Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『俳優 亀岡拓次』


 映画を観る前にキリンシティに行って二杯ビールを飲んでヒューマントラストに行ってそこでもプレモルを買って飲みながら観た。最後の二十分ぐらい寝てしまった。最後がどうなったのかわからない。だけど麻生さんは可愛かったし、終始笑っていた。心地のいい映画だった。原作の小説も小気持ちいい作品である。原作者の戌井さんの文体はゆるやかなでほんわかしているのに急に輪郭が現るような、なにか現実にある瞬間がふわっと輝くようでもあるし、平凡な日常のくだらなさとか絶妙だ。この映画は間違いなくキャスティングに大成功してると思った。



『酔いどれ』
つまみは映画でビールを飲んでいる
スクリーンでもビールを飲んでいたから
ああ、同じだってプレモルの小瓶を口に近づける
体が少し熱いような、ふわりという感覚があって
輪郭がゆるやかにゆるんでいく
ビールばかり飲んでいると物語が追えない
最後の終わり方はどうだったかビールは教えてくれないけど
なんだか嬉しいという気持ちだった