専門の友人と下北で飲む。南口をまっすぐ進んで王将行かないぐらいの手前のゲーセンとか反対側の一階がアパレルショップでそこの四階で行ったことないとこだった。
「タカダワタル的」とかのポスターが貼ってあって、豊田利晃監督新作「蘇りの血」、元BLANKEY JET CITYの中村達也が主演作のポスターも貼ってあってその話をしていると店員さんが豊田監督もよく来られますよって教えてくれた。豊田監督会ってみたいなあ。
ミッシェル・ガン・エレファント、03年の解散ライブを映画化「ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE”―LAST HEAVEN 031011?」が12月から公開したりとブランキーにしろミッシェルにしろ影響力がどんだけあるんだと今更ながら思う。今年は音楽やミュージシャンのドキュメンタリー映画多いな、ドキュメンタリーにしやすいし、音はすでにあるからなあ。
基本的に専門の友人で仲いい連中とか飲みに行くのは卒業してからの方が仲よかったりする。学生時代あんまり絡んでなかったりしても、卒業して会ってからの方が馬が合ったり、お互いに何かを目指していると同志的な意識があるのも大きいんだろう。そんなわけで飲みながらトーク。友人の知り合いの人も来て映画の話だったり諸々する。
楽しい空気でベルギービール飲んだ。店員さんがすごいプロな接客で、ビールの作る工程の話とか教えてくれた。ろ過してないので濁ってたが、まったく苦みがなくてすごく飲みやすい。他は青りんごの味がするビールやバナナのビール。ベルギービール恐るべし。
三人でのんびり飲みつつ、話を。初めて会う人と話をするのはやっぱり新鮮で面白いし、知らなかった人と何らかの形で同じ場所で飲んでるとかいい時間だなって思う。人と人が繋がったりするのにネットは非常に使い勝手がいいし楽、その分危険も孕んでるけど。実際に会うと情報量がまったく違う。声や姿形だったりしぐさだったり服装だったりとか、そして空気感というのは実際に会わないとわからない。
そういう時に面白いなって感じる。繋がりに関してはネットの普及と共に逆に過剰に求められている部分もあって、トークライブ難民(毎回トークイベントに来る人とか、テーマが違うけどいつも来るみたいな)みたいな事も言われたりするけど人は人と会うのがやっぱり楽しいし好きだし、話をしたいし聞きたいものなんだろうな。ネットで繋がれるなら実際にも繋がりたいという欲求も出てくる。
人toネットto人でも繋がる。人to人はすれ違うし、理解されなかったり誤解も生むけど、だからこそわかり合えたり許し合えたり共闘できるから嬉しいとみんな気づいている。今はネットの世界でも同じような事があって、実際の世界で人間関係がうまく築けない人はネットでも同じような事になっている。ただネットは現実世界とは違うモノでなくて世界の縮図でしかなくなった。
結局全ての人は個人でいるけど、人と人のの間にいるから人間って事が嬉しさと哀しさを引き連れている。来年から新しい十年期は何をみんな求めていくんだろうなあ、「繋がり」の次は「許し」とかかもしれないし。結局いろんなモノが崩壊していったのを目の当たりにしてしまったからまた宗教とかに癒しや救いを求める感じも多少はするんだけど。
Sigur Rós-Glósóli
Sigur Rós-Untitled #1 (A.K.A Vaka)
↑Sigur RósのPV自体がSF的な内容だし近未来的で神話的。
「Festival」
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081027
「ソロモンの環」に興味持って手相見てたら「神秘十字」ってのが左手にあった。ついでに仏眼もあんだけど。
神秘十字は「霊的、精神的、神聖」などのスピリチュアルに関係が深く、霊感が普通の人より強い人や信仰心が厚い人、神秘的なことに興味がある人に現われます。興味がなくても、信仰心の厚い親などの影響を受け、いつも守護霊に見守られています。神秘十字だけでなく、直感線、仏眼が現われている人は、宗教家・占い師に向いているでしょう。だって。
祖母が毎日朝お参りに行って家族の事を拝んでくれているので何かに守られているのかもしれない。だから拝むというか祈るという行為にたいしては崇高なものを昔から感じている。だけど全ての宗教は滅べと思っている、宗教がなかったら世界はどれぐらい幸せになるんだろうか。
前世というものがあったのなら僕はおそらくものすごい信仰深くて何かの宗教を一心に信じていたタイプだろう、殉教者かもしれないと思うんだけど、たぶんそうだったとして前世があると仮定した場合、今の現世で僕が吐き気がするほど宗教を毛嫌いする理由は結局世界を救えることもなく、争いしか生まないものでしかないから。
まあ、西尾維新的にいう戯れ言だけども。
スピリチュアルな事は信じるんだけど、繋がりという事に関しては特に。太古は人間が自然の一部だったから太陽や風や火や水、山を崇めて恐れていたのがごく当たり前に体の中にあったはずで、文明が進化して天とか抽象的なものを崇拝するのではなくて特定の個人が作り出した宗教がそれに取って変わったんだろうなあ。だから人間はもともと天に向かって祈ったりしてたはずで、雨乞いの儀式とか。
天を擬人化したり何かの書物に代弁させたりしちゃうと自然的な事に感じれないし、結局そこに群がる人が増えたら経済でしかなくなるのは当然な事。
専門の時から書きたいのが双子の妹を殺してその後、宗教団体を作ってカリスマに祭り立てられてく主人公とその団体の崩壊と、彼らと対立する人たち。何かを信じる者の強さと儚さ、何も信じない者の弱さと優しさを書きたいって思ってるんだけどこれまたどう考えても自分の力量がなさすぎて無理っていう。
園子温監督「愛のむきだし」は宗教団体の事を描きながら救い出すものと救われるもの、そして救われたものが救い出したものをさらに救い出すという圧倒的な作品だったけど、僕が構想してるのはもっと儚いものにしたいなって観終わった後に感じた。
何かを作りたい時に出てくる大問題の一つは構想しても自分の力量がまるでその世界観を作るのはなさすぎたりするっていうこと。あとはタイミングがズレたらどうしようもないっていう時間的な問題。
今月はできるだけたまった本を読もうと思う。インプットして、同時に書くというアウトプットしないといけないけど。今月はとりあえずカート・ヴォネガット・ジュニア「スローターハウス5」、西島大介「魔法は信じない。でも君は信じる。」、歌野晶午「さらわれたい女」、村上春樹「風の歌を聴け」を読み終わりとかなりいいペース。
仲俣さんにお借りしているハヤカワSF文庫で読み終わってないのは、
フィリップ・K・ディック「ユービック」
ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
ロバート・A・ハインライン「夏への扉」
アーシュラ・K・ル・グィン「世界の合言葉は森」
J・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」
サミュエル・R・ディレイニー「アインシュタイン交点」
テット・チャン「あなたの人生の物語」
シオドア・スタージョン「夢みる宝石」
と「ふぅ〜」わりとある。今月中に終わるかな。読み終わったら「Life」オヤジーズの一人である佐々木敦さんにオススメしてもらった神林長平作品の「グッドラック―戦闘妖精・雪風」「戦闘妖精・雪風(改)」「アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風」を読もうと企む中。
「儀式とは神話を反復する事だ」って何で読んだんだっけなあ、「探偵儀式」だったか。
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