昨日の朝ほぼ寝れないまま起きてランニングしてから飯の具材を買いに家を出た。家出てすぐのところで佐川のおっさんがなんか呼んでいる感じだったのでこの辺りの住所を聞こうとしているのかと思ってイヤフォンを外して近づいたら「アマゾンからの荷物が」って言われた。
「?????」と思ったが、さっき風呂に入っていた時に一度来たのかなって思って聞いたら違って、「これから行こうと思ったんですけど」って、再度「????」が浮かんだ。
「前に一度お伺いしたので顔を覚えてまして、今他の所に荷物持っていこうと車停めて出てたらちょうど顔が見えましたので」って言われた。道ばたでアマゾンの荷物渡された。
まあいいですよって言ってサインしたけどさ、このおっさんすげえな。でも、ごめん今日もアマゾンで頼んだやつ来るんだよねえ。アマゾンの箱を持ったまま西友に言って豚キムチ作ろうと具材を買って家に帰って作った。なんだ何が足りない、もう少し何かが物足りない味になった。
荷物はエリクソンの「Zeroville」っていうペーパーブック。まあ、英語が全然わらないので、一度意味は気にせずに英文で読んでから二回目に訳しながら読んでみようか検討中。
クイック・ジャパン84号
http://www.ohtabooks.com/press/2009/06/01180844.html
12日発売のクイック・ジャパンの特集は映画「色即ぜねれいしょん」で岸田繁(くるり)×峯田和伸(銀杏BOYZ)×渡辺大知(黒猫チェルシー)の対談がメインみたい、この映画気にはなっているのだが。
徹底特集は「いま、ラジオは。」で20,000字ロング対談 太田光×伊集院光「解放区の、その先へ」、これは読んでみたい。あと気になるのは雨宮処凜「タダで世界を変える10の方法」第1回講師・園子温ってやつ、園さんがゲストかあ、すごい組み合わせ。
同じく太田出版のサイト見ていたら本人vol.10で<<<本誌だけが知る、忌野清志郎さんの素顔(本人)を緊急特集。>>>っていう清志郎さん特集があるみたい。
今日は地元から友達が来ておそらくDeerhunterというバンドのライブを観に行くことになる。↓みたいな音楽。
Deerhunter "Agoraphobia"
今日は頼んだ「思想地図」vol.3とかカーヴァーのベストとか芽むしり仔撃ち がアマゾンで来るんだが本は溜まる一方で減らない。
たまたまNHK教育を点けたら、なにやら外人さんとどこかで見た顔、たぶん井上陽水さんの娘らしき人、依布サラサだった。テーマは山田詠美「ぼくは勉強ができない」だった。タイトルが「Jブンガク」ってやつで外人の先生みたいな人が解説してた。こんな番組してるんだな。
http://www.nhk.or.jp/jbungaku/
今日は短いから前にmixiに書いたレビューを。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/09/20
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東京はヒートアイランド現象で亜熱帯になる、
東京の地下は肥大化していく、
東京に現れたトウタはジェンダーを持たないレニと出逢う、血の繋がらない妹・ヒツジコは自らの踊りで世界を変革させていく、
東京は未知なるウイルス、あるはずのなかった病原体が悪循環の中で亜熱帯になった東京で勢力を増す、
東京から逃げ出した純日本人たち、
東京にいるだけど不法滞在の外国人たちの新しいコミュニティ、
東京に新しい勢力が現れ制圧される西荻窪にヒツジコのチームが君臨する、
東京の西になった井の頭に辿り着いたトウタ、
1羽のカミの鴉と7千羽がタイヨウを隠す、日食が訪れる、
離れ離れになった兄妹が壊れた東京で独自の戦いを仕掛ける、
そして、また再び『東京』で邂逅する。
真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 4巻 (ビームコミックス)
- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/09/25
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世界中で孤独な生死が寄り添って、互いを舐め合う。
傷を舐め合うのか、拡げるか、抱き寄せては背中を刺す。
それとも単なる孤独からの隠れ蓑か、忘却か、
性器を舐め合い、一時の快楽に溺れるか、
白濁としたその想い、純情なその願い、
喜びの咆哮、哀しみの嗚咽。
覚悟という輪郭が、生死をより強固に仕立て上げる。
突如襲われる死という刹那、神が与えた試練などない。
神は人が造り出した自分自身のフィルター、
自己批判、弁明、崇拝、正当性、虚偽、享楽の様相。
自分と他者の関わり、言葉、行動、思考、快楽、悲壮、
孤独は自分を守り、自分を傷つける。
ここではないどこかへ行けないことを
知りながらもバスジャックをするような、
救われないとわかっていても天に願うような、
抱きしめても実感が沸かないような、
想いが疾走して肉体を置き去りにしていく。
無意識に生きるのか覚悟して意識的に生きるのか、
どっちが幸せなんだろう。
- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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圧倒的。
生死とか神とか人とか正義とか欺瞞とか自己愛とか嘘とか殺戮とか性交とか肉体とか命とか出会いとか別れとか涙とか花とか空とか奇跡とか未来とか海とか慈しみとか夢とか過去とか嬉しいとか世界とか君と僕とか愛とか共感とか芽生えとか意識とか現実とか・・・・。
- アーティスト: Syrup 16g
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
- 発売日: 2008/01/30
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青すぎる空の扇状に漂う雲
僕が笑って泣いて孤独が寄り添って
君が優しくてせつなくて過ぎ去って
光は伸びて闇に届いて見失った
痛みだけがただぼんやりと崇高
過ぎ去った季節と来るべき季節の価値に差は
想い出だけ残して置き去りだ
この終わりの先に何があんだろ
終わりの向こうの始まりを受け入れれるのかな
さよらなだけが永遠で僕に寄り添う
どうしようもなく日々は過ぎて
哀しいぐらいに響いてさよならと
ただ音楽だけは鳴り続けて
ラストアルバム、さよならsyrup16g。
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/26
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今好きな子を追いかけてきたのに、その子とラブホ。
やりたい気持ちとやれない気持ち、板挟み、でも性欲が。
ぎりぎりの所で踏みとどまる田西、ああ田西さん泣けてくるよ。
最低な僕らと最低な女の子、うまくいかないことだらけ、でも・・・。
好きな子としかしたくないんだって起ったままで言ったって。
「ボッキしながら説教しないでよ」
「ディープキスもフェラもされておいてバカじゃないの」
「全然説得力ないわよ」「お金。フェラしてやったでしょ」
ああ、痛い、痛過ぎて逆に笑えてくる、悲しいまでにわかるこの感じ。
悲し過ぎて笑えてくる、にぶい痛み。
それでも僕らはこの現実で生きていく。
- 作者: 西島大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/05/30
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恐怖がじわじわと迫りくり、後ずさりしたくて激しく 心臓は脈を打つ。
しかしどうしようもないなけなしのプライドが、 前にも進めない、
後ろにも下がれない状態を 作り出し、動けないものは強者に圧倒的に 叩きのめされる。
三巻の主軸なところはそれとカメラマンは戦争において 無力で軽薄な徹底した部外者であるということ。
ボーイミーツガールinベトナム戦争。
彼女と僕はまだ出会わない・・・。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/06/05
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みんながその汚れを押しつけ合って、取ろうとして、
あるいはキレイになりたくて、汚れをなかったことにする。
日常に潜む非日常だとか、
誰かに寄り添いたい気持ちなんかや、
誰にでもわかる、感じた事のあるもの。
この雰囲気の後にはこうなってしまうだろうという確信、
予兆が手に取ってわかるように。
この読んでてわかってしまう感じが嫌であり、
もやもやであり、実際に体験していたことであり、
おそらくはこれから経験する事であり、
懐かしい光景でもある。
だからシュールでもあるのだけど、それは僕らにとって
当たり前な毎日、リアルさを伴ってむず痒く揺さぶる。
どこに到達するのか最後まで見届けたい作品。