園子温監督映画『ヒミズ』のメインキャストは染谷将太&二階堂ふみ、来年春公開
http://www.cinra.net/news/2011/06/10/050000.php
古谷実の同名漫画を原作にした映画『ヒミズ』のメインキャストが明らかになった。
2001年から『週刊ヤングマガジン』で連載された『ヒミズ』は、人間の心の暗部を題材にした青春劇。「普通の人生」を目指す男子中学生・住田が、ある事件を機に心に深い闇を抱え、普通とはほど遠い生活を過ごすようになっていく様子が描かれる。監督は、『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などで話題を集める園子温。
今回発表されたキャストは、住田役を演じる染谷将太と、複雑な心情を持った女子中学生・茶沢景子役を演じる二階堂ふみ。映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』でのヒロイン役も記憶に新しい二階堂が、同作でどのような新境地を見せるのか期待が高まる。
同作は、茨城の特設セットで5月いっぱい撮影され、現在はクランクアップ後の編集段階に入っているという。公開は2012年春を予定している。
来年春はシネクイントに行かねば!というわけで期待が高まりまくりなのですが、染谷君は『パンドラの匣』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』観たぐらいですが『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の感じがすごくよかったので楽しみ。
二階堂ふみは『劇場版 神聖かまってちゃん』に出てるんですね、未見ですが、園さんとの関わりの深いというか盟友?な三木さんの『熱海の捜査官』に出てて宮?あおいに似てるなって勝手に思ってた子でした。
今年の秋か冬には『恋の罪』が公開で、来年の春には『ヒミズ』が公開と園子温ファンには堪らない流れです。
明日公開な『奇跡』と『さや侍』は劇場で観ようと思います。
昨日は休みでタワレコ行って元Cajun Dance Partyのメンバーの新バンドのYuckと「台湾のナンバーガール」と謳われていた透明雑誌というバンドのアルバムを買ってみました。
透明雜誌 - 凌晨晚餐
文化系トーク系ラジオ Lifeで原書房さんがスポンサーになって宣伝していた西森路代著『K-POPがアジアを制覇する』を先日ようやく読みました。K-POPには興味ないというか触手が伸びないのですが、昨今のアイドルブームというかそういう流れとK-POP勢の勢いとか気にならなくはないので読んでみました。
三十代以降のサブカル好きな人がK-POPにハマっている要因の一つがK-POP音楽の作り手が九十年代の渋谷系を聴いて影響を受けた人達が多いのでそこと共鳴というか呼び合っているというのが書いてありました。
なるほど、昔だったらアメリカで流行ったものが十年ぐらい遅れて日本に入ってきてたようなタイムラグ、多重人格とかそういうのはアメリカで流行ってから日本に入ってきて一般化したような感じに似ているのかもしれないなって。
今ではザゼン(ナンバガの向井さんのバンド)は台湾とかのフェス出たりするし、韓国のクリエイターが渋谷系を聞いてたようにゼロ年代初頭の日本ロックバンドの影響を受けたバンドが今ぐらいに出てきてる流れで考えると透明雑誌(『透明少女』を思わす)がナンバガの影響下で今ぐらいに出てくるのは理にかなっている。
そして台湾でもなんで彼らが日本で話題になってんの?みたいな感じらしいんだけどひとつは「遅れてきた青年」じゃないけどどうしても間に合わなかった世代というのが存在する。
90年代後期に現れたくるりとスーパーカーとナンバーガールというロキオン系と言えてしまうであろう、その3バンドの影響は今のロックバンドにはあると思う。そういうものにリアルタイムで間に合わなかった(くるりのみが活動だがかつての路線とは違うわけだけど)若い世代がその代わりをスケープゴートみたいに求める時に現れたりしたら、かつて彼らをリアルタイムで観て影響を受けた世代がバイヤーになり共感や懐かしさだったりで広めようとする時に出会ってしまうような、そんな可能性が働いてそういう流れになっているのかもしれない。
『新潮』七月号掲載の古川日出男さんの書き下ろし『馬たちよ、それでも光は無垢で』を発売日に買って読了した。
3月11日以降のドキュメンタリーな部分と古川さんが孕んで生み出した東北を舞台にしたメガノベル『聖家族』が、フィクションとノンフィクションが混ざりあっている。これは早めに単行本化したほうがいいと思った。
福島郡山出身の古川さんが新潮の編集者と共に車で被災地に向かうノンフィクションや作家として下した決断(出す予定だった、書く予定だったものが書けないという事態)や他のクリエイターとの競作というか共闘によるもの、そして『聖家族』の長男である彼がフィクションであった彼が現実の世界に、古川さんに見え出してくる。
二本松市、福島市、宮古市、浄土ヶ浜、明治元年・一世一元、『ドッグマザー』、いわき市、相馬市、中村城、大熊町、築城史、ニューヨーク、勿来海水浴場、『聖家族』の兄の、馬と海岸、光が。
『ゴッドスター』の流れをくんだ『冬』『疾風怒濤』、そして今年書かれて前の二つと共に一つの単行本になる一遍だった『ドッグマザー』という京都を舞台にした、天皇小説なラインの西暦ではなく元号(平成)で描かれる『古事記』とかから出てきた古川日出男的世界文学≒天皇小説になるだろう『ドッグマザー』は書かれない。
最近はサーストン・ムーアばかり聴いてる。『馬たちよ、それでも光は無垢で』を読む時もそうだった。『ゴッドスター』のハードカバーの後書きみたいなとこには彼の妻のキム・ゴードンとレイモンド・カーヴァーがこの作品のスターティング・ポイントにいたと。『ドッグマザー』読みたかった。
Thurston Moore - Benediction live
明日はRGさんのライブ観にいってきます。生であるある見てきます!
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