「ラブシャッフル」四話で宇佐見がヤンキー集団に啖呵をきるシーンでアフガンに行ってテロリスト捕まえてこいよっみたいな台詞を言っていた。
野島伸司小説「スヌスムムリクの恋人」でも主人公が学校で生徒一同の前で話すときにもイラクで人質にされて殺された人の話をしていた。彼を見殺しにした時にこの国の大人は終わったというニュアンスのことだったと思う。
「ある青年が、テロリストに首を切られた」
「自己責任ってなんだろう? 僕らは若い。希望や夢や好奇心に溢れている。それは時には危険を顧みない探究心だったり、冒険だったりする。それで間違った時、自己責任だと言われてお終いなのか? 勝手にしろ、したければ責任は自分で取れ? そんな消極的な鎖を付けられなくちゃいけないのか? あの時アメリカに媚びる為に、自衛隊は撤収されず、彼は見殺しにされた。日本に帰りたいと言ったのに。想像もできない恐怖の中で、そう言ったのに。あの時、この国は終わったんだ。今の大人の世界は、彼を、いや、僕たちを見殺しにしたんだ」
「僕の仲間である野坂望の肉体はまだ男子だ。だけど今カウンセリングを受け、やがて女の子になる手術を受けようとしている。考えられるかい? ペニスを切るんだ。想像するだけで震え上がるだろう? だけど、彼はそうする。心は女の子だからだ。男の子の体でいる事は、彼にとって耐え難い苦しみだからだ。そして僕らのように、男子らしく詰め襟を着る事も。だから、これからどんなに辛い事があっても、世間でどう思われようとも、ペニスを切る痛みに耐えてでも、女の子になりたいと希望し、夢見ている。どうかそれを、イラクの青年と同じように、自己責任だと突き放さないで欲しい。関係ない、勝手にしろと突き放さないで欲しい」
「大人たちのこの国は終わっている。だけど、僕たちの世代から再構築は出来る。仲間が、希望や夢や、好奇心に溢れ、誰かを幸福にしたい、そして自分が幸福になりたい、そう考えて行動しようとする時、僕たちはそれを自己責任だとは言わない。もしもその仲間が道に迷い、苦しんでいても、勝手にしろとは言わない。僕たちは仲間を助ける為に、自衛隊を撤収するし、それでツベコベ言うならアメリカもいらない。アメリカなんていらない」
書いてみると「未成年」のいしだ壱成さん扮するヒロトが大人や社会に対して言った言葉に近いようなものがある。
野島さんだけではないし、多くの物語を創る人は登場人物に自分の想いを託したり言わせたりする。
誰を参考にしても、物語を創る際に動いていくキャラクターは書いている人間の一部分とかが入り込んで混ざり合うのだろう。
野島さんはかなりアフガンの事で気になる、言いたいことがあるのかもしれない。「未成年」の最後の廃校立てこもりのモチーフは浅間山荘事件からだったらしいし、今後なんらかのモチーフでアフガンやイラクのテロリストや誘拐された人を使うかもしれない。
「MUSICA」で編集長の鹿野さんがWRONG SCALEが解散して残念みたいなことが書かれていて気になったのでレンタルしてみた。バンアパを聴いていたので雰囲気が近いと感じる、すごいキレイなサウンドで風が吹き抜けていく心地よさがある。
「セイントセイヤ」冥王神話読むとシリュウの師であるライブラの猛虎と牡羊座のゴールドセイント・ムーの師・シオン(後の教皇)の若かりし日々の二百五十年前の話だった。
スターウォーズで言うところのエピソード1〜3みたいな過去の話だった。
昔の人気作品の続編ブームは続いていて過去のジャンプ作品の過去の話や未来の子供や弟子の話が何作もある。購買層は大多数が大人になる前の小中校時代に読んでいた人だろう。
僕も買ってしまうけど新しいものが出てこない感じになるのはそういう原因もある。もう何十年かしたら祖父・父・孫の三世代でドラゴンボールやガンダムなどの漫画やアニメだけで共通の話題になるのかも。
それはかなり危険というかいいことばっかりじゃないよな。
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野良猫、もはや野良さがゼロな猫家族さんは、我が家の周りで日向ぼっこしたり、強欲(母猫)がオス猫に追い掛けられたりしてます。
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一時は子猫は冬を越せるのかと心配してたけど超余裕で越しそう。最近本当に子猫ズが大きくなってきたがかわいげがない、ただ美形だけど。
そういえば去年小泉今日子さん主演の「グーグーだって猫である」を観た、もうDVD化で発売らしい、半年ぐらいでソフトとして出るのは早いと思うんだが。映画館で観てる人間としては。
グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き [DVD]
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WRONG SCALEのアルバムと一緒に「少年メリケンサック」のサントラを借りてみた。まあ映画観てからの方が楽しめそう。なんで向井・峯田コンビでユーミンの「守ってあげたい」をカバーしているのかが謎だ。
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まとめて借りるので気になってた「PIONEERS OF J‐ROCK~based on shinjuku LOFT~」も借りたんだが、その中に筋肉少女帯「高木ブー伝説」を初めてちゃんと聴いたら、僕の中ではクドカンのやっているグループ魂のボーカルの破壊(阿部サダヲ)の声と大槻ケンヂの声似てるっ!!大槻ケンヂさんの「リンダリンダラバーソール」とか素晴らしい青春小説だ、しかも読みやすい。僕の中では大槻ケンヂさんは物書きってイメージの方が強い。
PIONEERS OF J‐ROCK~based on shinjuku LOFT~
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タイトル「アフガニスタンから弾丸の花束を」はショーケン主演「傷だらけの天使」のタイトルっぽくしてみた。「傷だらけの天使」は今見てもめちゃめちゃカッコいい、毎回のタイトルもカッコよくて切れ味がある。
「宝石泥棒に子守唄を」「自動車泥棒にラブソングを」「可愛い女に愛の別れを」「虫けらどもに寂しい春を」「祭りのあとにさすらいの日々を」とかね。
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