昨日は、正確には土曜日に専門の友人たちと新年会して友人の家で朝まで飲んで帰って寝た。四時間に一回ぐらい目を覚ましながらも、普段は酒を全く飲まないので、わりと軽めの二日酔いみたいな感じなので起きては寝るを繰り返してたら軽く16時間以上寝てた。
そんな感じで一年の十二分の一の最後日を終えた。本当は起きたら部屋の模様替えをしようと思ってたけど起きたらほぼ「ガキ使」の時間だった。でも、LANケーブルの10メートルとか滑り止めのマットみたいなやつ(本を置く下に引こうと思って)をバイト先に速攻で買いに行ってから部屋の配置換え。
部屋の模様替えで糞面倒くさいは本があって、部屋の大半の荷物は本なので、本を一度出してからタンスなり本棚を移動。本を出すだけで疲れる。書籍は減らす気がなかったんだが、雑誌がかなり邪魔なので三分の二ほどいらない雑誌をはじいた。
「CUT」「H」「JAPAN」とロッキン系のたまったものはもういいやと、表紙とか気になる特集のを選んで抜いた。安藤政信さんや窪塚洋介さん、オダギリジョーさん辺りが表紙だったり特集のは残した。「H」の表紙が渡部篤郎さんと中谷美紀さんのはもちろん残した。この二人のセッションみたいな号はとても艶かしくてよいと当時から思っていたけど、「ケイゾク」もドハマりしてたなあ。
買い物に行く間にポッドキャストで「タマフル」の「小西克哉&しまおまほのウィークエンド・カップル」を聞いていた。「(500)日のサマー」の回でしまほさんは昔コクられた人が偶然に同じ劇場にいたりしたりと、それによっていろんなことが思い出されてけっこう観ながら泣いていたらしい。
僕は先週この映画を観に行ってた。「(500)日のサマー」のブログを書いたんだけど、サマーという女の子にある種振り回されて、自分の夢を見つめ直して動き出す文化系男子の通過儀礼的な物語だったと僕には思えた。だいたいの人はあんな経験あると思うからけっこう普遍的なまるで「僕」のことと思える作品なんだろう。
でも、よくよく考えるとサマーという女の子は小悪魔的な女性なのだが、冒頭のナレーションっていうかモノローグで「ビッチ」呼ばわりしてたはず、この作品は脚本チームの二人の過去の経験から作られている作品なので、彼女に憧れてまぶしかったのはあるけども、同時にこのくそ野郎(売女)めっていう反する気持ちもあるわけで。そういう部分がいかにも観ている男性陣の「僕」とシンクロしてしまう。
まあ、フラレてすぐに、直後に、あるいはそういうことをずっと引きずるような男子が観るとシンクロ率がハンパないことになって、LCLの海に溶けちまうぜって感じ。僕は数年前だとASIAN KUNG-FU GENERATION「ブラックアウト」、Salyu「Dramatic Irony」を聴いただけで泣けた時期があった。今はもうなんともないけどあの頃の感触と言うのはなんとなしに肌触りみたいに覚えてはいる。それは作品だったり何かに活かせばいいだけのこと。
ASIAN KUNG-FU GENERATION「ブラックアウト」
来週の「シネマハスラー」は宇多丸師匠がポリープ手術から復帰初で、作品は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」だった。けっこう楽しみだな。漫画の原作との兼ね合いもあるし、主演の銀杏の峯田君の勢いだけである程度は観れるはずだから、中身がどういうふうになっているのかとか、いろんなものが計算されすぎな感じが多少あるので、それが実際に映画ではどう見えるのかとか。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」はゼロ年代的な「非モテ」「童貞」的なものをかなり明確に表現した漫画だった。これに対しての女性漫画というか女性が主人公で女性漫画が書いた作品ってのは何があるんだろう、きっとあるんだろうけど。綾瀬はるか主演でドラマ化した「ホタルノヒカリ」辺りがそうなんだろうか、見て、読んでいないのでいまいちわからないのだけど。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に対しての「ガールズ・オン・ザ・ダンス」みたいな作品ってのは読みたい。「ガールズ・オン・ザ・ダンス」ってのはなんとなくだけど、少年が走るのなら少女は踊ってほしいみたいな。古川日出男著「サウンドトラック」での主人公の一人であるヒツジコは踊りによって、世界と戦おうとしていたので、そのイメージが強いから「ガールズ・オン・ザ・ダンス」って思ってしまった。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は観に行こうかなと思ってたけどそうなると毎週「シネマハスラー」作品を観に行ってることになるなあ。
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