Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ブルーノ」

 新宿バルト9にて「ブルーノ」を観賞。客入りは六割程度か。まあ、映画の知名度とか宣伝あんまりしてないのとか、公開二日目だと考えるとまずまずの感じかもしれないが、場内は終始爆笑で笑い声に溢れていた。


 ストーリー/問題作「ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」で主演と脚本を務めた人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエンが、ゲイのオーストリア人ファッション・レポーターのブルーノという架空の人物に扮するコメディ。アメリカ・ハリウッドでセレブになることを夢見るブルーノは、養子をもらったり、テロリストに誘拐されたりと、自分なりの“セレブになる方法“を実践していく。


 まあ、ある意味でナンセンスな事をしながらも、そこには痛烈な批判精神と批評精神が見られる。世界で起きている事を茶化す、相手を激怒させる彼の行動は、それをされる側にとっては本質にあるものを攻撃されている。


 触れてはいけない、言ってはいけない真実をモロにストレートに突っ込んでくるから彼にマジ切れし、呆れ果ててしまう。 下ネタ満載で、でも皮肉とユーモアに溢れている。人生の中で映画館で一番笑った。オススメです。


 つうか28歳になったど〜。