近過去、村上龍は近未来を描いているような感じがする。『希望の国エクソダス』とかそうだったし。『半島を出よ』は未だに積読したままで読んでないけどなぜか『すべての男は消耗品である。』シリーズは新刊が出ると読んでる。


 『歌うクジラ』上下巻で700ページ少し。たぶん、来月の読書会の課題書になるから早めに読まないと。


 今クールは『SPEC』『セカンドバージン』『Q10』のドラマを見てるけど面白い。『SPEC』は見すぎなぐらい二話を何度も見てしまっている。


 『セカンドバージン』もNHKドラマが確かにこの数年すごく面白い流れの中で作られていて前にしてた『10年先も君に恋して』から続けて見てるけど鈴木京香が自分よりも17下の結婚してる男と不倫をするというドラマ。鈴木京香の色香が出てて夫が浮気される妻を深田恭子が演じてたりする。


 鈴木の役は19で子どもを生んで離婚してからバリバリ働いて出版社を立ち上げた女性で、息子が出てくるが最近ブレイクしてきている綾野剛深田恭子は子どもが欲しいので夫に迫ったり、逆さになって妊娠しやすい状態にしようとしている。鈴木の役は子どもを生んで両親に預けていたみたいで子どもは金をたかりにくる。
 鈴木のシャドウとして深田がいかに機能するか。子どもが出来てし離婚してから男に頼らなかった女性と、子どもが欲しくてたまらない女性の対比。


 まだ二回なので間に合うかな、ワンクールするみたいだし。旦那と分かれてから男性とそういう関係に二十年ぐらいなっていないという主人公なので『セカンドバージン』という意味らしいが三十代より上の女性層をうまく掴めたらけっこうヒットするんじゃないかなって思う。バブル期世代の女性とかを。


 木皿泉脚本『Q10』はボーイミーツロボットなお話。青春ドラマだけどメッセージ性が強いかな。木皿泉っていうのは夫妻でのペンネームで夫婦でやってる脚本家さんなんだけど『すいか』しか僕は見てないけど上手い。
 『すいか』の冒頭では99年に「ノストラダムスの予言」で地球が滅亡しちゃうねって幼少期の双子の女の子が話しているけど、もう2000年になってあれから何年も経ったのにわたしは・・・みたいな所から始まっていた。
 今作『Q10』の主人公は佐藤健なのだが心臓が弱くて手術をしているので体が弱い。一緒に幼い頃から病気で一緒に入院してた友人と病室のベッドで寝転んで2012年に「マヤの予言」で滅んじゃなうのかなと言って、二人で鉄塔の下に滅ばない様に願い事を書いた紙を埋めに行く。なんて辺りも『すいか』を彷彿させてニヤッとしてしまった。


 滅亡とかそういう絶望に対していかに希望を持つかとか毎日を生きていくかとそういう展開の仕方が見事な感じ。『Q10』は高校生ぐらいに焦点をあてていると思うけどメッセージ性のある作品を送り出していく事はやっぱり大事な事だなあと見ながら思った。


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