Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「渋谷JK」

 深夜過ぎてからどうも頭痛が、始まって今に至るまでズキズキと痛い。帰ってから録画しておいたNHK教育でした「渋谷JK」を見る。録画したのは第二話が快快(faifai)「ハチになっちゃいたいのに」だったから。3月に観に行った「MY NAME IS I LOVE YOU」のあとに五分ぐらいのショート作品をしたのだけどそれはボーナストラックパフォーマンスとして発表した「i wanna : prototype」で、リメイクしたのが「ハチになっちゃいたいのに」だった。


「MY NAME IS I LOVE YOU」@五反田SONIC
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20090309


 第一話の「アイスコ−ヒ−」の空気感というかやりとりは非常に演劇的な感じだった。第三話の「コンビニ(または謝罪について)」も演技的な言葉のやりとりだった、どっちも好きな感じのやりとり、言葉を使うおかしさと言葉の方が言ってる人間よりも人格を持っているような感覚だった。


 「ハチになっちゃいたいのに」は台詞自体はほボーナストラックで観た時の台詞だったかな、聞いたことある言葉と流れだったから。渋谷のスタバ前で撮影してたなあ、本屋のシャッターが閉まっていたからけっこう朝早くロケしたんだろう。人が集まる時間帯にあれやったらやったでもっと面白いとは思うけど、なんなんだあれ?みたいなやつが周りにもっといてたくさんの人が囲んだら人垣のステージが出てて面白そうだけど、さすがにやらないよな、NHKだし、ゲリラ的にやるしかないだろうから。ステージで観るのとまた雰囲気が違って面白かった、身体性と言葉が街の中で楽しんで遊んでいる感じ。


 ゲリラ的だと昔園子温監督がやってた東京ガガガでは(http://www.sonosion.com/の「東京ガガガ」で観れば昔の写真が見れる)渋谷を中心にやってたんだよなあ、今考えるとかなりすごいゲリラ的パフォーマンス。園さんは身体性というよりは言葉の人だから、17歳で詩人として、「現代詩手帖」、「ユリイカ」等に投稿し、「ジーパンを履いた朔太郎」と評された人だたからなあ。
 たぶん、思想とかよりはやりたくなったからやってたらそれを面白がっていろんな人間が集まってデカクなっていったって感じなかも、詳しくその時のこと聞いたことないからなあ。その時の経験もあってかオダギリジョー主演「ハザード」の渋谷の撮影はゲリラ的だけど、見る限りはゲリラ。ブレイク前のオダジョーが若者になんか言われてるし。というかこの作品自体がニューヨークだっけな、そことか撮影自体がかなりの割合でゲリラなんだっけな。


 さっき、「1Q84」の<4月〜6月>を読み終わった。ずっと上巻下巻だと思ってたけど次の巻は<7月〜9月>だし、読み終わった人からすると続きがありそうな終わり方らしい。なんだ、<10月〜12月>も期待してる人がいるし、そうなのかどうなのか?
 <4月〜6月>は次へ読みたくなる感じで交互に展開する物語が次第にリンクしていることが明らかになってくる、確かに二冊で千ページは長いが思いのほか読みやすいし、進む。


村上春樹さん>新刊「1Q84」、発売日に68万部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090529-00000081-mai-soci


 かなりのペースで売れている、やっぱりファンの数が多いし、期待されている作家なんだなあと改めて感じる。去年はメガノベルをデビューして数年して熟した作家さんたちがなにかの流れに連動するかのように一斉に発表した年だった。その流れのトドメの一発がこの作品なのかなって思う。


 前作「海辺のカフカ」は文庫で読んであんまり好きな内容じゃなかったけど、主人公は特に何もしてなかったから。「1Q84」を大塚英志氏がどう評価するのかは気になるなあ。


「文化系トークラジオ Life」「現代の現代思想」Part4
http://www.tbsradio.jp/life/2009/05/2009524part4.html


 最後に東さんが紹介したうしろゆびさされ組うしろゆびさされ組」ってアニメ「ハイスクール!奇面組」のエンディング曲だったかなあ、っていう曖昧な記憶が。


 しかし、頭痛がまったく治らない。なんだろう、長編読んだから頭が疲れたのか? まだ半分あるのに。