Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『カイト』

空から地上を見たいというから、
背骨をギュッと焼き鳥の串みたいに
引き抜いてグニャグニャになったあなたを天日干しして
糸をつけてカイトにしたら空に舞い上がった
そこからの景色はどうだい、
と手を離したら大気圏に向かっていった。
ずっとずっと上の方に、
太陽を目指すように僕と離れていった。