Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「ワールド ワールド ワールド」SHIBUYA-AX 5/29

 ASIAN KUNG-FU GENERATIONツアー2008「ワールド ワールド ワールド」SHIBUYA-AX二日目、雨は止まずにしとしとと。


 ライブの相方・アオケンとカフェでダベり近況報告とかそんなことを2時間ばかし話、前にあったのはsyrup16g解散ライブだったので3ヶ月ぶり。
 僕も音楽のライブは3月末のコーネリアス以来だった。


 ニューアルバムのツアーなのでもちろん主としてはそこからの編成になるわけだが、もちろん1st〜3rdのアルバムからも。
 僕の一番好きなアジカンの曲は「ブラックアウト」でしたがやらず・・・、僕が勝手にくるりで言う所の「すけべな女の子」だと思ってる「Re:Re:」もせず・・・、2曲目「アフターダーク」の最初の部分でイントロだけして期待させといてやらんのかいみたいなのはあったが。まあそれは仕方ない。


 あんなに「センスレス」って人気があった曲かというぐらいに盛り上がり、1stの1曲目「フラッシュバック」2ndの一曲目「振動覚」を聴き改めてアルバムの1曲目の重要さを感じた。
 アルバムの1曲目からこういうバンドなんだって意識的な音を持ってこないとリスナーは試聴機にヘッドフォンを戻してしまう。


 大型CDショップができて試聴機で聴いて買う様になると最初の3曲目でリスナーの心を掴まないと売れないためにアルバムの作り方も以前とは変わったらしいが、1曲目がいいと買おうと思うし、何度も聴くと自然にその曲を多く聴くわけだから耳に残るんだろうな。


 「君という花」はやっぱり祭状態になるわけで。この曲があったからこそアジカンは一気にいったんじゃないかなあと思ってるけど。
 1stが出るぐらいに深夜にCMか何かでこの曲が流れてるのを聴いて、買いに行こと思って買ってからアジカンを聴いているので、この曲が僕のアジカンへの原風景でもあるし。ライブの時の「ラッセーラッセー」の掛け声はやっぱり言ってしまうものな。


 年齢的なこと、要するに体力がなくて次の日のこととか考えて暴れない様になってきてたり、音を冷静に聴こうとしたりとライブでの在り方もちょっと変わって来たなあとは思う。
 俄然暴れるバンドが一組だけありますがあれは次の日のこととか後先考えない例外中の例外であって。
 年を取ったなと思うのは大学生ぐらいの子が踊りまくって暴れているのを冷静に見てしまう自分を認識してしまう時。


 今日は最初の方に違和感があったのは、音が合ってないような気がしたんだけど合ってないんじゃなくて本来なら各楽器の音が合わさる所が音が広がりすぎてたような気がした。カチッとハマる時に少し浮ついてるというかボーカルとリズムが混ざり合いがカチッといってなかったように少し不透明な感じを受けた、まあすぐに違和感は消えていったけど。気のせいか僕の内面と音がシンクロできずにズレていたのかはわからないが。


 ニューアルバムは「ワールド ワールド ワールド」とつけるように内側にこもっていたものを解き放って世界に出ていけという前向きなもので、そのために3rd収録の意味合い的には真逆を行く歌詞の「桜草」などもいれていたんだろう。
 アンコールで「フラッシュバック」「未来の破片」「羅針盤」を畳み掛ける様にやって一気に加速して盛り上がって「ワールド ワールド ワールド」のラストの一曲「新しい世界」へ繋がる所はさすが圧巻というかこのバンドがいろんな経験から得た逞しさだと思う、伝えていくことに前向きに精力的である意識がはっきりしてると思う。


 「24時」をやってくれてよかったな、「月光」も好きだけど前のツアー「Project Beef」で聴いたからいいか。


 「アフターダーク」を聴くと動いていこうと思える、さあ前を見て歩き出せと言われているような気がしてきて。

 
 帰りにいつものようにはなまるうどんで食した後にタワレコに寄って邦楽コーナーに行くとsyrup16gのラストライブのDVDがけっこう置かれていた。店内にもシロップの曲が流れててなんとも言えない気持ちになった。


 試聴機で以前から気にしてたけど一回も聴いた事なかった「凛として時雨」のシングルを聴いてみた。おお、これは鋭く突き刺さってくるし男女ボーカルもカッコいい、とりあえずシングル買ってみた。
 ライブあったら行こうかなと思ったら31日にはワンマンのライブあったけどスタジオコーストがソールドアウトですか、すごいなこのバンド。めちゃめちゃ人気あるじゃん、すでに。
 もっと早くから聴いとけばよかった、アルバムはツタヤで借りようと家の近所のとこ帰りに寄ったらレンタルもしてねえしならば買うしかないかと思って探したら売ってもなかった、う・・・気になる。
 

凛として時雨 - Telecastic fake show

ワールド ワールド ワールド

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