Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「明日また電話をするよ」

 前から気になっていた山本直樹短編集「明日また電話をするよ」を読んだ。エロが日常の中にあって、非日常にも侵蝕するけど短編としてすごく読みやすく、こういうエロさを書かさすとこの人はやはり巧いなあと。読みながらつげ義春作品がなんとなく思い浮かんだ。
 短編が巧い人の温度っていうか、山本さんもつげ作品に影響はされてはいると思うんだけどこういう日常の描き方は好きだし、映像化するにはなんとなく難しい感じも覚えた。


 専門の友達から三茶にいるので飲もうとメールが来た、行きたいが行けず。深夜バイトの悪い所は夜に急な飲みとか用事に対応ができないことだ。うーむ、そこがネックだ。


 昨日の夕方沢尻エリカ主演「1リットルの涙」のドラマの最終話がしていた。きちんと見た事はないだけど、最後にみんなが追いかけてきてレミオロメンの歌を歌うシーンの間に主人公がその歌の指揮をしているシーンが挿入され、ああ、こういう伏線がきちんと入っていて観続けていた人にの涙腺を壊して号泣させちゃうんだなあとぼんやり見ていた。そりゃあ、普通に見てたら感動するよねと。しかもいろんな誇張というかドラマにするためにエピソードとか足しているだろうけど実話ってのが余計に響くだろうな、野島伸司脚本「あいくるしい」で口がきけない、話せない役をしていた沢尻エリカがこんなにもブレイクするとあの当時思った人はいたのだろうか、化けたよなあとあの頃の彼女をドラマで見てたものとしては思う。
 

明日また電話するよ

明日また電話するよ