Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『Repeat Pleasure』

 ウォーホルは巨大なラジオのアンテナみたいなものだったんだ。宇宙の波動を残らずキャッチするアンテナだ。たぶん、自分でやってることの半分も理解してなかったと思うね。いわゆる白痴型の天才(イディオ・サヴァン)だったんじゃないかと俺は思っている。
トム・ジョーンズ『拳闘士の休日』より


 トム・ジョーンズ著『拳闘士の休息』収録の短編『蚊』がすごくよかった。どこかレイモンド・カーヴァーを思わせる感じがここまで読んでて一番した感じ、次の『アンチェイン・マイ・ハート』は女性の文芸編集者さん読んだらけっこうくるのではないかなって思った。


『THE PIER』の期待値も上がったしこういうタナソウさんの文章読めてよかった。くるりへの想いが、彼らが辿ってきた放浪息子の流れもわかって本当にいい。
くるりの一回転」
https://note.mu/quruli/n/n2c937f4c5745
くるり Liberty&Gravity / Quruli Liberty&Gravity



樋口さんが今年のベストアルバムって貸してくれた。確かにいいわ。
How to Dress Well - Repeat Pleasure (Part 1 of 3 "What Is This Heart?" trilogy) (Official Video)



usiくんのイラストやはりよいね。


 2036年、大震災と放射能事故から25年後、東京オリンピックも終わった後の近未来の日本が舞台な小説が古川さんが書く『すばる』に掲載してる今回のタイトルは『鯨や東京や三千の修羅や』。『ただようまなびや』でも言われていた福島にだって悪い人はいるっていう話、ヤクザ的なものとかを出す小説はこの物語群だと今回でわかってくる感じ。
 『LOVE』『ゴッドスター』『MUSIC』『ドッグマザー』に連なる五つ目みたいな要素にサウンドトラックの後みたいな。幻視者としての目線。

拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)

拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)

THE PIER (通常盤)

THE PIER (通常盤)

ホワット・イズ・ディス・ハート?

ホワット・イズ・ディス・ハート?

すばる2014年10月号

すばる2014年10月号