起きたら五時過ぎぐらいで昨日久しぶりにジムで体を動かしたら翌日はぐっすりと寝れた。
さんまさんの「ホンマでっか!?TV」で寝る前に牛乳を飲むと深く寝れるというので最近実践してるのとプラスでめぐりズムが近所のドラッグストアにあったので一番多い15枚入り買ったので寝る直前に一枚アイマスク代わりにしてるんだがそのおかげもあるのかも。
しかしめぐりズムは四十度ぐらいになるから気持ちいいけど目の周りが汗かくんだよなあ、まあしたら十分は目をつぶらないといけないから寝やすいっちゃ寝やすい。
で、起きて歩いて渋谷まで歩いていく。「第9地区」を観に渋谷東急へ。前に渋谷東急行ったのは三池監督「スキヤキウエスタンジャンゴ」だったような気がする。
その前は「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」の関連で映像ユニット「群青いろ」の「鼻唄泥棒」を観に来た記憶が。
東急クロスタワーには「尾崎豊のレリーフ - 尾崎豊が高校時代を渋谷で過ごし、よく当ビルのテラスを通っていたことに因んで、レリーフがある。そばには、ファンからのメッセージもある。」というwikiよりから。そこを通り過ぎた。
野島伸司脚本「この世の果て」の主題歌「OH MY LITTLE GIRL」だったので高校時代に尾崎豊のCDや小説などを買い漁っていた高校時代が懐かしい。
出版社「幻冬舎」の社長の見城氏は角川書店編集者だった頃に尾崎と知り合って愛憎関係というか、彼の会社を作ったりとかしたりしていて彼の本を読むと当時の尾崎豊と言う人間の魅力や儚さが窺いしれる。
尾崎豊 【太陽の破片・PV】
PV 尾崎豊(Yutaka Ozaki) - 永遠の胸(Eternal Heart)
尾崎豊繋がりもあって見城さんの出版社「幻冬舎」の小説ばっかり読んでたような気はするんだよなあ。
そんで19時からの最終回の「第9地区」を観に渋谷東急に。三十分以上前に着いたから前の回がしてて客はあんまりいなかったけど、次第に増えてきて水曜日はレディースデイという映画好きな男性には差別的な日なので女性客が七割ぐらいいたような気がする。
待ってる間は今週の「タマフル」の「シネマハスラー」でやる作品だから客の大半が「タマフル」リスナーかと思った、やばいやばいある種の病気だ。
女性に受けるような作品なのかは疑問な部分もあったけど、平日だけどわりと席は埋まってた感じはした。もっとSF好きなエイリアンとか好きそうな男性客が多いそうだと思ってたんだけどなあ。
ストーリー/南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編「Alive in Joburg」を長編として作り直したSFアクションドラマ。1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」に移動させる計画を立てる。製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。
映画『第9地区』予告編
さっき「タマフル」に観た感想をメールしてみた↓。
渋谷東急にて観てきました。水曜日のレディースデイということもあり、最終回でしたが女性客が七割ぐらいいたように感じました。前の女性客が何度か笑う所があって僕も笑いそうになった箇所だったのですが、例えば最後のクーバス大佐が放った一撃を簡単にキャッチしてしまう所など前の女性客は声を出して笑っていて僕も釣られて笑ってしまいました。
最高に楽しい映画でした、前半はモキュメンタリーかと思うような感じで、主人公・ヴィカスを社会学者や会社の人が語っている辺りで岡崎京子の名作短編である「チワワちゃん」を思い浮かべました。
この路線の映画なのかなと思っていると一気に物事が展開してアクションというか戦闘シーンになり、モキュメンタリー要素が消えたなあと思うと最後の方でナレーション代わりにヴィカスの事を語るおっさんが再度登場し、モキュメンタリー的な語りはヴィカスが主観的な立場でのナレーションの代わりに第三者が語る事件の流れであり、僕ら観客はヴィカスをずっと追っているカメラ視点で物語を再体験させる装置なのかもしれないと思いました。
あまりSF的な映画やエイリアンが出るタイプの映画は観ないのですがこれは最高に面白くてSF的な要素も楽しめてSFブームが再来するキッカケになるんじゃないかと思いました。あと最後まで粘るクーバス大佐の感じが師匠が大好きそうだなって思いながら楽しんで観る事ができました。今年映画館で観た中では一番面白いと思いました。
な感じですね。正直めちゃくちゃ面白かった。最初は宇宙人を難民として特別居住区「第9地区」に住ませているとか設定がいろいろと深読みできるし、何かを揶揄してるような、現在世界で起きている難民問題とかを宇宙人にしてる感じなのかなとか、あったんだけどそう考えるのももちろんありだけどSFとしても面白いし展開もよくて主人公がどんどん変わっていく辺りとかいい。
あまり説明がないのもいいし、それは最初の方のモキュメンタリー的な感じで社会学者とか諸々の人物が語ることで状況説明はできている。なんで28年前に巨大な宇宙船が南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空にやってきたとかは特に解明されないんだけど、けっこう観ててそれとかはどうでもよくなってしまう。主人公のヴィカスがとある事から所属していた超国家機関MNUに追われたりとサスペンス的な部分もあり、彼らとの戦闘シーンもすごい。
ヴィカスは最初は「エビ(エイリアンは外見がエビに似ているので)」を「第九地区」から「第十地区」に移住させるために彼らの家を回ってたりするんだけど、そん時の振る舞いとかが非常にダメな白人男性と言った所で、こういう失礼なやついるよなって思った。
この作品は「E.T」のような人間と宇宙人の友好関係を描いた作品ではないが少しばかりはヴィカスと主要キャラとして出てるエビのクリストファー親子との関わりもある。
それは以前の失礼で無遠慮でバカなヴィカスではなくなってしまった彼が彼らとある事柄を実行しないと元の生活に戻れなくなってしまうことや集められて生活し故郷へ戻れなくなった彼らと元所属先MNUから追われてしまう立場になったからこそ軽蔑していた彼らの気持ちが少しだけわかるようになったようにも見えるが大部分に置いて彼は自分の事だけを心配している。
ヴィカスは非常に利己的な人間であり、彼を否定できるかと聞かれたらできない。僕も同じような事になったら同じように自分の事のために動くと思うから。
観終わった後は少し興奮してた。ジャンルとしてはSFなんだろうけど食わず嫌いせずに観たら面白いと思う。ただ多少エグい描写もあるし宇宙人のエビたちのフォルムは気持ち悪い、エビが大好きな僕でも少し嫌だった。
去年、仲俣さんからハヤカワSF文庫を十数冊借りて古典的なものを少し読んでて、その流れもあって円城塔作品や伊藤計劃作品、東浩紀さんの処女小説にあたる「クォンタム・ファミリーズ」とかの小説を読んでた。
SFって面白いなって思っている所なので非常に映画も楽しめた。SFのブームが日本でまた起こるかもなって思ったりもする。
で、観てるとこれってかなり上質なコントなんじゃないかって思えてくる部分もあって。「ごっつ」での「産卵」の松本さん演じる半魚人の「産ませてよ」みたいな、宇宙人が地球に来たけど帰れなくなって移民になってるってよくよく考えたらコントの発想だよ。
お笑い芸人が映画を作るならこっちの方向で作るべきだと思うな。そう考えると「大日本人」は「産卵」みたいな系譜にあるし、「第九地区」にも繋がる部分があったのかもなって思う。
今年観た映画の中では今の所ダントツで面白いかな。「(500日)のサマー」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「ゴールデンスランバー」「東のエデン劇場版2」「ブルーノ」「ソラニン」「第9地区」と七作しか観てないし「ソラニン」は試写で学校の教室で観たけど。「This Is It」が今年最初かな、でも公開したのは去年だったしなあ。まあ八作しか観てないな、今年。
「ソラニン」は原作も映画も好きだし観賞券もらっているのでまた観に行くんだけどなんだろなあ、映画としても好きなんだけど、当事者目線になって非常にきつい部分もあってパーソナルな作品ではある。
だからと言っていろんな人に勧めたいけど勧められない部分があって、世代的な部分も大きいし同世代でもわかんない人や共感できない人もたくさんいるだろうし、宮台真司さんがツイートしてたのかな、「可能に見えて不可能」問題とか僕は当事者ってのがあるし。
帰ってパソコンを開いてるとメールが来てた。月刊誌だった「クッキーシーン」が「紙媒体」の発行を休んでウェブ・サイトをリニューアルしたあと、「紙媒体」としても2010年中の再起動を目指してて、新しいコントリビューター(寄稿者)募集してたから応募してたんだけど合格というか関われるみたい。編集長の伊藤さんからメールが来てた。
それの応募のレビューみたいなやつは上記の「ソラニン」観た感想のブログだったんだけど、僕は音楽的な批評だとかは難しいから映画とか文学とかをやる感じなのかなあ、後からまた詳しい内容を教えてもらえるみたいだけど。まあノーギャラで自分のオススメな作品のレビュー書いて送ってオッケーだったらウェブに載る感じなのかなあ、たぶん。
Salyu - VOYAGE CALL
↑一番近いライブはSalyuのC.C.Lemonホール。
The Drums - I Felt Stupid (Official)
↑の来日ライブはレビュー書かなくても誰かが書くだろうし、とりあえず何かは動き出したような感じ。
今月末に出る古川日出男著「MUSIC」とかの書評とかか、まあその辺りは任せろって感じはあるけど。でも、その前に明日には村上春樹著「1Q84」BOOK3が発売だけども、僕の周りでBOOK1と2を読んだのを知ってるのは仲俣さんしかいないんだけど、本当に売れてるのか疑問だ。
久しぶりに聴いたけどこの曲はテンション上がるなあ。
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