Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Week In, Week Out」



 東京に来てから毎年観に行っているの花見は目黒川沿いの桜。昨日は天気もよくてのんびりと桜を観に行った。毎年思うが年々人が増えているような気がする。道路は人で溢れて桜が揺れてお酒やつまみを露店が売っている。平和な風景だった。家を出る前は北朝鮮のロケット発射の速報が流れていたが、それでも人は花見をする。まあ誤報だったというオチまで。それすらも誤報だったらロケットを撃ち落とせそうもない。


 家に帰る途中に久しぶりに池尻のワン・ツー・チーでエビ海鮮チャーハンと餃子を食べた。僕らが入る前から座っていた、僕の席一個空いたとこに座っていたおばはんの注文したレバニラが来たが、ほとんど食わずに席を立って帰っていった。あれはなんだったのだろう。注文して遅かったからキレていた感じがする。僕のエビ海鮮も厨房からあと一つなんだった?という恐ろしい会話が聞こえ、最初に来るであろう餃子は遅れたチャーハンを半分食い終わってから来た。昔リトルスプートンの今はなきセンター街店で注文が通っていなくて三十分待たされて怒った時のことを思い出した。人は飯屋で待たされるとキレる。


 去年は赤坂で花見してから一年経ったんだなってわりとしみじみ。最近送別会でcharlieに言われた言葉がたまに浮かぶ。そんでcharlieこと社会学者の鈴木謙介氏が出る新番組がNHK教育で「青春リアル」も昨日から始まりました。さっき録画したのを見た。しゃべり場のネット版みたいな感じで進んでた。
http://www.nhk.or.jp/ss-real/index.html


 「Life」や「路字」の繋がりのある東京ピストルの賢策さんが「路字」のロゴで東京TDC賞2009に入賞。前に聞いてたけどおめでたい。僕はピンと来ないんだけどすごい賞なんだね、広告業界では。TDC展というが開催されているので暇な時に行こうと思う。
http://www.tokyopistol.com/2009/04/02/article377/


 と知り合いの方が皆さんすごいことになっていて、まあ僕が出会った時点でその分野で評価されてた方がさらに飛躍されているのを見ていると単純にすげえなって思う。同時に何やってんだろ自分というわかりやすい感じにはなるんだけど、それがないとやばいとは思うけど、他人と比べても仕方ないと思ったりと何かが矛盾をはらんだりはらまなかったり。


 最近人手不足のためと花見の客のおかげで、時間通りに来ない社員とかのおかげでストレスが溜まり過ぎて昨日疲れ果てて最後の一時間ぐらいは不機嫌な感じ過ごしてて階段上る時に足がパツンパツンだったのだが、あと右手の指が痺れた。で帰る時に階段を降りて右に曲がる瞬間に顔が真っ白で半分が笑ってて半分が無表情な女の顔が浮かんでてグアーって僕に向かって来て消えた。普通に「うわ」と小さく声だしたけど後ろにいた人は見てなかったらしく、あれが本物の幽霊とか霊体なのかストレスによる幻覚なにかがわからん。


 今は普通に頭痛に襲われている。「レッドカーペット」が土7に繰り上がりしたのを録画したから見ている。今田さんが上げチンなのはもう間違いないが結局の所、深夜帯でよかったものが失われている「やりすぎコージー」みたいになんか行き先がわからなくなることはないだろうけど、ネタ番組だから。ここから若手が出てさらに次世代芸人のチームワークや番組を作る基礎が出たりするんだろうな、でもはんにゃとしずる見て何か面白いのかがまったくわからない僕はすでに若者ではないのかもしれない。


 あらびき団のDVDは面白かった、リーとか風船のおっさんとかは。「いのちの食べかた」を見た。ナレーションもなくてひたすら牛や豚や鶏の飼育というか選別とか解体風景とか、野菜の収穫とかひたすらに僕が口にしているのがどういう過程で作られているのかっていうのが無表情なままに流される。逆さに釣り上げられた豚が数十匹いて規則正し上のレーンが運んで電動のカッターのようなものが逆さの豚の顎ぐらいから切り込み、上に切っていく。最初に血がドバッと落ちて真っ直ぐに切られた箇所から内蔵がグデンと垂れる。


 それがひたすら繰り返される。あの豚は僕らみたいに、社会に消費されていくのだなと思う。プラダを着たピッグだみたいな歌詞がradioheadにあったはずだが、何の曲だったろうか。解散してしまったがThe Ordinary Boysの歌詞にも僕らは歩くクレジットカードだなんてあったけどUKのバンドはそういうことを言うイメージ、日本のロックバンドはどうだ?


Week In, Week Out


 The Ordinary Boysは初来日の時に観に行って、アークティックもそうだったけど僕はThe Ordinary Boysの方が今でも聴くし好きなんだけどな。「Maybe Someday」のキャッチーさは衝撃だった、歌詞見たらもっと社会的なことを歌ってるのがわかった。

Over Counter Culture

Over Counter Culture

Maybe Someday

Maybe Someday