Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『シンフォニー』

 雨だった。だから洗濯機で洗濯して近所のコインランドリーに行って乾燥機使って乾かしたら雨止んだよ。きっと物事の成り行きをきちんと把握しないとダメですねというか損をする。
 雨上がりの虹が見れたりするといいんだろうけどそれもなく、晴れて乾燥機に洗濯物を取りに行く途中でホームレスのおじいさんを見て目を逸らす自分とか、この先の事とか考えたりしてしまっただけだ。


 で、本屋で幸村誠ヴィンランド・サガ』九巻と小山宙哉宇宙兄弟』十巻のコミックが出てた。で、角川文庫で『サマーバケーションEP』も出てた。給料日前だというのに、雨の日なのに攻めてきやがるな本屋め。

 
 『ヴィンランド・サガ』は「奴隷編」に突入。トルフィンは戦士を止め、なぜか奴隷として農場で働いている。かつての人を殺しまくっていた戦士ではなく生きる屍のようになっている。
 さすが『サガ』と付けるだけあってこの物語はまだまだ第二部程度だろう。父親が死んだのがプロローグで、父親を殺した仇であるもう一人の父親的な存在のアシェラッドが死んだのが第一部みたいな。

 
 まあ一番好きな、マイフェイバリット漫画は幸村さんの『プラネテス』だけど、『ヴィンランド・サガ』がそれを超えてほしいなとは思いながらいつもコミックの発売日を待ちわびている。


 『宇宙兄弟』十巻は、ムッタンの宇宙飛行士見習いの仲間の回というか「兄弟」の関係性の問題。この漫画は『プラネテス』読んでなかったら読まなかったかもしれないけど、ムッタンの誕生日が『ドーハの悲劇』ってのがミソっていうか、その設定いいよなって。


 『サマーバケーションEP』の解説は佐々木敦さんだった。非常にわかりやすい解説。でもね、『サマーバケーションEP』ごっこ的な『スプリングバケーションEP』という一人RPGをやった僕は解説するなら神田川沿いを歩いて隅田川までは行ってほしいと思ったよ、絶対にしねえとは思うけど。


 普通はしない。


 iLL『∀』収録のアジカン『新世紀のラブソング ∀ Remix』が雨の中買い物に行った時に非常に雨の中で心地よかった。


 フレーミング・リップス来日ライブやるんだ、スペシャルゲストにMEWって、なぜにMEWを。昔ライブで観たような気もするが、ファーストはよかったね。


Mew - Am I Wry? No


 今日は休日だったのでツイッターばかりしてしまった。


野島伸司岩井俊二って同じ年で今年47歳か。同じような作品を観て影響を受けてそうだな。少女まんがとかだとこの世代に影響を与えたのは「花の24年組」や「ポスト24年組」の作家か。


・『宇宙兄弟』の兄・六太は「ドーハの悲劇」の1993年10月28日生まれ。でも弟の日々人は「ジョホールバルの歓喜」の1997年11月16日生まれじゃなくて96年生まれ。


・昨日の『ロンハー』に出てた小島よしおの担当マネの女性がロリ顔なのにツンデレっぽくて見てて萌えた人が少なからずいただろうと録画したのを見て思う。


・『光る河 光る海』ってタイトルで小説書いて渡した編集の人が生粋のオザケンファンなら食い付いてくれそうだな、とwiki見て思った。

稲川淳二さんの怪談ライブに行って出囃子で稲川さんが出てくる時に『じゅんじー』と大声で一緒に行った人と叫んでいたのは三年ぐらい前か。あの時見た川の水面から首が出ている写真は怖かった。


・「Life特別編 映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」Part3で安藤サクラが「女性は穴じゃないですか」ってインタビューで言ってるのを聞くと田口ランディ『コンセント』を思い出した。


・「トトロが恐れるもの」の本当の答えはその見えていた子供が大人になること。「トトロ」は幼い子供が作り出す架空の友達で大人には見えないから。なぜみんなジブリが好きなのか、つまり大人になりたくないのだよとアンチジブリファンとしては思う。


 で、仲俣さんの「タヌキ出てこないかな。」という発言から。


僕/親子たぬきが実家に遊びに来たりするんでしたっけ? 本当に古川さんが書きかねない。場所的にも『サウンドトラック』の続編でたぬきはありかと。


仲/住み着いてるらしいんですよ。阿佐ヶ谷住宅荻窪団地の間なので、まさに『サウンドトラック』の続編的。こんどはタヌキがダンスおどるとかw


仲/住み着いちゃってるらしいんですよ。廃墟となりつつある阿佐ヶ谷住宅荻窪団地の中間なので、まさに『サウンドトラック』の続編的。


僕/黒幕も吉祥寺にたぬきとか住んでるって前にツイートしてましたよ。タヌキがヒツジコのダンスに魅了されて人間になりたいとダンスを学び始めて人間に化ける妖術を身につけてしまうもうひとつの亜熱帯の東京奇譚とか古川さんが書いたらありかもしれないですね。


仲/黒幕のところのタヌキが父親で、家の軒下のがその別れた母と娘4匹とかね。となると『サウンドトラック』+『ピストルズ』的転回にw


僕/それだと『サウンドトラック』+『ピストルズ』にさらに『ベルカ、吠えないのか?』的な犬の系譜みたいな壮大なシンフォニーになりますよ。戦前から現代に至る東京に住んでいたタヌキが見た移り変わる東京の歴史、あっ、これありかも。


仲/それだよ!w タヌキってけっこうワイルドで、猫と犬のいいとこどりの動物かも。


僕/古川さんが今連載してる『黒いアジアたち』は豚と猪出てきますけど、狸はまだ書いてないですよね。東京が戦後に復興したのを三鷹か吉祥寺に住んでいて狸が遊びに来ている家の一族の四世代ぐらいで描くと戦前からの70年ぐらいを描けますね。すごい長編になりそうですが。


 と勝手に新しい物語をツイートで妄想してました。でも古川さんだろうな、この手の作品書けるとしたら。

ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)

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宇宙兄弟(10) (モーニング KC)

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サマーバケーションEP (角川文庫)

サマーバケーションEP (角川文庫)

∀