Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『PLANET』

 昨日はアナのホールツアー最終日のO-Crestに彼女と行ってきた。三年振り、実際はほぼ四年ぶりにセカロイに移籍して出たアナのニューアルバム『HOLE』のツアー。この間渋谷のシネマライズの地下に出来たwwwのシグナレスのリリパでアナのライブ観たのも久しぶりだったけどワンマンも久方ぶりだった。


アナ "TEI"


 一緒にツアーを回ってたバンドはkuhっていうバンドでアナのメンバーみたいにシャツにネクタイにセーター着てた、っていうかその日セカロイとか関係者陣その格好だった。そのkuhってバンドもなんか好きな感じで緩く揺れながら聞いてた。
 ボーカルの人がアナに初めてあったのは僕がまだお面を被ってバンドをしてた頃でっていうから、ビークルの人なんか?って思って、後にアナのゲストではビークルのドラマーのマシータさんも出てきたりして、軽いビークル祭りか?と思った。


 ビークルはフェスとかで観た事あんだけどAC/DC的なSG弾いてる人のイメージがありすぎて、あとヒダカさんがBECKコユキが大人になったらあんな感じじゃねえかって思った事があるかなあ。


 アナのアルバムに関してはクッキーシーンに書いたので→http://cookiescene.jp/2011/04/holesecond-royal.php


 まあ、三年振りのアルバムってのもあって客層も最近好きになった人が多いのかな、エンジンかかるのが遅かったような、飛び跳ねる感じも後半ぐらいかなあって感じもしたけどアナのポップな感じは躍りたくなるいリズムが気持ちいい。僕はNOMAさんのドラム好きだな、気持ちいいしね。


 『DRAMA』大好きだけどやらなかった、でも昔の曲も入れつつ今のアナのモードはいいな、ライブが楽しい。曲を聴きながらリズム取って揺れてたりしたら今考えてる次に応募しようと思って書く作品の冒頭が浮かんだっていうか、降りてきたりした。


「アナのライブ観てる時に今次に書こうと思ってる、是が非でも形にしたい作品の冒頭が浮かんだというか降りてきた。たぶん頭の中にあるアイデアとか妄想が音の響きと呼応して踊る体ん中でシャッフルされてあるべき形になるような、まあ勘違いに近いんだけど降りてきた感覚に近い。」ってツイートした感じです。


 なんだかんだ本編の最後だった『PLANET』は今年の上半期で一番好きな曲だ。たまに歩いてる時に聴いてると泣けてくる。最初に聞いたのは「Play for japan」のコンピ買ったときだったけど。→http://ototoy.jp/opus/index.php/120047


 アンコールはアナらしい、音楽の渦が解き放たれてライブハウスにいる人の何かを動かして躍らせていた。いい意味でのカオスのような無邪気なリズムの放熱と放出があって。


【ツアーフォト】ツアー最終日渋谷O-Crest。引率の小山内先生、kuhHALFBY、Rufas、スペシャルゲストのマシータさん、そして満員のお客さんと共に。 http://twitpic.com/5e9vzn
↑地味に写ってる。


 まあ、一緒に行った彼女と最初に会ったのがアナの下北Queのライブだったりと二十代後半に色んな出会いとか面白い所に顔を出させてもらえたきっかけはアナと彼女だったりしたし感謝はしてます。
 でも、いろんなことに顔出して動いていったのは僕自身だけどね。まあ、そこからのシンクロニシティが半端なかったというか一つの世界に突っ込んでいくといろんな繋がりが見えたりわかったりしてそこに自分が絡んでいくと繋がりができてっていうのを体験できたってだけでも面白かった。


 つうわけで三十路もすぐ目の前になってきて面白かったとかだけじゃいけなくて人を巻き込んでいけるようにならないといけないのもあるし、アナのライブ観たら自分がすべきことをきちんとするしかないよなって改めて思えた。


 『snoozer』も最終号出たし、気が付いたらくるり二人から五人体制になってるし! 最後の「野田努田中宗一郎に訊く、スヌーザーの14年」を読んだ。宗さんらしいし、想像力の問題はすごくわかるというか、まあだからこそ僕も海外ロックを聴くんだけどねって。


 『snoozer』でトム・ヨークがディズニーランドの後ろには世界中の飢餓や貧困で死んだ子供達の骨でできたもうひとつのディズニーランドがあるんだっていう資本主義世界への皮肉をインタビューで言ってからディズニーとマックには生涯行かないと決めた人間を知っている、それは僕だったりしますが。


 他者に対してのイマジネーションを持つことの大事さ。自分の欲望以外に突き動かされることの大切さ。負けようが、報われなかろうが、下の世代に対して誇りを持てることをやることが素晴らしい。と宗さんは「snoozer」最終号で語っていた。俺は邦楽ばっかり聴く奴が大っ嫌いですよって発言もわかるけどね。


 なんか最近はまた洋楽聴いてる。なんだろうね、周期みたいなものがあるのか。Thurston Moore、Seapony、GREEN TREES、Letting Up Despite Great Faults、Yuck、The Vaccines、Arctic Monkeysとか聴いてる。


radiohead - lift (Pinkpop 1996)


 誰かから連絡あると、会う予定を入れるとたて続けて他の知り合いからもあってなんだか繋がってんなあと思うこともあるけど、単純に僕の知り合いが僕を思い出す周期みたいなもんがあったりするのかな。って昨日思った。なんか誰かを思い出すタイミングとかきっとあるんだろうね。

HOLE

HOLE

snoozer (スヌーザー) 2011年 08月号 [雑誌]

snoozer (スヌーザー) 2011年 08月号 [雑誌]