Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

初夢EXPOSURE

 バイトを休むことにして(元旦から四連チャンで今日出て明日も出たら六連チャンになるともうしんどい。あと最近寝たら目覚まし鳴ろうが起きれないからしたいことができない)用事を済ませ、借りていた小説の「われらが歌う時」を少し読み進めて、自分の書くやつのために少しだけ仮眠しようとしてうとうとした。なんか少しだけの仮眠なら起きれるって確信があって。


 なにかの報道番組のような感じのアングルの画。海辺にいて、僕もそのクルーの一員らしい。ギャル男みたいな若者二人を問いつめている。彼らが砂場を嫌々掘り返すと巨大なレジャーボックスが何個が出てくる。


 それを開けると中から男の手が出てきて顔が出てくる。どうやら埋められていたらしい、新鮮な空気を必死に吸って生き返ったような安堵を見せる。
 他のボックスからも同じような男が出てくる。他の人間は殺したと彼らは言う。岩がある波打ち際を撮影していると藻のようなものが浮いていたり魚が泳いでいる。その下の砂の上に髪の毛のようなものが漂っている。長いそれが。


 僕が見ているその画、長い髪がくるんと回って青白い顔の女がこっちを無表情で見ていた、ビクンとして短い仮眠終了。10分も寝れなかった。


 この初夢なんだろう、かなり怖いんだけど。まあやるべきことをやれっていうことだろうと前向きに思うしかない。


 あとリチャード・パワーズ「われらが歌う時」はまだ百ページしか読んでないけどある一家を通してみるアメリカの歴史って感じが濃厚にしてる。あと音楽の話なんだけどバンドとかそういうのではなくて声楽とかそういう天才的な歌い手の歌手を兄に持ったピアニストの弟から語られていて、音楽の表現がいろんな比喩が使われててすごい、音楽してる人の方がたぶんもっと胸にきそうな気がする。


 03年にアメリカでは出版されたらしいけど最後にはオバマ大統領の誕生を予見させるような内容ってのも聞いてて読みたいと思った。亡命ドイツ人の父と黒人の母を持つ彼らが辿るアメリカと言う雑種の国の強さと偏見ともろさとか描かれているみたいでしかも長い、去年読んだ「聖家族」よりも長い。そして上下巻で6700円ぐらいする。だからさすがに仲俣さんからお借りした。図書館とかには置いてあるのかなあ。


 でも、夢に出てきた青白い顔の女は日本人だったと思うけど仮眠する直前に読んでいた小説の中に出てきたとある少女の表現が青白いってあったからそれがもろに影響したんだろうなあ。


 僕に「われらが歌う時」を貸してくださったフリー編集者の仲俣暁生さんやサブパーソナリティー斉藤哲也さんも来るんだっけな、確か。七日に紀伊国屋ホールで「文化系トークラジオLife」イベントあります。という告知。


 文化系トークラジオLife出張企画 
 「ツナガリ」の現在 "出会い過剰"の時代の希望
 出演:鈴木謙介佐々木敦津田大介鴻上尚史(特別ゲスト)


 ■日時:2009年1月7日(水)午後7時開演(午後6時半開場)
 ■会場:紀伊國屋ホール紀伊國屋書店新宿本店4階)
 http://www.tbsradio.jp/life/2008/12/life_12.html


 あとはスピンオフ特番放送決定!で2009年1月17日(土)20:00〜21:00 Life特番「2009年のチェ・ゲバラ」を放送します。


 スティーブン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デル・トロ主演の映画 『チェ 28歳の革命』(1月10日公開)、『チェ 39歳別れの手紙』(1月31日公開)http://che.gyao.jp/に連動した企画です。出演:鈴木謙介(charlie)、橋本努北海道大学准教授)ほかとのことです。


 今年観るのが最初から決まっているのは園子温監督「愛のむきだしhttp://www.ai-muki.com/なんだけど、去年一回東京フィルメックスで観たけど。「愛のむきだし」については本当に映画にも出ているcharlieの師匠でもある宮台真司氏とcharlie対談してほしいと前から思っている。


 フィルメックスでの園子温×宮台真司トークは中々内容や園さんへの深い質問で面白かったし。スピンオフ企画では両氏とも「エヴァンゲリオン」新劇場版「序」についてトークもしているのでこういう映画企画は楽しみだったりする。「破」公開になったらまたするのかな?たぶん。


 TBS系列だと劇場版が今年のGWに公開される「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」とかでスピンオフとかしないだろうけどあったら聴きたいなと思う。


 ボーイミーツガールの物語って普遍的だしきっといつの時代にも必要で、戦争であろうが平和であろうが社会が混沌としていても少年と少女は出会うから。それをどうcharlieが読み解くのかって興味あるけど彼は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の方が好きだとは思うんだけど。


 ネットでの初笑いというと「ほぼ日」のタモリさんと糸井さんとの対談。
 http://www.1101.com/tamori_2009/index.html


 あとは古川さんのサイトでの日記がラストになりました。ポナイトの時にかなり体調悪かったんだと読んでわかった、でもあのギグしちゃう辺りが素晴らしく怖くて凄い。
 http://www.shueisha.co.jp/furukawa/message/index.html#0812b


 来週の休みに今年一発目の映画として「チェ 28歳の革命」でも観ようかなと思ってます。
 「愛のむきだし」が傑作なことはもう充分に体感しているし、大手の雑誌とかマスコミ某体は存在すらもシカトするだろう。この作品は海外の賞とか取るだろうし注目されてから取り扱うかもしれないけど。
 

 こういう圧倒的な映画を取り上げないで会社の利益とか関係性の中でしか映画を取り上げないのは辞めてほしいけど絶対に無理だってわかってる。でもちょっと摩が差してこんな作品に映画館で観てしまったら、いや出会えたら幸せだと僕は思う、ある意味不幸でもあるんだけど知らなくてよかった世界の表現だったするから。それを差し引いても幸せだろう。


 友人・只石のブログに写真が多数アップされていてなんか静かなんだけど瞬間が脈打ってていいなと思った。↓
 rest http://d.hatena.ne.jp/h_tadaishi/20090103/1230998132
 ale  http://d.hatena.ne.jp/h_tadaishi/20090104/1231077420

文化系トークラジオLife

文化系トークラジオLife

「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか

「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか

MUSIC: 無謀の季節

MUSIC: 無謀の季節