Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『通過』

第38号TOP » 特集
「伝える言葉」をさぐる 「ただようまなびや」の取り組み
前編 福島・郡山から、古川日出男の発信
http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/?p=10604



感じたものを伝える意思、受けいれる環境(8)
http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/?p=10604&page=9
「声」のグループに入ったひとりが発言した。
「声を聞いているけど、いちおう書かれているのも見たいと思い、立って見てました。朗読だけなら目をつぶってもいいわけですが、目も動いているから情報量が多すぎる。朗読する古川さんがいて、書いている華雪さんがいて、聞いているみんなの気配やカメラで撮っている音とかもある。自分のなかの情報量が多すぎる状況で、物語にいるひとがしゃべっていることもわかるし、書かれてる何かも感じられる。そうなったとき、ぼんやりしたものが自分をすぅっと通過しているという感じなんです。それで思ったのは、何かが通過するってことは、通過する自分がいるからじゃないか、ここにいる自分が浮かびあがっているじゃないかと」。
↑あっ、これ僕だ。




いろんなことに疲れたのでニコラでチョコのテリーヌとアイスコーヒー。




Dragon Ash Hot cake live




『通過』
大きな空の先に丸い虹が見えた
七色の光輪の間を通っていけたら
君の場所にたどり着けるのかもしれない
通過、通過、通過
近くにあると思ってもまだまだ先にある丸い虹
手を伸ばすと掴んでいるような錯覚
通過できない 通過できない 通過が遠い
次の雨が降る前に
通過 通貨 two羽化 雨下にはなるな
光輪の間の空が青すぎて目を閉じる
あっ通過した