Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ハルフウェイ」試写会

 昨日から喉がイガイガする。風邪の前兆だ、僕は喉から来る。起きたら悪化してたので薬を買いに行った。


 昼過ぎまでのんびりするが治りそうにもないけど渋谷まで出ようとドアを開けるといつものにゃつらが日向ぼっ子猫してた。


         



 渋谷まで歩いていって今日は寒くはなかったけど体は微熱。苺味のど飴買ってシネアミューズイーストウエスが入っているビルに。三階がシネカノンの試写室らしい。


 脚本・監督/北川悦吏子 プロデュース/岩井俊二小林武史
 音楽/小林武史 主題歌/Salyu
 主演/北乃きい 岡田将生


 試写室って所が初めてだったけど30席もないぐらいの広さだった。あと暖房効きすぎて風邪気味の人間にはきつかった。



「ハルフウェイ」公式サイト
http://halfway-movie.jp/#/menu


 北海道で高校三年生で、付き合い始めたヒロとシュウ。シュウが東京の早稲田大学を受けることを知ったヒロ。ヒロのために地元に残る選択をするシュウだったが・・・。


 主演の二人は織田裕二主演「太陽と海の教室」でも付き合ってるような設定だったような気はするが。北乃きいは「太陽と海の教室」ではまんまるとふっくらしてる顔のイメージだったが、この映画では細い。
 あと北乃きいの髪型とか雰囲気が岩井俊二花とアリス」の鈴木杏を彷彿させる、映画自体の空気感も高校生が主役なせいか「花とアリス」の感じに似ていた。


 山下敦弘天然コケッコー」で初めて岡田将生を観たが、あの映画は夏帆のキラキラ感が素晴らしくよかったけど。彼はいつの間にか売れてるのか?
 伊坂幸太郎「重力ピエロ」の映画化でも主人公の弟である春だし。彼の顔の感じは市原隼人忍成修吾に似てる気がした。


 ということがあるので北川さんと岩井さんのキャスティングのイメージって近いものがあるのかもしれない、少女漫画的な部分とか。


 あと出演者で言うと「リリイシュシュのすべて」「花とアリス」と岩井作品に連続して出ている大沢たかおが高校の書道の先生として。
 北川悦吏子脚本「オレンジデイズ」に出ていた成宮寛貴白石美帆が共に先生役として出演とドラマで気に入ったんだろうなって思った。


 キャッチコピーは「だけど、それは まだ 物語の途中・・・」とあるようにこれは大きな物語ではなくいわゆる青春の一ページを描いている。
 北川作品としてはそういう作品はあまりないように記憶している。


 前の日記にも書いたけど短編を書かせてもらった「音楽誌が書かないJポップ批評 コブクロ 恋愛ソングで泣く!」で宇野常寛さんがコブクロの歌詞を見ると美しき「過去」と希望の「未来」があるが「現在」を肯定していないと書いているのだけど。
 この映画は青春の一ページを切り取ったような作品なので「過去」を美化したり懐かしがることもない、「未来」にたいしての不安はあってもまだ希望ではなく、彼女や彼の「現在」しかない。


 テイストとしては「四月物語」「花とアリス」の岩井作品が好きな人にはかなりいいのではないだろうか。北川さんだとやっぱり「オレンジデイズ」になるのかな。「オレンジデイズ」の前史みたいな感じだと思う。


 内容としてかなりシンプルな内容で尺も90分ない。僕は最後の10分ぐらいでうとうとしてしまって気がついたらラストシーンだったのでいまいちどう終わったのかわからないんだけど。やっぱり風邪気味の時はきついし、暖房効かせ過ぎだよ。


 シャボン玉がある種のメタファーみたいに使われているけど、やっぱり普通にシャボン玉使われるとすぐに消えてしまう儚いものって感じだから、青春の一ページにそれを重ねているんだろうなって思ってやっぱり北川さんも岩井さんも少女漫画ちっくな部分がある人だなって思う。


 今日のM-1笑い飯がさくっと優勝してほしい。まあしないだろうけどさ。あとわりと優勝候補らしいナイツの漫才というかネタを見て笑った事ないです、あとU字工事NON STYLEも。モンスターエンジンは「暇をもてあました神々」のコントを使えないのにどこまで上がれるかな。ザ・パンチはツッコミ次第か。


 ボケは才能だが、ツッコミは努力と技術だと言うしね。ダウンタウンが売れた背景には松本さんのボケは天性のものだけど、浜田さんは舞台袖から中田ボタンさんのツッコミをひたすら見て練習しまくるという努力があってツッコミ力が上がるにつれ関西区で天下を取り全国区で天下を取った事実がある。


 笑い飯はダブルボケなので才能がものをいうがたぶんどちらもボケたいだけで両方が天性のボケではない。キンコンの西野のツッコミはいいと思うがなんせ梶原にはボケとしての才能がないのでキンコンは西野の力で成り立っているように思える。敗者復活で高校の先輩である千鳥が出てきても結果は例年通りになりそうだけど、這い上がってきてはほしい。


 予想は一位笑い飯、二位モンスターエンジン、三位キンコンで。確実に外れるだろうけど。


 「少年メリケンサック」のエキストラの時のブログ↓
 http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20080410


 カウントダウンジャパンでは28日の幕張会場のDJ BOOTHで少年メリケンサック名義として木村祐一田口トモロヲピエール瀧向井秀徳三宅弘城宮藤官九郎でライブをするみたいだけど、エキストラの時に知り合った友達からメールで2月10日に「少年メリケンサック」のライブイベントありますよと聞かされた。


少年メリケンサック」公開直前 栗田かんなのバレンタインナイト
 http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0857119


 出演は宮崎あおい / ZAZEN BOYS / 銀杏BOYZ / SAKEROCK / JAPAN−狂撃−SPECIAL / 三宅弘城 / 宮藤官九郎 他 となっている、場所は赤坂BLITZにて。
 ZAZENと銀杏が一緒に観れるだけでも即完しそうだけど、前に「風とロック」でも表紙になっていたJAPAN−狂撃−SPECIALも出るみたい。宮崎あおいも来るとなればかなりチケットは入手困難かも。僕はその日Salyuの武道館なので行こうにも行けないが。


JAPAN狂撃Special-OH! MY LADY

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック