Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

今年のベスト10

 今年劇場で観た映画→『マイケル・ジャクソン This Is It』『(500)日のサマー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『ゴールデンスランバー』『東のエデン 劇場版II/Paradise Lost』『ブルーノ』『ソラニン』『第9地区」』『劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル』『川の底からこんにちは』『告白』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』『アウトレイジ』『ヒーローショー』『トイ・ストーリー3』『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』『インセプション』『ペルシャ猫を誰も知らない』『ヒックとドラゴン』『悪人』『リトル・ランボーズ』とまあ少なめ。来週『ノルウェイの森』観ますけど上位に食い込む感じはなんとなくしない。あと『マイケル・ジャクソン This Is It』は去年の公開の範囲だと思うので入れてなし。


第十位
川の底からこんにちは
満島ひかりはこういう役させたら素敵です。監督と結婚しましたね。

川の底からこんにちは [DVD]

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第九位
ヒーローショー
裏『木更津キャッツアイ』ですね。だけどこういう事は実際に起きている。

ヒーローショー [DVD]

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第八位
ペルシャ猫を誰も知らない
モキュメンタリー風に撮られているけどいろんなものを投げかけてくる。音楽好きにオススメ。

No One Knows About Persian Cats: Music From The Motion Picture

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第七位
トイ・ストーリー3
実際に『2』を観てなくても楽しめたしシナリオとか構成がさすが練り込まれて作られている。3Dの意味はあんまり感じなかったけど。


第六位
ソラニン
まあ、ゼロ年代にモラトリアムな時期を過ごした僕らロスジェネにとっては懐かしくそして痛みを伴う映画。

ソラニン メモリアル・エディション 初回限定生産2枚組 [DVD]

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第五位
リトル・ランボーズ
『スタンドバイミー』『グーニーズ』に並ぶ少年時代を描いた秀作。戻れない時代だから輝くような遠い日の想い出に似た感触。

Son of Rambow

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第四位
告白
中島哲也はやはりタチが悪い映画監督だと知らしめる作品。観た後の気分の悪さがこんなにもヒットするのはそういう作品を多少求めていたんだろう。

告白 【Blu-ray完全版】

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第三位
インセプション
階層が下がる事と矛盾してる所とかアイディアを奪うとかツッコミどころもいっぱいあるんだけどこのSF的な想像力は僕はかなり好きだから。

インセプション Blu-ray & DVDセット プレミアムBOX (初回限定生産)

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第二位
ヒックとドラゴン
シナリオとしてはかなり完璧に近いぐらいの出来だと思う。何かを得れば何かを失う事。子供たち次世代が父親たちや先祖が解決できなかった問題を彼らの新しい解釈や自由な発想で解決し乗り越えていくという可能性の物語。ただキャラが可愛くないために日本では不発。

ヒックとドラゴン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

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第一位
第九地区
これぞSF的な想像力だという感じで観ていて本当にハラハラドキドキした。今年一番面白い映画っていうとこれだなあと思う。新しい古典になるかもっていう宇多丸さんの言葉は的を射ているかもしれない。

第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

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『ライムスター宇多丸のシネマハスラー』での『第九地区』評→http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20100417_hustler.mp3


 CDだと


第十位
The Mirraz『TOP OF THE FUCK’N WORLD』
単純に過剰すぎて好き。セカイ系で留まってないと思う、なんとなく。

TOP OF THE FUCK’N WORLD

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第九位
Vampire Weekend『Contra』
最近Tango In The Atticとか聴くとこのアルバムはやっぱり影響大だったんだなと。

Contra [輸入盤CD] (XLCD429)

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第八位
Letting Up Despite Great Faults『Letting Up Despite Great Faults』
ジャケ買いしたら大好きな音だった当たり。

Letting Up Despite Great Faults

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第七位
Jónsi『Go』
ライブで観れなかったのは悔しいがさすがヨンシー。

ゴー

ゴー


第六位
Two Door Cinema Club『Tourist History
なぜかハマってしまった。心地よい軽さ。

Tourist History

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第五位
Deerhunter『Halcyon Digest』
読書のお供にしてた。

Halcyon Digest [輸入盤CD] (CAD3X38CD)

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第四位
ASIAN KUNG-FU GENERATION『マジックディスク』
ソラニン』や『さよならロストジェネレイション』などゼロ年代にさよならするその姿勢は同年代の人間として心強いし先へ向かっている意志に感動する。

マジックディスク【初回生産限定盤】

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第三位
Dragon Ash『MIXTURE』
デビュー時から螺旋階段を上り続けた彼らが初期衝動を再度発揮しながらも手に入れたスキルと経験で若手のバンドには表現できないミクスチャーロックを鳴らしているのはずっと聴き続けた人間には嬉しい経験になる。

MIXTURE(初回限定盤)(DVD付)

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第二位
RHYMESTERマニフェスト
アルバム全体もよいけど『ラストヴァース』の歌詞が心を振るわす。特にこの一曲は素晴らしすぎる。

マニフェスト(初回限定盤)(DVD付)

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第一位
People In The Box『Family Record』
ピープル大好きってわけではないが歌詞の景色が目に浮かぶと言うかすごく身近な気がする。色彩とか風景とか僕にシンクロしやすいのでつい聴いてしまう。

Family Record

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 で今年読んだ小説は昔のもいっぱい読んだら面白かったやつ。


阿部和重シンセミア』『ピストルズ』、樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』、伊坂幸太郎『マリアビートル』『砂漠』、古川日出男『LOVE』『MUSIC』、松尾スズキ『宗教が往く』、伊藤計劃虐殺器官』『ハーモニー』、鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』『〇の王国』、向田邦子『想い出トランプ』『霊長類ヒト科動物図鑑』、米澤穂信ふたりの距離の概算』、東浩紀クォンタム・ファミリーズ』、藤谷治『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』『おがたQ、という女』『またたび峠』、村上春樹神の子どもたちはみな踊る』『アフターダーク』、フィリップ・K・ディックアンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『ヴァリス』、スティーヴン・キングバトルランナー』、マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッバイ』


 来年は海外小説をわりと多く読んでいこうかと思ってたりします。積読してる小説に海外小説が何冊もあるし。
 さっき駅からの帰りにチャールズ・ブコウスキー『死をポケットにいれて』と古川日出男さんが帯を書いていてこないだ聞いたばかりの名前だったデニス・ジョンソンの『ジーザス・サン』を買った。ブログのような日記の『死をポケットに入れて』とアメリカ短編小説の最高峰らしい『ジーザス・サン』とかなり楽しみだ。

死をポケットに入れて (河出文庫)

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ジーザス・サン (エクス・リブリス)

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