Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

シンクロニシティとか、そういうの。

 いつもの土曜日はバイトで「めちゃイケ」を録画するんだけど、昨日は久しぶりに「オーラの泉」を録画、家のデッキはビデオとDVDの録画が同時にできるがDVD録画ブチ壊れたままでHD内蔵する前のディーガの機種だから同時間の番組が録画できなくなってしまった。


 「オーラの泉」のゲストがいしだ壱成くんだったのだ。それは撮るしかないっすってことで。


 僕にとっていしだ壱成さんと安藤政信さんはすごくデカイ存在というかきっかけをくれた俳優さんで、壱成くんとか安藤くんとか普段から呼ぶ時に会った事もないけど呼び捨てできないし、くんかさん付けしてしまう。


 壱成くんは野島伸司脚本「未成年」で主人公・ヒロトを演じた。
 ちなみに「未成年」の冒頭のシーンはハイロウズ(結成当時かな?)の曲(ミサイルマンだったかな)が流れてライブ会場のガードマンのバイトをしているのが壱成くん演じるヒロトで、もちろんステージではヒロトが歌っていた。というリンク、あるいは野島さんの狙いだった。


 「未成年」を見た僕はドラマにハマっていって野島信者になった。以前から野島作品を見ていたけど完全にやられて、過去の作品も見返したりして良い意味でも悪い意味でも人生が変わった。物語というものに完全に惹かれてしまった。


 あの時、ヒロトを壱成くんが演じたから僕は物語に引き込まれたし、他の人ではダメだったと言える。そういう力を壱成くんは持っていた。


 安藤くんの場合は映画で観て佇まいというか目の温度がなんだか他の人と違ってる感じがした。
 だから出てる作品はほぼ観たし、劇場に足を運ぶようになった、邦画が好きになったのは安藤くんが語る邦画についてのインタビューを読んで、邦画ってすごいんだ、おもしろいことしてる人がいっぱいいるって言うから観始めた。


 安藤くんは事務所がデカイ(スターダストプロモーション、安藤くん以後の所属の主演クラスの俳優は彼のことがあったからか山田孝之市原隼人はドラマの主演を定期的にやらされる、定期的に映画の主演もやる)から野島脚本「聖者の行進」で壱成くんと共演したあとにドラマの主演オファーがすごく来て全部蹴って映画しかやらないって言い張って事務者が折れて許した。映画が好きで映画がやりたいってわがままではあるけどそれを実行したことは凄い役者だと思う。
 ドラマに出ればもっと売れて人気も出たのは間違いないけど、主演者だけ半年とか一年前から抑えられて企画も脚本もないに出ろって言われてもやりたくなかったという彼の発言は正しい役者だと思う。


 壱成くんは最近はテレビに出始めてるけど、出てることがファンとしては純粋に嬉しいなあと思う。
 映画復帰作だった「インディアンサマー」とか舞台復帰作「ぶるー・ブルー・バースディ」も観に行ったし、感慨深いものがありますねえ。 「未成年」見たのが13歳、今26歳。時間って経つの早いよなあとか思うけど、あの頃に出会った衝撃に未だに突き動かされてる。


 壱成くんが出てるから「奇妙なサーカス」観て、「気球クラブ、その後」も劇場に行ってとかそれで園子温監督知って他の作品観だしたりして、なんだかシンクロしてた。


 自分が好きなものや人から繋がって何かに出会えるのって嬉しいことだ。


 好きなことや興味ある事に顔出しに行ったりすると絶対に繋がりができてきて、すぐにではないことも多いけど、できる。ですげえシンクロしてるわって思うことが連続的に起こる。そういういい連鎖をもっと起こしたいなあと思うし、時には誰かと誰を結ぶ役割もできればいいなと思う。

 僕は今の所いろんな人に繋げてもらって面白い人とかに会わせてもらえることが多いから人に出会う運はあるんだろう、だからそれが自分にもできるんじゃないかなって前から思ってる、時間はかかるだろうけど。


 話は変わりますが問題です、これは誰でしょう?







 アジカンのボーカル・ゴッチこと後藤さんと思ったあなた!僕も一瞬そう思いましたがこれは、



 加瀬亮さんだ!
 しかも伊坂幸太郎原作「重力ピエロ」に出演する加瀬さんなのです、兄の泉役です、まあ主人公ですな。弟の春は「天然コケッコー」に出てた岡田将生で、ふたりの両親は小日向さんと鈴木京香
 春のストーカーは園子温監督「紀子の食卓」で新人賞取って、映画化される「蛇にピアス」で主演でヌードも披露する吉高由里子。完全に吉高由里子は一気にブレイクするというか認知度も上がるし、注目される女優になっていくね。謎の男として渡部篤郎さんらしい、まあキーマンね。
 監督は窪塚洋介主演「Laundry」の森淳一さんらしいのでかなり優しい話になるのかなと。来年の春公開かあ、まだ夏も始まったばかりなのに。


 伊坂ファンとしてはこれ以上映画化はしないでくれとは思いますけどね、「アヒルと鴨のコインロッカー」はいい映画だったけど、「陽気なギャングは地球を回す」がひどすぎたんだよ、原作ぶち壊しただったから。