Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Champagne Supernova」

ロッキング・オン11月号予告。
http://www.rock-net.jp/rockinon/next.html


 二号連続オアシス表紙って今そこまでオアシスに期待しているロックファンがいるんだろうか?
 ライブで聴きたいのってセカンドまでの曲だし、盛り上がるのも。かつてのワーキングクラスヒーローはもはや大富豪だし、何かを得たから何かを失うということを体現してるような気もする。
 僕が一番好きなのは「Champagne Supernova」だが、皮肉にもこの歌詞の内容みたいな状態になっていると言えなくもない。


OASIS「Champagne Supernova」



 「やりすぎコージー」はサバンナとブラックマヨネーズがゲスト。相方に問題あり!というトークだったけど、まあ問題があった方が面白くイジられるからいいと思うけどなあ。八木はやっぱり自然だ、天然すぎる、午前中に書く日記って、予定表じゃないかって思うけどそこを不思議に思わない所が天然、いや自然。
 こういう流れでゴールデン攻めて行くのかな、行ってほしいものだけど。
 この番組は芸人をイジってなんぼだから、芸人らしいとんでもない人を出してほしい。昔のパラ軍団の清水さんだっけな、亡くなってもみんなが笑って彼を振り返るような芸人さんを、あれって芸人さんらしい芸人さんだった、亡くなっても笑ってもらえるところが。


 シコった後にわかる小杉のよさって何を日記に書いてるんだろう、いつまでもM-1を引っ張ったりするあたりとか吉田はある意味すごい、強欲だ、貪欲だ、芸人だ、しかし本当に小杉が太ってきている。彼には伝統芸能ハゲ踊りがある間はガキ使には呼ばれる、ブラマヨダウンタウンの番組には絡んで面白くなるし。


 「コードギアス 反逆のルルーシュR2」最終話「Re:」を見る。以下ネタバレあり。


 ルルーシュアンチヒーローというかダークヒーローというのか、理解を求めるわけでも理解されようともせずにスザクと二人だけで世界を変える方法を選んだ。ルルーシュとスザクは共犯者であり、全ての憎しみの連鎖を断ち切るための終わりを一心に引き受けるのがルルーシュ、その先の対話、平和へ向かう為の象徴にスザクがその名前さえ無くしてなっていく。
 絶望の先の希望を、争いの跡の平和を、話は終わりを告げた。


 ルルーシュとゼロを完全に分離させるための作戦、黒の騎士団の象徴のゼロの復活。しかし、それは妹のナナリーにとってはその世界の希望が、彼女にとっての絶望になる、世界の平和は独裁者として振る舞っていたルルーシュがいなくなることだったから。
 スザクは友殺しの罪を受け、ルルーシュは今までの罪を親友によって殺されるという罰を自らに与える。全ての罰を受ける覚悟のあったルルーシュは、魔王である支配者の自分を世界から消し去り、かつての自分の仮面の姿であるゼロをスザクに任せ、ゼロとなったスザクに刺され命を落とす、それは世界の希望。終わり方でいえば、続編もルルーシュが死んだ事でないだろうし、伏線などを回収してないとしてもきちんと終わらせた最終話だったと思う。


 表面的に見える事が真実だとは限らない、それにしても世界にすら反逆し欺く主人公というのはアニメであまり記憶にないけど、ゼロ年代を代表する作品の一つに確実になるだろう。


 侵した罪の贖罪に愛する友に殺されることで罪を償うというのは「摩陀羅」シリーズにおけるユダヤとカオスの関係を思い出す。ユダヤを助ける為にアガルタ(神の国)の門を開き、禁忌に触れてしまったカオスは七度愛する者(ユダヤ)に殺されなければ罪を許されない、転生する度にカオスはユダヤに殺される、という設定があった。


 人気がある作品だけにパラレルワールドや続編を期待する声が多いだろうけど、この終わりでいいと思う。ダークヒーローとしてのルルーシュは最後に自分をきちんと終わらせたのだから。