Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

COUNT DOWN JAPAN 09/10 (12/30)

 朝帰って寝ないでレッドブルに頼って新宿へ。毎年恒例のロッキングオンCDJカウントダウンジャパン)09/10の3日目に。毎年一緒に行っている青木は子供の熱のために遅れて、サカナクションを観たい彼女と合流して。海浜幕張へ。


 青木が来ないとチケ渡せないしってことで外で待ちながらも、浜風? 寒くもなく外でも問題なかった。初めてカウントダウンに来た年は大雪で京葉線の車内から外を舞う雪を見てたのを覚えている。
 三十分ぐらい遅れて青木と合流して幕張メッセ内に。クロークに荷物を預けて一番遠くにあって一番大きなアースステージに。アースステージ最初のアーティストは「フジファブリック」。渋谷のおっさん(ロッキン社長)の挨拶には間に合わなかったが。


 ボーカル・志村さんの突然の死。過去のフェスの映像がステージの両サイドにある巨大スクリーンに流されライブが始まる。ステージにはメンバーの楽器が主人がいない中置かれていた。当初のセットリスト通りに映像が流される。


1.銀河(ROCK IN JAPAN FES.2009)
2.Merry-Go-Round(ROCK IN JAPAN FES.2009)
3.Surfer King (COUNTDOWN JAPAN 07/08幕張)
4.ダンス2000 (ROCK IN JAPAN FES.2006)
5.地平線を越えて (2006年12月25日/渋谷C.C.レモンホール)
6.TEENAGER(COUNTDOWN JAPAN 07/08幕張)
7.星降る夜になったら(2007年12月15日/両国国技館
8.Sugar!! (ROCK IN JAPAN FES.2009)


フジファブリック 08 12 30 TEENAGER @ COUNTDOWN JAPAN ~EARTH STAGE~


 僕がライブで聴きたかった「星降る夜になったら」をやる予定だったのか、うーむ。多くのファンはここで別れを、泣いた人も多かったみたいだ。だからこれはライブではなく告別式のような、さよならの儀式だった。



 その後毎年恒例の湊屋でハム串とビールを買って飲んで乾杯してからまたアースに戻って「凛として時雨」を。もうアースステージ級になってしまったのかと思うが、数万人入るキャパだ。男女ツインボーカルの叫びは健在で、切り裂いていく歌は前にライブで観た通りだが、なんだかアースは音が微妙に割れていると言うかデカすぎてという感じが否めなかった。
 「Telecastic fake show」でキターって感じでこの曲が一番好きだ、破壊力も。最後は「nakano kill you」で咆哮して終わった。やっぱりアースクラスになったんだなと人でいっぱいなのを見て改めて感じた。


 
 おみくじを引くのと次に観る予定だったのが「TEAM紅卍(松尾スズキ河井克夫)」がDJブースだったので移動。おみくじ引いたら「中吉」だった。願い事・他人の助けにより早く成功しますって。誰か早く助けてください〜。
 僕らが行った時にはゲストDJとしてアートスクールのボーカル・木下理樹がロックチュエーンを鳴らしていた。マイクで小さいな声で話し出した。フジファブリック・志村のことについて。そして最後は「虹」がDJブースに鳴り響いた。



 彼女は「安藤裕子」を観にギャラクシーに。安藤裕子は少し観たかったけど「I.W.G.P」のボーリング場の姉ちゃんの頃から好きです。顔がモロに。ライブもセカンドが出た時に行ったなあ、最近は観てないけど。


 僕らは「TEAM紅卍(松尾スズキ河井克夫)」をそのままの場所で。
 まずDJをする河井さんが出てきて「スペシャルゲストはパフュームのかしゆかです」と言って「チョコレートディスコ」が始まるとかしゆかのコスプレをしてパンツがモロ見えの松尾スズキ氏がひたすら踊りまくると言う展開で場内は爆笑。


 その後バテたであろう松尾氏は引っ込んで河井さんがLADY GAGAをかけながらなぜか本人も歌ってLADY GAGAと河井さんの声が被る微妙な感じで、途中で辞めると「麻薬」はダメだよねみたいなノリで酒井法子に扮した女性が出てくる。頭にはウサギ耳をつけて手話をしながら、歌はもろに酒井法子のCD流している。
 この人の顔はなんか観た事があると思って、二年前か前のCDJでもこの「TEAM紅卍(松尾スズキ河井克夫)」をDJブースで観ててその時に「GLAMOROUS SKY」をNANAのコスプレして歌っていた松尾さんの嫁こと、妻子(ブロス等でそう呼ばれている)に似てた。現在は離婚しているので元妻子になっているがまさかと思ったらその後やっぱり妻子だった。離婚しても出るんだ、一応素人さんだよね?


 途中で服を脱いで叫びだしてDJのとこに元妻子が触りだすと「青いうさぎ」がリミックスヴァージョンで、途中で酒井法子本人の声で「本当に申し訳ありませんでした」と流したりやりたい放題で面白すぎる。
 警察官に扮したサケロック星野源が彼女を捕まえてとかコント的なザッツ大人計画なノリで、その後マイケル・ジャクソンのコスプレをした松尾さんが登場するがCDを忘れるという失態をおかしたので、客を半分にして「Beat It」の曲のメロディを歌わさせて松尾さんが歌うと言うなんなんだこれは? 状態。


 顔田顔彦がマジックをして「紅」でXジャンプしたり、松尾さんが麻薬で捕まった岡村ちゃんのコスプレで歌歌ったり、元妻子が今度は相対性理論
でやってみたり、最後はどう見ても五木ひろしにしか見えない松尾さんが郷ひろみの「二億四千万の瞳」を歌って終わり。
 大人計画コントだった。最後には元妻子が彼氏ができました〜と元旦那の前で、まあブロスに松尾さん書いてたけど。元妻子さんの顔ね、鳥居みゆきとかの系統なんだよなあ、不思議ちゃんというか痛い感じがするような、でもなんか持ってる感じの。


 ギャラクシーに移動してメインディッシュの「ZAZEN BOYS」。This is向井秀徳が「幕張! 時には女とマグワリッ!」で始まる。「SEKARASIKA」で始まった狂乱の宴。


 「SI・GE・KI」「Maboroshi in My Blood」「Ikasama Love」「asobi」で最後は「Riff Man」の昇り龍〜、ここのメンバーの演奏技術は凄すぎる。音の獣たちが、四匹の獣が空中で戯れて僕らに襲いかかる。


ZAZEN BOYS - RIFF MAN


 音獣が舞い踊っては静寂を打ち壊す。しかし破壊力はもうなんだろう、リズム感が楽しすぎる、この空間にいれることが楽しくて仕方ない。セトリがファーストセカンドからばっかりなのはちょいと残念だけど、またワンマン行こうっと。
 ZAZEN BOYSのライブが凄すぎる、演奏技術がここまで凄いと後に見るバンドがしんどいということは今年数回あったのだが。


 ギャラクシーから真逆の反対の一番遠くのアースステージに。人でいっぱい。「東京事変」の人気の高さが窺える。


 前に行けなかったから半分よりも後ろで。一曲目は「閃光少女」で、拡声器を持って「OSCA」に。ニューシングル「能動的三分間」が披露される、椎名林檎がギターを手にして「我儘」が。


椎名林檎ありあまる富


 そして椎名林檎名義で出された「ありあまる富」が。これ聴けてすげえ嬉しかった。
 このあとに新曲もやったりしてたけど「群青日和」やらなかったなあ。デカイステージなのもあるがZAZEN BOYSの演奏の後に見ると音がしょぼく感じてしまう。これはもうどうしようもない。


 またギャラクシーに戻って最後のアーティスト・サカナクションを。


 明らかに来年は一番大きなアースステージで活躍するアーティストになる。ここまで盛り上げれるバンドはもっと受け入れられて人気が出てくる。次のシングルやアルバムで彼らの人気は一気に広まる。
 フェス系では定番な鉄板セトリなので次のアルバムでここに入るような盛り上がる曲が何曲かは必要になってくると思うけど。新曲「アルクアラウンド」のPVは幕張メッセで撮ったみたい。


サカナクションアルクアラウンド」

 「ネイティブダンス」「セントレイ」はもはや定番化になったし、これらの曲は強い、アンセム感が。アンコールはやっぱり「ナイトフィッシングイズグッド」だった。



 帰りは寝てなくてバテまくってたので腰と足の裏も痛みが来ていてしんどかった。でも、楽しいフェスだ。やっぱり前日は寝てないとしんどい。


 起きてからYou Tube動画を載せた。爆睡と言うか熟睡した。体はだいぶ軽くなった。今年の用事はもうなにもない。明日から始まる事、始めないと行けない事がたくさんとあるけど、僕はそれをやっていかないと箸にも棒にも引っかからないだろう。


 人生はボゥーとしてたらあっという間に過ぎていく。過去は亡霊として僕らの周りにいつもいる。亡霊と共に生きていく。自分が生きながらも亡霊にならないために、僕が僕であるために