Spiral Fiction Note’s diary

ライター&Webサイト編集スタッフ。「水道橋博士のメルマ旬報」で「碇のむきだし」、「BOOKSTAND」で「月刊予告編妄想かわら版」、「PLANETS」で「ユートピアの終焉ーーあだち充と戦後日本の青春」を連載中です。

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』


 映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を観て思ったのはエンディング曲がミイラズの『NEW WORLD』でこの曲はやっぱり最高だなってことと、詩集を映画にするってやっぱり難しいってこと、いい部分もたくさんあるけど、ええどうなの?みたいな部分もあるし、なんだか東京って街についてっていうか。でも、いっぱい書けることもあるよね。建築現場で働いてる日雇いの三人とフィリピンから来た正社員とかの組み合わせとか、仕事場に海外の人がいるって普通だし、僕だってずっとそうだし、そういう語り口で格差とか色々言おうといえば言えるけど、それって普通なんだけど知らない人や世代には新鮮なのかもね。それを推し進めて行ったら中上健次的な路地みたいな世界観はできるのかもしれないけど、それってやっぱりもはや当たり前の光景だから、そういう部分を描いているのは現代的だと思う。これは一応恋愛映画ってことのカテゴライズに入るはずなんだ。だけど、これ観て恋愛してええって全然ならないってところが一番の問題なのかもしれない。いえい!