Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

作家の08年と本棚

 ランニングしない日はスクワットをしようと百回してみた。つらい。森光子は放浪記のために毎日スクワットをしているらしが、どうりで長生きで元気なわけだ。下半身を鍛えるときっと血流がよくなるし足腰が丈夫だと長生きなイメージ、うちの祖父母は祖父は93で亡くなったけど祖母は健在で未だに朝近所のお寺にお参りしている。足腰が強いと心肺機能が高いのだろう。


 ズボンのポケットから先月の30日のエクス・ポナイトvol.3での福永信岡田利規長嶋有トークの時に読んでいた各自の08年の月ごとに印象に残ったことの紙が出てきた。一緒にいた知り合いの人がトイレに行った時に取ってきてくれたやつ。今日はネタがないのでこれを書いておこう。


 福永信
 01月 デビュー十年。
 04月 北京五輪聖火リレーで鉄ちゃんらに暴漢。
 05月 エレベーター前で小学生の女の子に「お先にどうぞ」と言われる。
 06月 小磯良平の不明の戦争画が見つかる。
 07月 啓文堂書店京王八王子店でアルバイトの女性
     (紙には本名書かれているけど)が通り魔におそわれ死亡。
 08月 赤塚不二夫死去。
 09月 大型ハドロン衝突型加速器始動。
 10月 シアン化合物含有の地下水使用のあらびきグルメウインナー購入。
 11月 友達見る。

 
 岡田利規
 01月 稽古。
 02月 稽古。大御所小説家多数に会う。
 03月 フリータイム初演。公演期間中「楽観的な方のケース」執筆。
 04月 北九州とシンガポール行く。
 05月 大江(健三郎)さんと対談。長嶋さんと初めてお会いする。
 06月 ウィーンで「フリータイム」が満足いくものに!(自分的に)
 07月 疲れていた。整体に通い始める。
 08月 ザルツブルクウェールズ、札幌ツアー。
 09月 「フリータイム」横浜公演で福永さんと初めてお会いする。
 10月 安部公房作「友達」を演出する仕事、リハ開始。
 11月 「友達」公演。チェルフィッチュは、
     パリ、ベルリン、韓国ツアー。
 12月 引越し。はじめてIKEAに行く。

 
 長嶋有
 01月 なまはげ女湯に乱入。ヴィダルサスーンCM60年代ver.
     (監督・児玉裕一
 03月 パイオニア、プラズマパネル自社生産から撤退。
     片山まさゆき打姫オバカミーコ」(9巻「女子プロ撲滅編」)
 04月 劇団ナカゴー公演「別れ」
 05月 第二回大江賞受賞対談。
 08月 若ノ鵬大麻で逮捕。
 10月 ロス疑惑完結。
 11月 ウイグル自治区ユキヒョウ事件。
 12月 法貴信也展(atタカイシイギャラリー京都)
     KABAちゃん明石家サンタ」にて小室ファミリーの自負をみせる。


 ついでに去年ABC六本木店で行われた古川日出男ナイトvol.7の時にしていたイベントの「古川日出男さんの本棚」を。これは古川さんが各作品にたいしてコメントを書いていたのが置いてあった。これも紙だけもらっていた。それで買ったのは「アムニジアスコープ」「雨はコーラが飲めない」の二作品。今年中には「百年の孤独」は買って読むつもりだけど。


 後藤友香「正義隊」
 松本大洋「花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス」
 大江健三郎「芽むしり仔撃ち」「同時代ゲーム
 中上健次千年の愉楽」「紀州ー木の国・根の国物語」
 村上春樹ねじまき鳥クロニクル」「遠い太鼓」「象の消滅
 佐内正史「ロマンチック」
 やなぎみわ「Elevator Girls」
 マリオ・バルガス=リョサ「楽園への道」
 E・M・フォスター「ハワーズ・エンド
 ミラン・クンデラ「不滅」
 ガブエル・ガルシア=マルケス百年の孤独」「コレラの時代の愛
 スティーブン・エリクソン「黒い時計の旅」「真夜中に海がやってきた」
 「アムニジアスコープ」
 ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」
 マーヴィン・ビーク
 「行方不明のヘンテコ伯父さんからボクがもらった手紙」
 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」「不死の人」
 トルーマン・カポーティ「冷血」
 いしいしんじ「みずうみ」
 江國香織「がらくた」「思いわずらうことなく愉しく生きよ」
 「雨はコーラがのめない」
 カズオ・イシグロわたしたちが孤児だったころ
 グレアム・スウィフト「ウォーターランド」
 ケリー・リンク「マジック・フォー・ビギナーズ」


 と書いたが見たものをそのまんま書く方が自分で好き勝手に書くよりも疲れる。前に「宇宙戦艦ヤマト」の脚本をPDFデータで送られてワードでシナリオ起こしをした時も本気で疲れたけど。

コップとコッペパンとペン

コップとコッペパンとペン

わたしたちに許された特別な時間の終わり

わたしたちに許された特別な時間の終わり

猛スピードで母は (文春文庫)

猛スピードで母は (文春文庫)

聖家族

聖家族