Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『サマーバケーションEP』

 朝起きて家を出てバイト先に向かおうとすると家の前の道路が工事で何?『AKIRA』とかで観たような道路がボロボロでのこぎりの刃みたいに立っているような感じだった。それらを排除して新しい道路にするみたい。
 四時ぐらいに帰ってきたら黒々とした砂利のようなものが敷かれていた。少しだけその上を歩いたらなんだか熱がまだあるのはわかったんだけど、踏んでいる感覚としてなんとなく「ぬるい」ものを上を歩いている感じだった。


 夜の仕事中に目の前の国道246を消防車が何台も駆け抜けて行った。火事なんだなって思って、二時過ぎに終わって帰ってたら茶沢通りにたくさんの消防車が停まっていた。家の方へ曲がると何台もいてこの辺りで火事があったのかなって思いながら歩いて行くとコンビニの前辺りでテープがされていて進めなかった。なのでいつもとは違う道を遠回りして帰った。猫を二匹見かけた。
 RPGの、僕のRPGは『MOTHER』シリーズなんだが、行きたい町とか、次の町に行こうとしても警察がいて進めないとかそういう気持ちがわかったような体験しているような気がした。


 古川日出男サマーバケーションEP』が角川文庫で今月末発売。
 ストーリー・20歳をすぎてようやく認められた〈自由行動〉。他人の顔を憶えることができない「僕」は、出会った人と連れ立って、神田川を河口に向かって歩き始める。世界に対する驚きと無垢さに満ちた、再生の物語。


 『サマーバケーションEP』を真似して一人で神田川沿いを歩いて隅田川へ、そして東京湾まで行った『スプリングバケーションEP 』も二年以上前だ。



↑最初に出たハードカバー(文藝春秋)と文庫(角川書店)の装丁の違いがまるで違う作品みたいに見える。


 今日は休みだから『新潮 7月号』に掲載されている古川さんの書き下ろし『冬』を読もう。

サマーバケーションEP (角川文庫)

サマーバケーションEP (角川文庫)

新潮 2010年 07月号 [雑誌]

新潮 2010年 07月号 [雑誌]