久しぶりに2連休したら寝過ぎた。で月曜の朝はこれから書こうと思っているやつの下調べというかなんか読みたくなった岡崎京子さんの漫画ではなくて小説というのか事故まで書き続けられていた「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」の冒頭の「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」を読む。
短編としての精度がこの人のセンスなんだと改めて思ってしまった。
岡崎さんが事故に遭わなかったらという仮定は意味をなさないにしても、山田双葉名義で漫画家としてデビューし後に直木賞作家となった山田詠美さんの様な下の世代に影響を与えた小説家になった可能性を考えてしまう。
下北沢フリーペーパーの「路字」にいつか何か書いてもらえないかなってファンなので勝手に思ったりするけど、体の方は良くなられているのだろうか?
それで現実逃避状態になって大塚英志原作×作画衣谷遊「リヴァイアサン」を全巻読んでしまった。「終末を告げし獣、リヴァイアサン」でミレニアムが通り過ぎた東京。前世紀の終わりに辺境の地ギョレメで国連の平和維持活動に従事中の特殊部隊が行方不明になる事件が起こる。その後、何事もなく新世紀が始ったが、世界中で民族紛争が多発したため、日本にやって来る難民が急増した。人々は難民たちとうまく共存できずに、外国人排斥の気運が高まっていた。そんな中、部隊の唯一の生き残りである三溝耕平 が5人分の死体をつなぎ合わせた身体で帰国してきた。というあらすじなのだが、大塚さんがかなり手塚治虫作品からのオマージュしている作品でもあり、「ブラックジャック」のブラックジャックとピノ子の関係性や鉄腕アトムのようなキャラクターを出している。
この漫画はミレニアムが来て崩壊してしまった世界と東京の守護神であるミカエルによってすべてを受け入れて崩壊しない世界を舞台にしている。最後の方の唯一神との戦いなどは、唯一神が前アメリカ大統領であったりするなど現実世界をフィクションに持ち込んでいる。たまにあるのだが、「試作品神話」などにもフィクションの中に急に現実世界で起きたことが挿話されるなど彼らしい作風である。全巻わりとすぐに読めた。作品の中には手塚治虫のオマージュというかパロディ、民俗学、宗教学、心理学、都市伝説、オカルトなどの知識が随所に織り込まれている。
あと少しばかり番外編というか小説版の大塚氏が自らノベライズしているものには「ライ麦畑で捕まえて」のオマージュが見られる。
朝帰って燃えないゴミを出したらドアをノックされて大家さんに言われたのが、あれ燃えるゴミだから昨日よっていう。トレイとかプラスチック系は燃やしてもいいのだろうか?うーむ、区別しなくてもよいということになるんだけど。
「やりすぎコージー」は「やりすぎチーム」対「アメトーークチーム」の局を越えた戦い。まあ、テレ東とテレ朝ならやるっしょみたいな。どちらも深夜番組とかバラエティでやりたいことをしている感じもあるし、ただどっちのチームも深夜枠で爆発してた勢いのままで枠が上がってしまってあんまりむちゃができなくなっているのでたまには暴走して問題になるぐらいが番組の存在感はあると思う。
山崎邦正さんはやっぱり顔芸がいいなあ、一部の人しか笑わないんだろうけど。
<ハゲタカ>世界不況でラスト変更 玉山鉄二が「赤いハゲタカ」に NHKドラマを映画化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000065-maiall-ent
連ドラで見ていた「ハゲタカ」の映画が来月には公開らしい。お客はおっさんばかりな気はするが観に行きたい。あと伊坂幸太郎作品の中でも人気の強い「重力ピエロ」が映像化されてどうなっているのかも観てみたい。
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