Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「近くに行きたい」

ROCKIN'ON JAPAN特別号「忌野清志郎1951-2009」
http://rock-net.jp/book/kiyoshiro1951-2009.html


 6月5日ロッキンオンから特別号が出るのが決まったみたい。過去の発言とかも載るみたいなので読んでみたい、最近借りた「RHAPSODY NAKED」のライブを聴いている、カッコいいし、リズムも楽しい、これを生で観たら清志郎さんの言葉に揺れて、楽器の音で弾んで、踊り倒すような楽しいライブだったろうなって思う。
 亡くなってから追悼本が出るのはだいぶ速いんだと思う。社長の渋谷さんや編集長たちのブログを見てもそうだったけど彼の功績をきちんと残すことがとても意味のあることだからなんだ、そういう人物だったことを示したいんだと思う、それが音楽誌のプライドなのかも。



 角川の新刊を見ていたら気になるタイトルが「アイルランドを知れば日本がわかる」っていうやつ。アイルランドは一度は行ってみたいと思うけど行けてない。祖母の兄がアイルランドに渡って牧場かなんかをしていたということもあり、興味が昔からある。そこで亡くなったので会ったこともないんだが。なぜ、日本から出てアイルランドに住んだんだろうとか。


 文学だと「現在の文字が導入される以前は、ケルト神話として残る神話・英雄伝説を扱う口承文学が栄えた」とあり、神話とか物語の基本形だし。口承文学ということは琵琶法師が平家物語語ったようなものかな。あとは妖精の話とか。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200901000158


文化系トークラジオ Life「現代の現代思想」Part5配信
http://www.tbsradio.jp/life/2009/05/2009524part5.html


 「1Q84」の二冊目「7月〜9月」をちょこちょこと進めている。昨日は頭痛がするから薬飲んで寝たら爆睡してた。痛みは取れたけど。だいぶ二つの奇数章と偶数章が絡み合う、リンクし合って大きな世界を共有されてきた。この作品を読む準備として先月の末に過去の新潮の長編作品の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と「ねじまき鳥クロニクル」を読んでいてよかった。過去の作品とリンクしたのがわかったし、伊坂幸太郎で言う所の「黒澤」みたいな感じかな、知ってるキャラクターが出てくる感じは。


 時間軸的にも「1984」のことな「1Q84」の世界はもちろんインターネットもないし、携帯電話も普及してない、たぶん肩がけのでっかいやつがあったかないかぐらいの時代かな、ポケベルですら新しいものかもしれない。
 物語に携帯は邪魔だなあって思うし、携帯が出てきてから物語が難しいというか出会わないとかすれ違うことが書き辛くなったと誰かが言っていた気がする。それはそうだろうなって思ったことがある。でも繋がるのに繋がらないという孤独が増したからそういう話もかけるわけだけど。やっぱりこの作品読みやすい。


 バイトで録画するのが「めちゃイケ」なので裏番組の「Mr.BRAIN」を一度も見ていないんだけど誰も周りで口にする人がいない、けっこうな視聴率取ってるはずなんだけどなあ。「近くに行きたい」は前回の三茶の小栗旬だったが、今回は銀座で郷ひろみさん。本気で裏番組に対抗しようとしていていいな。
 しかし、TBSは「Mr.BRAIN」もだけど映画の「ルーキーズ」も演者が番宣とか他の番組に出て宣伝しまくってて、逆に見たくなくなったり、映画館に行きたくなくなるやつがだいぶいそうだな、とか考えないのはいかがなものだろう。そういう人間もだいぶいるとは思うし、あんだけしてヒットしなかったら逆にすごい。


 森三中の黒沢さんの適当な歌詞の「テキトーハニー」は何度も見ても笑えるなあ、三茶編に続いて郷さんの前でも。本当にすげえ、今が旬。

黒沢かずこ「テキトーハニー」