Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Ctrl+T=(「ソラニン」+「Life」÷「ロスジェネ」)」

 起きてから散歩がてら本屋に行って大塚英志著「大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書)」があったので、手に取って雑誌を立ち読みしているとロッキンの「CUT」で「ソラニン」が少し特集されていた。
 宮崎あおい×桐谷健太×近藤洋一(サンボ)、浅野いにお×後藤正文アジカン)の対談を読みたくて久しぶりに「CUT」を買った。ゴッチ「「ソラニン」はぼくらの世代の、ロストジェネレーション的な話だと思う」というのは分かる気がする。世代論でくくるのは良くないかもしれないけどゼロ年代に「ロスジェネ」とくくられた世代の空気感とか生き方とかだったと思う。


 「大学論──いかに教え、いかに学ぶか」のあとがきから読んだ。僕はたいてい大塚作品はあとがきから読む、あとがきが好きかもしれない、いや、それ目的で買うこともあるぐらいだ。「誰もが書き、そしてそれを世界に発信できる。(中略)やってきたのは散々にいわれたポストモダンではなくて「書くこと」「発信すること」が徹底して機会均等化された「近代」の理念が実現した時代だ。結局、WEBが最後にもたらしたのは「近代」だ。」とあるどうなの? それって正しいのか? 今がようやく「近代」になったのか。新書自体はまだ読んでないからどういう内容なのか読むとこのあとがきがよけいわかるのかもしれない。


 レンタルしてた「シークレット・サンシャイン」を冒頭五分ぐらい観てたら知人から電話が来て近所で茶をした。映画はまた今度に先延ばしにした。


 「文化系トークラジオ Life」と映画「ソラニン」のコラボ、Twitter上での絡みからcharlie(鈴木謙介氏)松谷創一郎さんが三木孝浩監督インタビューした「映画「ソラニン」三木孝浩監督インタビュー Part1(前説)」「映画「ソラニン」三木孝浩監督インタビュー Part2(本編1)」「映画「ソラニン」三木孝浩監督インタビュー Part3(本編2)」と番外編Podcsatが配信。松谷さんもうサブパーソナリティーでいいんじゃないかなって思うんだけどね、charlieとは付き合い長いし、いい感じに考えを言い合えてるし。


 つうかコラボしてって呟いたリスナーって僕なんだけどね。でも、たぶん、呟かなくても黒幕と「ソラニン」の中の担当者の人知り合いだったりしたみたいだしまあ、なんか世界って繋がってるよねえ、Twitterってそういう間をつぶやきで埋めるというか補足する効果もあるよね。


 来週の「タマフル」の「ザ・シネマ・ハスラー」は「ブルーノ」になったらしい。今日観に行くので感想を送ろうかな。でサタデーナイトラボは「シネマハスラー出張拡大版!現在公開中の最新版『時をかける少女』のハスリングは、過去作との比較とかやっていたらレギュラー枠の30分に入りきらないから1時間枠でやります!」って。
 現在公開中の、仲里依紗さん主演の実写映画『時をかける少女』。この作品を普通にシネマハスラーで扱おうとすると時間が足りない!元を正せばこの映画、1967年に発表された筒井康隆の原作小説をもとに、1983年の大林宣彦監督版、そして2006年には細田守監督によるアニメ版など、語らなきゃいけないことが多すぎる!ということで、1時間枠を使ってハスリングします。


 ということで宇多丸さんがハッスルしてくれそうだなあ。しっかし、「時をかける少女」は観に行くか、行かないべきか悩む、うーむ。


 漫画家の篠房六郎さんの日記にて亡くなった伊藤計劃さんへの文章。「 一周忌に寄せて」を読んだ、なんだか泣けてきた。

大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書)

大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン

ソラニン

ソラニン サウンドトラック feat.ent

ソラニン サウンドトラック feat.ent

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

伊藤計劃記録

伊藤計劃記録