Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『世界 最後の日々』

 昨日(木曜)はバイトだった、今日(金曜)もバイトだった。木曜日は休みたいが昼間のバイトがあるのでその流れで夜のバイトも入れているので録画したものを深夜に帰ってきてから見てる、見た。起きてからも見た。


 まずは『アメトーーク』の「RG同好会」は三回見てしまった。市川AB蔵になったレイザーラモンRGの面白さは正直ツボにハマってしまってどうしようもない。器用な山崎邦正さんと言った所か。


 F1でよくかかる曲のマネとか、あるあるシリーズの最後なんてアバターでシガニー・ウィバーよく使うよねっていうジェームズ・キャメロンあるあるとか知らないやつにはまったく面白くないピンポイント過ぎて面白いし、本物の海老蔵が「いいとも」に出た時に花送って「知らない人ですね」って言われた逸話なんかもネタが尽きない。


 そしてケンコバを始め小藪さんとか芸人さんに多少諦めを含まれながらも可愛がられている人間性というのも大事な部分。新喜劇の桑原さんにピアッサー使わないならくださいって言ってその場で両耳に開けて、なぜかすごいと千円貰ったり、チャーリー浜さんに昔付けようと思ってた芸名「六本木アキラ」をもらったり、人に可愛がられるということは生きていく上で最高の武器になりえる。


 椿鬼奴が『アメトーーク』に出ると確実に歌を歌うのも定番化してる。RGと二人でバービーボーイズ歌ってたし。この回はぜひDVD化だね。RGは海老蔵三遊亭好楽÷2×滑っても気にしない強靭なハートである。


Barbee Boys- Me-wo-tojide-oideyo


 フジテレビ木曜10時、野島伸司脚本『GOLD』第一話。天海祐希主演でシングルマザー的な感じで、子ども3人がオリンピックの候補になっている。
 もう一人幼い男の子がいるが体が弱い。会社を経営していてテレビに出て教育論を語ったりしている。死んだ兄がいてオリンピックで金メダルを取る事が早乙女家の悲願である。
 子供たちのスポーツをサポートしているのが反町隆史。彼は天海演じる悠里に好意を持っているが、子どもたちの父親、かつて金メダルを取った寺島進と離婚はしてない。そんな悠里の秘書となった長澤まさみを含めたメインキャストで物語は進む。

 
 まずは寺島進は悠里から金をもらって生活をしている。そのマンションに長沢が会社の寮としてお向かいに越してくる。金を渡しにくる反町は最低のやつだと寺島を威嚇するが、悠里も彼を見捨てるほどではないらしい。母のスパルタ的な教育に次男が反発するとそれなら出て行きなさいという話になり父・寺島のマンションに。


 悠里の元にはテレビを見てクレームの電話をしてくるものがいるが、社長室の番号をしっているのは限られたものだけだった。ある家庭が描写される、息子は引きこもりパソコンに呪詛のようなつぶやきをしては様子を見にくる母親のエド・はるみにDVをしている。


 一話の最後にビルの中を歩く悠里たちとすれ違う清掃員がエドだったという終わり。まあ、金メダルを取った父親の遺伝子を継いだからといって子どもがそうなるとは限らないわけだが。


 野島伸司脚本で今まで描いた天才だと『リップスティック』や『世紀末の詩』がある。『世紀末の詩』のある回では天才が愛した女という話があって天才は平凡な女を選ぶ、子どもを自分と同じような境遇にしたくないという本能的なことから極めて普通な女性を選ぶという話だった。つまりは天才の子は天才になりえない。というような話だった。だが、隔世遺伝があるので孫は天才になりえる可能性はある。


 というシナリオ書いていて今回は金メダルをで、金メダリストの遺伝子をってのはどうなんだろう。寺島進の元メダリストはディープインパクトのようなものだ。いつか天才が、才能あるものが生まれるために生み出されてしまうものたちがいる。
 それを人間でやるとどう考えても競走馬のように速く走るという宿命だけではないのだから苦悩が生まれてくる。誰もが期待に応えれるわけではないし、親子関係がいびつになる可能性が高い。


 そう、期待するのなら孫にという気持ちになるが、祖父母が孫を可愛がるのはそういう本能的な部分が実はあるのかもしれないしないかもしれないという話。


 今帰ってブラマヨの初冠番組ブラマヨと愉快な仲間たち』を見た。ゲストはチュートリアルと三茶で店をやっているニューハーフの愛さん。チュートとの同期仲間意識の話とか、やっぱり吉田・小杉の二人は群を抜いて面白いな。 
 ハゲとブツブツというどう考えても女子受けが悪いのにそれをイジラレてオモシロク返せる技術と話術で面白いと再認識させているのは本当に力技だし面白いからこそできる。
 番組としてゆるい感じだったが、実験的にやっているみたいだから好評なら秋か冬からレギュラー化するんだろうか、暴れてほしい。


 で、今TBSでクドカン脚本の『うぬぼれ刑事』第一話。最初に長瀬がコンビニで一目惚れする女性がAV女優の柚木ティナ改めてだいぶ経つけどRIOだった。
 この五年とか十年の間でAV女優と普通にテレビ出ているタレントとの差がなくなったというかなんでAVに出てるんだというレベルの女性がめちゃめちゃ増えた。


RIO


 なんだろう、近所の西友のレジのおばさんで昔はめっちゃキレイだったんだろうなという人がいて、僕は熟女好きではないのだがその人がどういう人生を歩んで今レジを打っているのかということがすごく気になって勝手に妄想してストーリーをよく考えてしまうのだが、現れては消えていくAV女優たちにもその後のストーリーが気になってしまうから、そういうのは物語としてやってみたいと思う。


 レジ売ってるおばちゃんが暴走してしまう話とか、元AV女優が田舎に戻っていてそれを追っかけてきたファンとの話とか、そういうことばかり考えてしまう。


 『うぬぼれ刑事』は今までにクドカン脚本に出てきたメンツがずらっと出てきている。中島美嘉も『流星の絆』に出てたし。このドラマはクドカンの脚本らしい匂いがしているのだがイマイチ面白いと思えないなあ。ここ最近のクドカンだとやっぱり『流星の絆』が一番よいかなって思う。


 伊坂幸太郎著『砂漠』の文庫を読み終わる。五年振りに読んだら新鮮だったな、ちょいとご都合主義な展開はしょうがないけど伊坂風味の良さが出ているので読んでいてサンボの山口さんがモデルとしか思えない西嶋の発言読んでるとほっこり笑ってしまう。


 山本直樹自選集三部作完結編の『世界最後の日々』を昼間買ったのを夕方に読む。日常とエロ、終始セックスをしていたりとか、性的な行動をしている話ばっかりなんだけど、なんだろうね、人間なんてそこからは逃れられないよねって思うし、日常に潜むエロさがいいなあ、この視線で描けるのが素晴らしい。これはただのエロ本かもしれないけど作品としてすげえいい。


 『明日また電話するよ』『夕方のおともだち』『世界最後の日々』の三部は気持ちを濡らせるエロさがいいわ、読んだらエロい話とかっていかに書けるかとか考えてしまう。
 ポップな日常とエロの融合か!なんて素晴らしいじゃないかと。しかしエイが出てきたのはビックリしたけど早めにエイの話は書かないとな。


 スマパンのワンマンじゃなくて両日日本の二バンドが出るライブになるらしい、友人に頼んだので後は振り込むだけ、八月はライブもイベントも行かないつもりだったが、十年振りだから仕方ない。
 で、アジカンのツアーは十月のリキッドもAXも落ちたのにツアーの最後の方の来年の3月の末の国際フォーラムAのチケだけ当選してた。ええとね、来年の三月って八ヶ月以上先だし、そのライブの数日前に29になっちゃいますがな。


Smashing Pumpkins / Mayonaise / live bio part 8


ほとんど本物の愚か者
それに気づけないほどのクール
不運だね
悲しみでいっぱいのポケットをかっぱらって
明日 僕と逃避行しよう
ジューン
なんとかして痛みを和らげようとするけど
なぜか痛みは変わらない
僕らの秘密の行先は誰も知らないから


大切な人には一人残らず心を送り届けてる
愛がすごくやるせなくなった時は
夢を見ればいい
冒険してた頃の売春婦たちが
金切り声をあげるのをよそに
僕は品行方正な方向へと導かれる


そして失敗する
でも できる時はやるつもりさ
時が許せばきっとそうするんだって
分かってくれよ


母さんは僕が失った年月を悲しむけど
全ての月日を取り戻すことはできない
口をつぐんで悪魔祓いだ
君と君の理性を罵らないように
手を離れ 時機を逸して
愛と想いから
すごくワルになれる時もある
言葉と計画とは裏腹なもの
でも やれる時にはやるさ


ほとんど本物の愚か者
それに気づけないほどのクール
そしていつもこう感じるほど年をとった
ずっと年老いて こう感じるんだろうな
約束も悲しみも もういらない
もう 従いもしない
誰か僕の声が聞こえるかい
僕はただ僕でいたいだけ
できるなら きっとそうするよ
時が許せばきっとそうするんだって
分かってくれよ

明日また電話するよ

明日また電話するよ

夕方のおともだち (CUE COMICS)

夕方のおともだち (CUE COMICS)

世界最後の日々

世界最後の日々