Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ブルームスデイ」

「ブルームズデイ」とは作家ジェイムズ・ジョイスユリシーズ』の主人公レオポルド・ブルームがダブリンを彷徨した1904年6月16日にちなみ、毎年6月16日、ダブリンにジョイスの読者が集まり様々な催し物を行う、いわば『ユリシーズ』記念日。集まった人々は登場人物に扮するなどして当時の服装に身を包み、劇中に登場する場所への訪問、『ユリシーズ』の朗読や劇の上映、またパブめぐりなどを行う。


 もともとアイルランドのダブリンが本家だが、近年アメリカ合衆国、日本、ブラジルなどでもブルームズデイを祝う試みがなされた。なお、1904年6月16日というのはジョイスが妻ノーラと初めてデートした日である。


 23歳ぐらいの時に書いたシナリオを今小説にリライトしている。日本ラブストーリー大賞というやつに送ろうと思って。元々は「桜色feather」というタイトルでシナリオを書こうと思いついたのはよしもとよしとも青い車」が映画化されて思いのほかつまんなくて原作の良さがなかったからだった。


 姉妹役で姉が麻生久美子で妹が宮崎あおいだった。で姉は亡くなって姉の恋人のARATAと関係を持ってしまっていた妹の宮崎あおいARATAの話でそれなら逆のバージョンの兄弟に兄の恋人の三人で同居している話でと勝手に思いながら監督は映像作家の中野裕之さんにしてもらってと妄想しまくりでバイトも一ヶ月ぐらい行かないで辞めて書こうと思ったけどその時の店長に止められて有給全部使ってあとは休んで書いて終いには中野裕之さんに直接送るという今とあんまり変わらない事をしていた。


 で、中野さんは出身が隣の広島で僕の出身の井原市とも県境でお隣の福山の出身の人だった。それもあってか送ったのを読んでもらって感想をもらった時は嬉しかった。もちろん映像化には繋がらなかったけど。


 僕はいつも興味があったり影響を与えられた人に書いたものを送りつけたり見てもらおうとする迷惑な一面がある。送った後は馬鹿な事したなあとか迷惑なことしてるって自分でも後悔もするんだけどその時はそれしか考えられない状態になっている。バーサーカーみたいな。


 それが作家の古川日出男さんの時にも発動してしまってご迷惑をかけた。たまたま運がいいのとそのお二人がとてもよい方達なので人間的に優しいという意味なんだけど読んでもらえて感想をもらえているのはこうやって書くとますますありがたいことなんだなって感じる。


 五年も前に書いたのは今読むと恥ずかしいし、小説として考えるとおかしい所もたくさんあって、シナリオだと画を想像して書くんだけど小説は書き方が違うから内容も展開も変えないといけなくて、あと今の自分が書きたい展開ともあってかなり違う感じになってきた。


 で、最近久しぶりに中野さんのサイト観たら小栗旬主演の「TAJOMARUhttp://wwws.warnerbros.co.jp/tajomaru/っていう映画を撮ってた。「赤影」でだいぶ興行的には転けたからもう時代劇風なのは撮らないと思ってたけど撮ってた。「SF」シリーズの方が好きだけどなあ。

 
 最近アイルランド関連の新書も読んだし、なんかアイルランドで最後を向かえるのもありかなって思ってタイトルを「ブルームスデイ」にしようかなと思っている。話の中に神隠しに関連することも入れていて、アイルランドは妖精の国でもあるしちょいとファンタジー的な感じになるかなって思って。というかファンタジー要素がない限りあとは登場人物が死ぬか亡くなるかどっちかしか恋愛小説って盛り上がりに欠けるんだよなあ。


 市川拓司「いま、会いにゆきます」は過去から未来へ神隠しされたような作品だった気がする。


 文化系トークラジオ Life 2009年6月28日「日本のネットは進化したのか」Part1&2配信。

Part1
http://www.tbsradio.jp/life/2009/07/2009628part1.html
Part2
http://www.tbsradio.jp/life/2009/07/2009628part2.html


 Part1でかかったのは椎名林檎ありあまる富」だった。シングルは配信で買ったが未だに「三文ゴシップ」のアルバムを聴いていない。「ありあまる富」は収録されていない。ソロのライブ観たいなって思うけどやらないのかな?


 「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2009」が出ていて初回限定のT-シャツ付きのはあって付いてないのを探したらなくて諦めた後に見つけたらすでに購買意欲が失われてしまっていた。
 NANO-MUGEN Fesは2日目に行くけどNANO-MUGEN自体が初めてなのでどういう感じなのか気になる。基本的にスタンド席でのんびりと観てたい。サカナクションスピッツは寝ないようにしないと。
 アジカンのフェス前夜祭というライブが六日に代官山ユニットであってアジカンがこのクラスのキャパですることはほぼないので行きたいけどチケが抽選だし取れそうな感じがしないなあ。


 そういえば「夢見る少女じゃいられない」の相川七瀬さんを見たが小さかった。九十年代に大ヒットを飛ばした人はその印税で食って行けるんだろうなあ。それは羨ましくもあるけどきっとしんどいことでもあるような、一度表舞台に立ってしまったということは。


芥川賞直木賞候補作決まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090702-00000008-jij-soci


 本谷有希子さんは二度目の芥川賞候補か、最近読み始めた道尾秀介さんは直木賞候補。でも、芥川賞直木賞取ったからと言って売れるわけでもないし、権威しかないような、若い世代にとっては文芸とか興味があったり関係してないともはやなんの賞かわからない賞になってんだろうなあ。本谷さんは演劇の人だし直木賞のノミネートの西川美和さんは映画監督だし。文芸畑の人だけでもなくなってるし。でも本谷さんと西川さんが取って授賞式で並ぶと話題にはなるんだろうなあ。

ステレオ・フューチャー [DVD]

ステレオ・フューチャー [DVD]

聖家族

聖家族

ありあまる富

ありあまる富

三文ゴシップ

三文ゴシップ

ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2009

ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2009