Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」

likeaswimmingangel2009-05-26

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」公式サイト
http://www.eureka-prj.net/mv_news/


 昨日は深夜バイトが終わった後に寝ないでレッドブルを頼りに朝一で「重力ピエロ」を観に行った。


映画「重力ピエロ」+α
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1176975013&owner_id=2319483


 その後は深夜またレッドブルに便り「文化系トークラジオ Life」を最後まで聞き届け、リクエストでDragon AshCanvas」がかかり、僕だと思うことにしてますが、テーマに対して僕の思想としてこの曲のことを書いたから。いや他の人がリクエストしてたらそれはそれでいいんだけど、詳細は黒幕に聞かないとわかんないけど。


 そして、すんげえ久しぶりに満員電車に乗って新宿三丁目に。いやあ、毎日乗ってる人やっぱりすごいなあ、精神摩耗するわなあってつくづく思う。
 副都心線がらがらだったけどね。そして伊勢丹を周りながらテアトル新宿に行く途中にバイトして3日で逃げ出した思い出が一杯のサブウェイで昨日食ったエビアボガボ以来レッドブルとカフェオレしか取ってなかったのでこれまた久しぶりに富士そばでカツ丼食った。エビアボガドはエビが少なすぎてびくつりしましたよ。


 で、近所のコンビニでまたレッドブル(しかも前のロング缶)を飲んで劇場に八時ちょっとぐらいに行くと、あら? 人がいっぱいだわ。九時からなのにこんなに人が並んでるのか? 
 公開して一ヶ月なのにこんなに人が。しかも男女比率半々に見えるし。まあ、のんびりと並んで「インスタント沼」のポスターを観ながら最近壊れかけのiPodでシャッフルで音楽聴いていました。


 そのうち店員が来て何か言っている。「エウレカモーニングショーは右側に並んでください」って。ほっ?
 進んで階段降りると僕が一番になったよ〜、よく見たら左側の階段には二列でほぼ女子ばかりがどうやら深夜から並んでいる感じが。男女半々に見えたのは錯覚だった、女子ばっかりだった。
 「インスタント沼」の三木監督・加瀬亮舞台挨拶付きチケットの並びだった。加瀬亮人気あんなあ〜、昔こんな感じで並んだことがあるのは「サッドヴァケーション」のシネマライズかな。


 その時は浅野忠信オダギリジョーのファンの女性と宮?あおいファン男子が並んでました。やっぱり加瀬君も人気あんなあ〜と思いながら待ってました。つうか昨日「重力ピエロ」で見たよ。
 加瀬君だと「スクラップヘブン」が好きだけどこの加瀬・オダギリ・栗山の三人の一メートルちょっとのポスターが我が家に貼ってるんだが価値出てたりするかなあ、この人気だと。


 昨日と同じく整理番号一番で入りました。


 ストーリー


これは、レントンエウレカのもう1つの物語。
西暦2009年人類は謎の生命体『イマージュ』の襲来を受ける。現在西暦2054年に至るまで、そのイマージュとの戦いは続いていた。第303独立愚連隊強襲戦闘母艦『月光号』に属する少年兵レントンの夢は、人民解放軍によって8年前に連れ去られた幼なじみの少女エウレカを助け出し、故郷ワルサワに帰ることである。 だが、そんな二人に試練の数々がふりかかる。果たしてレントンエウレカの運命は?


 テレビで放映されたアニメシリーズの劇場版。僕アニオタじゃないのでこのゼロ年代に見たアニメってあんまりなくて「ハチミツとクローバー」シリーズと「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズと「モノノ怪」シリーズとこの「交響詩篇エウレカセブン」ぐらいかな、全話見たの、たぶん。


 「エウレカ」は好きです。僕基本的にボーイミーツガール的要素の作品好きなので。しかしですね、この劇場版はアニメ版から世界観、人物設定などが大幅に変更されているので「エヴァ」の新劇場版の「序」なくて「破」から始まってみたいな、いやそれも違うか。設定がびっくりするぐらい違ったので中々最初は戸惑ったし新鮮だった。


 これは、レントンエウレカのもう1つの物語。と謳われているようにここまで設定を変えてることがすごいです。アニメシリーズ見てなくてもまったく問題がない。物語のキーワードになるある事件の名前が「ドーハの悲劇」だったりする。月光号のメンバーも同じだけど設定が違う、置かれている環境が。今回はアニメシリーズのサブカル的なものが元ネタになってる小ネタは少ないけど。


 最初に出てくるシーンで幼いレントンエウレカの先生がアニメにおけるレントンエウレカカップルのシャドウとして存在するドミニク・アネモネカップルのドミニクです。この最初の時点でこれは設定がまるで違う、どうなるんだって感じで目が離せませんでしたが、所々内容理解できてません。


 アニメでは最後まで壊れに壊れるアネモネでしたが、今回はそれとはまったく違う存在だったのもだいぶ設定が変わってた。


 世界設定が難しいんです。「ピーターパン」のモチーフがあって、ネバーランドを目指すみたいなとこもあります。あと「どうしようもないこの世界で、それでも僕らは夢を見る」っていうキャッチコピーがかなり重要なことになってます。世界の成り立ちに関して。


 オウム事件のような事件に巻き込まれてしまった人たちがその後どう生きるか、他人に人生をゆがめられてしまった人々がそう生きるかが描かれていて現実世界のことをフォーカスしてる、それが「ドーハの悲劇」としてこの世界では存在している、その犠牲者がホランドたちになっているのがアニメの反政府軍と非常に対照的だった。ここにも設定の変化が。


 あとニルヴァーシュが幼生としてまるでジブリ作品とかに出てきてもおかしくない生き物として存在している、可愛すぎる。アンチジブリな僕でも可愛いキャラだと思った。あれはズルいなあ〜。

 アニメと同様にレントンエウレカに対して聞いていると恥ずかしくなるような言葉を言います、純情なんですなあ、汚れちまった人間にはそのまっすぐさが痛いし眩しいレントン。しかし、ここは「エウレカ」の大事な部分なのでこのレントンエウレカの関係性が軸なのでここがしっかりしてたら「エウレカ」だなあって見ながら思った。


 あと神話ってのがキーワードとしてあるので神話に描かれる人たち(レントンたち)に対して語り部としての存在がいて、それが神話好きな僕としてはいいなと思う。語り部は物語に介入はできない、見届け後世に残すことが語り部の役割だからね。


 寝てないけど眠くもならずに楽しめた。六月にはもうDVDで出ちゃうから劇場でモーニング/レイトショーで観れなかった人はすぐに観れる。僕は映画館で観たかったから、スクリーンで大音量だとこの作品のスピード感は増すから迫力が出てた。いやあ、楽しめたなあ。


 エンディング曲はiLL「Space Rock」なんだけど合ってた。僕にとってゼロ年代のボーイミーツガール作品は「エウレカセブン」だなあ。


 帰りにiPodシャッフルで聞いてたら、駅について地上に出たらかかったよ、Yellow Magic Orchestra「Pocketful of Rainbows」がかかった。昨日は大雨だったのに晴れた、虹は見てないけど「ポケットが虹でいっぱい」という気持ちで帰宅。


交響詩篇エウレカセブン
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20090104


 でウイークエンドシャッフルのザ・シネマ・ハスラーPodcastで更新されていた今回は「GOEMON」で、聴きながらこれを書いた。どこも褒めてなかったなあ、さすがだね紀里谷ワールド。

  
 アマゾンで文藝「特集・古川日出男」を買った。一緒に頼んだエリクソンのペーパーブックは来月にならないと届かないみたい。冒頭で柴田元幸さんが古川さんにインタビューしてる。関係が深いなあ、二人。


 で佐々木敦さん(http://expoexpo.exblog.jp/)が聞き手でインタビューもある。
 「青年たちは川を渡る」っていうコラムで仲俣暁生さん(http://d.hatena.ne.jp/solar/)も書いてる。「Life」チームですねえ、この頃に聴き始めたか教えてもらったぐらいなかな、番組も。
 この号が出てる頃に「ハル、ハル、ハル」が刊行されたみたい。「ハル、ハル、ハル」は最初は借りて読んであとから買ったけど、この頃に出た「サマーバケーションEP」と「ハル、ハル、ハル」、それよりも前に出た「LOVE」や「ロックンロール七部作」も文庫化してないなあ、今年刊行予定の最新作「MUSIC」出たら繋がりのある「LOVE」は文庫で出るのかな。

LOVE

LOVE

ロックンロール七部作

ロックンロール七部作

ハル、ハル、ハル

ハル、ハル、ハル

サマーバケーションEP

サマーバケーションEP