「い・け・な・いルージュマジック」

劇団、本谷有希子　第14回公演「来来来来来」
http://www.motoyayukiko.com/next_performance/

　今日は久しぶりに本谷舞台を観に行く、前の「幸せ最高ありがとうマジで！」が去年の十月だから十ヶ月ぐらいぶりか。
　舞台観終わった後のcharlieのトークが面白かったというか興味深かった。本谷作品に現れている自意識問題ってのはやっぱりものすごくゼロ年代的なものだったし、それが痛みとして感じれるのは自分の自意識も問題っちゃ問題だし、今作はどうだろう、出演者が全員女性らしい。

　で、阿佐ヶ谷スパイダースを観た以来の本多劇場。新作の小説「あの子の考えることは変」も読みたいが手を出してない。前回の主演は永作博美さん、今回はりょうさん。もしかしたら旦那のBRAHMANのTOSHI-LOWさんが客席にいたりするかなあ。

「幸せ最高ありがとうマジで！」
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081024

　Dragon Ashの配信限定シングル「CALLIN'」をiTunesストアで購入。思いのほか路線の変化はないみたいだな〜。ライブで聞くと上がりそうだけど聴けるのはYOUNG FLAGの時だろうか。聴いた感じだと定番化はしそうにないかなあ。
　知り合いの人と話をしていたらDragon Ashはインキュバス化しているそうだ、そうなのか、どうなのか、僕には判断しかねるが。

　RIJのDragon Ashを2日目のグラスステージで観た友達の日記とかを読むと「Fantasista」でいつもの「ミクスチャーロックは好きですかー」でKjは中指立てたらしい、ダイブが禁止なフェスに対してというのと渋谷のおっさんに対しての挑発だろう。

　実際は曲中にテンフィのTAKUMAが出てきて歌詞を少し変えて歌ったらしい。ACIDMANの大木君と一悟さんも乱入したらしい。初日で観れたアーティストでベストアクトはACIDMANだった。今のACIDMANのフェス用セトリはもの凄くアガる。盟友たちの登場でKjもダイブしてこいってのは言えなかったみたい。

　正直な所、それを言えなかったのはかなり辛いと思う。だけどデビュー時から評価してもらっている渋谷のおっさんの手前ってのもあるだろうし、おっさんもおっさんの立場があるから社長だしね。
　でも、ワンマンでのダイブしてこいって言ってるKjを知ってるだけに。この間のワンマン最終日で「Fantasista」の時にダイブして、人並みを泳がせてもらって落ちる時に拳を突き出してくれたKjと拳タッチが初めてできたものすごく感動したし、僕らが飛んでいく時のKjのあの嬉しそうな顔って反則なぐらいにズルい。

Dragon Ash　新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショウ
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20090614

　
　だから「ミクスチャーロックは好きですかー」って毎回言ってそれを誇りにしてるバンドだっていうのに、それを封印させるのはねえ。おっさんも本当にアーティストを思うなら来年以降はDragon Ashを含みライブでダイバーがいるアーティストは呼ぶなって。

　できねえならダイブ禁止とか言うなよ、それかグラスとかデカイとこはエリア区分けして、ここから先はAが付いてる人しか行けませんとかしろって。それじゃあ不自由だとか言うかもしれないけど間違いなく年々不自由さが増してる、このフェス。どう考えても人いれすぎなんだよ、儲け優先になりすぎで。

　Dragon Ashとかそっち系のアーティスト呼ばなくなったらダイブ問題解決すんだから。でも絶対にしないんだよ、客が減るのわかってんだから、だから言ってる事とやってる事が矛盾してんだよ。去年のライジング問題と一緒。いかに自分たちが有利に物事を進める事ができるかどうかだけがあの会社の考え方になってる。

　Kjには中指を立てたまま来年以降は出ない方向でいって欲しい、僕としては。

　「CALLIN'」と一緒に忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」をダウンロード。本当に最近はよく思う、高齢になっているアーティストは渋っちゃダメだと。一回ぐらいはYMO観たいなあ。国際フォーラム辺りでやんないかな、皆さん高齢なんでね。

忌野清志郎 & 坂本龍一い・け・な・いルージュマジック

　コバルト作家の須賀しのぶ「芙蓉千里」を借りたので読み始め。遊郭の話なんだけど舞台がハルピンなのよね〜、ウラジオストックとか出てくるんだけど、これらが漢字に置き換えられてたりするので読めん。最初はルビ振ってあるけど二回目からないから。

　これ角川から出てて今月は「ブギーポップは笑わない」で有名な上遠野浩平「騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood」もハードカバーで出るんだけど、もはやラノベって、そうじゃないかどうかの境界線がないというか、一般文芸が完全に見下して卑下してたラノベを取り込んでいるような気が。エヴァが使徒を捕食してるようなもんだ。