8つ下の知人であるusiくんにthe vinesのこと話したら知らなかった。まあ、そんなもんだよなあ。
でも、彼らがアークティックモンキーズとかに影響与えたんだよって言ったら聴いてみますって言っていた。
The Vines - Get Free [2002 Video Music Awards]
園子温監督『TOKYO TRIBE』公開されて一週間です、観てない人はデカいスクリーンで爆音でぜひ!
寄稿させていただいた『別冊秘宝 TOKYO TRIBE&世界ギャングスタ映画読本』もよろしくお願いします。
高円寺である「立川談笑一門 弟子勉強会」を観に行こうと思って、ついでに大盛堂書店&BOOKSルーエ&八重洲ブックセンター本店三店舗合同企画 宿命?!共闘?!〜天下分け目の合同フェア〜 文春・目崎さん/新潮・金さん『この人、この本(とあの人のあの本)』フェアが始まっていて、僕はフリペに目崎さんに関するコラム書いています。
吉祥寺に出てルーエに寄ってから中央線で高円寺に出ようと思って勉強会が14時からだったので二時間ほど早い時間に家を出て渋谷に。
大盛堂さんの山本さんが出社してるかはわからなかったけどお借りしたものと僕が貸そうと思ったものも持って出ていたので大盛堂さんのお店に。で店前でちょうど私服で出てきた山本さんを見つけた。これからルーエに行って八重洲ブックセンターに行こうと思っていてお休みだったらしいのでそのまま一緒に井の頭線に乗ってルーエへGO!
ルーエまで山本さんにお任せして、行った事ないんだよなって思っていたら何度か過去に吉祥寺に来た時に入った事あった。だけどその時は花本さんも山本さんも面識ないからお店に入ったことがあるだけだった。
花本さんと山本さんといろいろお話をしていて、16日には立川談慶師匠の二冊目の『この一冊で仕事術が面白いほど身につく落語力』の出版イベントが八重洲ブックセンターであるのでその時に伺うことになっていたのでいつも大盛堂さんには行っていたけどルーエさんと八重洲ブックセンターさんどちらも今月行ける感じになった。しかもどちらも落語が関係しているっていうのが粋だねえ、粋だということにしておこう。
ルーエさんは中央線沿線にあるのもあって置かれている本とかがほほうなるほどなあって思った。立地とか客層でどういうものをメインにするとか本の種類というか推すものも当然違うんだけど面積とかも含めて書店ごとの棚とか顔を見るのは楽しいなあ、それに『別冊秘宝 TOKYO TRIBE&世界ギャングスタ映画読本』いっぱい入荷していただいてありがたい!
山本さんとは荻窪だっけな快速停まるとこで別れして各駅で高円寺に行って前回初めて行ったのは六月だったっけな、道はなんとなく覚えていたのでなんとか着いた。
↑演目はこちら。12月の『談笑の弟子!!スペシャル』が座・高円寺2で談笑師匠の兄弟子にあたる立川志らく師匠がゲストで出られるチケットは手売りのみだったので購入する。
(終演後に立川吉笑さんにご挨拶した時に宣伝しときますと言って撮らせていただきました)
志らく師匠の落語は渋谷公会堂でのZAZEN BOYS×立川志らく対バンっていうかコラボのライブで「らくご」観たことがあってあの時は会場がどっかんどっかん爆笑ですげえなって思ってまたいつか機会があれば観たいと思っていたのでよかった。志らく師匠の『雨ん中のらくだ』もすごく面白かったし、本当に立川流は本書く派(本格派)なんだなって思う。
最初は笑笑さんの「牛ほめ」だった。緊張されていたみたいで最初の方は噛んだり諸々とあったけどこの勉強会の雰囲気がアットホームだから笑いに転化されていた。そういう意味ではとてもいい空気で見守っているというお客さんの優しい視線なんだなって思う。
僕はお客さんなのでそういうのもハプニングとして楽しめたけどご本人や兄弟子のお二人はたぶんその優しさ故に許されてしまうことに帯をギュッとしめるようにしようと思われていると思う。優しい雰囲気はとても大事だけど、そこにずっと甘えていたらやっぱり芸事は停滞しちゃうと思うから。だけど若さというかその雰囲気をきちんと味方にして落語をするのも魅力のひとつなんだろうな。
笑二さんは二席あるうちの最初は「寄合酒」でご自身が沖縄から大阪に出てコンビを組んでNSCにいたけど相方が辞めちゃってピン芸人になってそして落語家になった話の枕から。でも沖縄に帰る理由のひとつに幼なじみの結婚式があってその元相方と五年ぶりに会う、辞め方とかずっと怒っているけどここはかなり譲って仲直りをしようと何時間もかけてメールをしても届かず、知り合いに新しいアドレスを聞いて送信しても反応なく何回かメールしてもノーリアクションで、電話しても留守番でさらにツーツーツーと着信拒否で寝てないまま落語ですっていう。結婚式で会うのに大丈夫なのか?とみんなが思うままに、そのまま一気に空気を持っていった感じで落語が始まる。味のある声だなって前も思ったけど癖のある人をやるのが上手いなって。
吉笑さんは闇夜に落語家の番組の話とか最近の活動の話をしてから「似せ札」の落語に。似せ札作りの職人に十万分作ってくれというと三十万かかるっていう、で似せ札自体の呼び名が似せ札だけどそれは本物でもあってそれを津作るものはサンプルだとか呼び名が、聞いててもああ混乱してきたみたいな、ものの見方をずらすというか畳み掛けていく感じで言葉のやりとりとリズムをすごくうまく面白くやる落語だなって思った。前に観た「ぞおん」とかもだけど吉笑さんの落語の強さのひとつはリズムだな、きっと。
休憩してから最後の笑二さんの「お化け長屋」を。枕で笑二さんがこの夏に稲川淳二さんのミステリーナイトツアーに行った話から。僕も何年も前にこの毎年やってるやつ観に行った事があった。お客さんの中で観た事ある人いますかって言われて僕ぐらいしかいなかった。なのであそこで笑二さんが言われていた始まる時の感じは僕ぐらいしかわかってなかったと思うが稲川淳二さんが舞台に出た瞬間にアイドルのライブかと思うぐらいに歓声があがるのだ。実際に僕も連れて行ってもらった人たちと一緒になって「淳ちゃ〜ん!」と何度も叫んでみた。
最初はそんな感じで始まるけどあとはめちゃめちゃこわい&心霊写真んとかも見たりするわけですが。確かにひとりでずっといろんな怪談話をしている稲川淳二さんってすげえし、落語家さんが観たら刺激を受けるだろうなって思う。
笑二さんも観た日本青年館 大ホールは僕も同じ所で観てるけど千三百人とか入るキャパシティだから。そんだけの人を毎年集めて、そこだけじゃなくて全国回っているわけだから話芸としては実はトップランカーなのだった。
「お化け長屋」って嘘ついて長屋に新しく住みたい人を来させないようにさせるっていう落語なんだけどオチとかがやっぱり人間のダメな部分とかを出すとか個人の欲望(正義≒我がままでしかない場合多々)を肯定しながらも笑いにしていくとかだなって。ずっと笑っていて楽しかった。とりあえず12月の弟子スペシャルは最高に楽しみだ。
初めて勉強会観に行った時にSEで流れていたHow to count one to tenは今や僕もお気に入りになって読書する時かによく聴いている。新譜に吉笑さんも落語でコラボっていうか参加されているらしいのでそちらも楽しみだ。この所、僕の周りの方々だったり知っている方々が落語とプロレスを観に行っていてそういう流れの中に僕も影響されたりしているのだけどこうやって興味のあるものに出向いていくといろいろと繋がっていくので面白いなって思う。
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