代々木公園に行った、花見と遊んでいる人でいっぱいだった。世界はどうも平和で不景気な感じはしなかった。
↑たぶんハシブトガラス。カラスが水浴びをしてたっ!
古川日出男作品にはカラスがよく出てくるのでカラスに嫌悪感とかない。噴水の水が上へ発射されても虹は見えなかったが、鴉の黒く見える黒衣は虹色を含む色彩。黒には全ての色が溶けている。
カラスが出てきて印象深いのは「サウンドトラック」かな。
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http://www.daily.co.jp/newsflash/2009/04/08/0001806982.shtml
アスミックエース製作でずっと前に映画化が決まっていて情報が出てなかった「ソラニン」が宮崎あおい主演に決まったらしい。
ということは芽衣子を宮崎あおいが演じるわけだが、実際の問題、一巻は種田が主役で二巻が芽衣子だったわけで、宮紾あおいがメインに出るのなら種田をどう扱うのか。
加藤とビリーを誰が演じるかでだいぶ違う感じにもなるし、ビリーと芽衣子のシーンで号泣した僕はそのシーンはやってほしいし、種から芽が出たという名前の繋がり、「ソラニン」=ジャガイモの芽の毒という暗喩。
世界は哀しいぐらいに美しい、残酷なまでに日々は続いて急に大事な人は消えるということ。この世界には僕らを侵す毒がたくさんある。
誰もが毒に侵されるこの時代で、浅野いにお「ソラニン」はそれでもなおこの世界で生きようと足掻く僕らを、描いていた。
とてもゼロ年代的な作品だし、公開が十年というのはいいのかもしれない。種田は星野源か?宮崎がクドカンの「少年メリケンサック」に出ていたことになんらか作用するかもしれないが、星野はクドカンと同じく大人計画だし。
でも宮崎が主役になった時点でもうちょっとメジャーな役者を使うかもしれない。と書いて他でみたら高良健吾(フィッシュストーリーとかカミュなんて知らない)らしい、男前すぎるわ!
漫画「ソラニン」好きとすれば芽衣子はどこにでもいる女の子で可愛すぎず不細工すぎずという本当に平凡な女子だったから宮崎あおいだと可愛すぎるだろって感じもしてしまうが、相手役の種田、加藤、ビリー、を誰が演じるかによるかもしれない。
加藤の彼女は江口ノリコとかだといんじゃねえかなって思う。「ソラニン」のプロデューサーと脚本家がどうシナリオを練るかでまったく違う作品になるし、あとなんと言ってもバンドものだから音楽を誰に作ってもらうのかがデカイしそこでしくじったらすでに終わり。
「ソラニン」は平凡な僕と平凡な君が日本の北と南から東京という場所で出会ったという部分もすごく大事な部分で、あくまでもそこら辺の大学にいそうな連中なわけだ、若手女優を代表する彼女や注目を浴びる若手俳優だと残念な感じがしないと思うんだなあ、まあ実写の映画化だから仕方ないけど。
漫画が好きだった連中がそれで感情移入出来るかはどうだろうか。宮𥝱あおいよりは池脇千鶴の方がまだいい気もするけど。池脇/星野なんていかがなもんだろう、その場合は完全に単館系だけどさ。
「ジョゼと虎と魚たち」は単館だったぜ、シネクイントで観て劇場から出た時はすごくしんどかったけどすごく好きな映画になったし。
あの終わり方は痛すぎたし、男の弱さ、結局は逃げ出して他の女のとこにいく、車いすを押してくれていた恒夫がやがていなくなるとわかっていたジョゼは電動車いすを手に入れてまた一人きりになって世界に向き合っていく、ある種の諦めを持って。あれは痛すぎて、でも恒夫の気持ちがわかってしまうからしんどすぎる。男ってほんとダメだなって。
「ジョゼと虎と魚たち」のPとからしいから音楽はくるりにするか、ASIAN KUNG-FU GENERATION「ムスタング」なんてまんま「ソラニン」の主題歌みたいに聴こえるんだけどな。でも音楽を誰がやんだろ。浅野いにお作品映画化するなら「虹ヶ原ホログラム」すればいいのに、暗いけど。
ASIAN KUNG-FU GENERATION「ムスタング」
「ソラニン」ではどこかイケていないような田舎臭さが残っているような雰囲気を種田と芽衣子は持っていると思う。東京という場所、憧れと挫折、出会いと別れを映画でうまいことやってくれるといいけど。小田急線沿いだけどロケどうすんだ、なんか銀杏BOYZが音楽とかやったりしそうな気がしてきた。浅野いにお×峯田対談昔やってしなあ、さあて楽しみだ。
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